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ゴードン博士の『親業』で出会う博士の言葉

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ゴードン博士の『親業』の本から私が1人の親として、またこのメソッドを伝えるインストラクターとして気づきや感動をもらった文章をシリーズで投稿しているnoteをマガジンにまとめました。
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#子育て

夏休みのママのイライラ解消の参考に

夏休みのママのイライラ解消の参考に

毎日暑いですね!
夏休みでお子さんがお家にいると、お母さんは食事の支度、宿題の進捗、プールや海へのお出かけ、塾の送り迎えなどなど、大忙しですよね。
イライラが爆発という方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんな時、ゴードン博士の「親業」の子どもへの接し方を参考にしていただければと思います。

以前に【ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉】という記事を26投稿したものをを「マガジン」としてまと

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26 「親の価値観」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

26 「親の価値観」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介しています。

親が子供に人権があることを忘れてしまう1つの理由は、親が子供を所有するという、広くゆきわった考え方や態度にある。そして親がその所有物の子供をこねまわし、形をつくり、信条を教え込み、修正

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25 「子どもの価値観」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

25 「子どもの価値観」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介しています。

親は子供が大事にしている価値観や心情を変えさせようと口論し、熱弁をふるって、結局子供から親業をクビにされてしまう。若者は、自分の基本的人権が拒否されたと感じたときに、親を解雇する。

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24 「6段階の話し合い」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

24 「6段階の話し合い」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介しています。

勝負なし法には、実際には六つの段階があり、この順序に従うとうまくいく可能性が高い。
1 何についての対立かをはっきりさせる。

2 いろいろな解決案を出してみる。

3 出てきた解決案

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23 「第3法 勝負なし法」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

23 「第3法 勝負なし法」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介しています。

第3の方法とは対立解くためのいわば「勝負なし」法で、だれも敗北者にならないやり方である。親業訓練ではこれを第3法と呼んでいる。(第9章 P174)

第3法とは、簡単に言えばどんなもの

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22 「親の権威?権力?」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

22 「親の権威?権力?」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介しています。

親は権威を持って子供を扱うべきであると言う考え方が現在まで頑固に信じられてきたために、親が子供を育てる方法やおとなが子供を扱う方法が、何世紀もの間、改革、改善されずにきてしまった。なぜ

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21「第1法 勝負ありの解決」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

21「第1法 勝負ありの解決」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介しています。

対立を解くのに第一法に頼る親は、勝利を得るために知らぬ間に高い代償を支払うことになる。第一法のもたらす影響は、ちょっと考えればわかるだろう。子供が解決策を実行しようとする自発的な動機づ

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20 「対立、葛藤は必ずしも悪くない」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

20 「対立、葛藤は必ずしも悪くない」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介しています。

ニ人の人、ニつのグループが共存すれば、対立の起こるほうが当然である。人は一人一人違い、違った考え方を押し、異なった欲求、欲望を持つのだから。
したがって、対立葛藤は必ずしも悪いものでは

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19 「欲求の対立」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

19 「欲求の対立」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介しています。

「わたしメッセージ」を使ううえであらゆる親が直面する1つの問題は、自分の行動が親にどんな影響を与えたかを理解した後でも、子供がその行動を変えようとしない時である。非常に明瞭な「わたしメ

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18 「怒りは二次感情」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

18 「怒りは二次感情」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介しています。

自分の感情の率直な表現、という親業訓練での話を聞いて、自分の怒りの感情を子供にぶつけてよい、と言うお墨つきをもらったかのように解釈する親がいるので、私は親子関係での「怒り」について考え

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17 「肯定的なわたしメッセージ」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

17 「肯定的なわたしメッセージ」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介しています。

多くの親がはじめにおかしやすい過ちを彼もしていたーー悪口を告げるメッセージに「・・・と私は思う」をくっつけて、仮面をかぶせて「あなたメッセージ」を送ったのだ。

訓練を受けたばかりの親

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16 「わたしメッセージ」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

16 「わたしメッセージ」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介しています。

「イターイ!あーあ、痛かったー蹴られるのはイヤだなあ」「悪い子ね。そんなふうに人のことを蹴ったらダメじゃないの」
はじめのメッセージは、単に子供が蹴るとあなたがどう感じるかを述べただけ

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15 「効果のないコミュニケーション」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

15 「効果のないコミュニケーション」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介しています。

父親・母親業をするには、親の欲求の満足を妨げるような子供の行動を取り扱う、うまい方法が必要である。結局、親も自分の欲求をもっていて、生きるべき自分の人生と生活をもち、生きることから喜び

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14 「問題解決のプロセス」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

14 「問題解決のプロセス」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介しています。

能動的な聞き方は、子供が自分で何が問題かを見つけ出し、自分の内部で問題解決のプロセスを開始するのを助ける手段を、親が手にしたことと同じである。「疑問形での隠れた感情のメッセージ」に直接

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