子ども時代2.0サポーター@4月から親子で国内留学中

元教員、海外勤務、現在起業家の視点から考える、幸せな子ども時代とは。

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最近の記事

親子国内留学ー10月の気づき

2022年4月より親子国内留学中。 子どもの成長とともに、自分の生活のなかでの気づきを綴っています。 自己完結できる便利すぎる環境は、人からコミュニケーションを奪う。 本来人間が必要なコミュニケーションまで。 そして、コミュニケーションのない生活は、たのしみがない。 最近そんなことを強く思うようになりました。 車でもなんでも一人一台のように、一人ずつが十分な量のツールやリソースをもっていると、全てが自然に自己完結できるようになり「人に頼る」という能力が私たちから消えて

    • 親子国内留学ー最後の1週間での気づきー

      2022年4月から始まった親子での国内留学も、残り1週間となった。今の心境を忘れないように綴っておきたい。 旅立ちが近づくにつれ、身辺整理が目に見えて忙しくなった。 それはまるで、別れの寂しさに気づかせないようにさせるかのように。 カレンダーでカウントダウンを始めても、子どとあと何日だねと話しても全く実感の湧かなかったこの気持ちは、地域の皆さんが催してくれた送別会をきっかけにもう止まらなくなった。 別れを惜しんで、私たちのために泣いてくれる人がここにはいる。こんなにも深

      • 親子国内留学ー最終月の気づきー

        2022年4月から1年間の親子での国内留学の記録。 年が明けてからは、飛ぶように月日が流れていった。 いろんな方から「寂しくなるね」「もっといればいいのに」と言っていただいたり、地域の高齢の方からは「せっかく慣れてきた頃にいなくなってしまうから」とお声をいただき、申し訳ないような複雑な気持ちにもなった。 期間限定だからと突っ走って、やりたいこと全部やろうと自分たちは意気込んで過ごしてきたけれど、ここに落ち着いて居をすえる特に高齢の方々にとっては、私たちのような存在は、いた

        • 親子国内留学ー12月の気づき

          2022年4月より国内親子留学中。 年末に入り、とうとう学校から手紙がきた。 全校生徒あてだと思われるが、来年度継続して在籍するか転校するかの予定を問う手紙。小規模校だけに、来年度の学級・教員配置のために年内から準備を進めたいようだ。 たくさん考えて、葛藤を経て、来年度の継続はしないことを決めた。娘は残りたいと言った。私も娘の気持ちを叶えたい思った。ここでの親子での暮らしにも慣れて快適になり継続もありだと思った。先生達からも「来年もいてほしい」とラブコールをもらい、心のな

          親子国内留学ー9月の気づき(学校編)

          2022年4月より、親子で国内留学中の私たちの記録。 9月は運動会。 小規模校での運動会は、早朝6時の花火で始まる! 地域の運動会を兼ねているということで、参加されるおじいさんやおばあさんたちに開催決行を知らせるための花火。先生と父親達は5時から待機しているそう。 外に出て耳を澄ませて6時になるのを待っていると、ドーンと聞こえてきた。あちこちの学校の花火のドーンという響きが連なって聞こえてくる。いやが応でも気分が盛り上がる! 今年も縮小して午前中開催のみ。それでも規模

          親子国内留学ー9月の気づき(学校編)

          親子国内留学ー8月の気づき(学校編)

          2022年4月より、親子で国内の過疎地に山村留学中の私たちの生活・小規模校での学びの記録を綴っています。 夏休み真っ最中の8月。 学校らしいことは特になかったけれど、先生は常駐しているようで、自習用に図書館が開講されたりと、身近な存在であることに変わりなかった8月の学校。 校庭には門もなく、いつも解放されている田舎の学校。 近くに公園のない子どもたちにとっては格好の遊び場で、涼しい時間帯を狙って遊具で遊んだり、ボールを持って行って遊んだりしていました。遊んでいると先生が出

          親子国内留学ー8月の気づき(学校編)

          親子国内留学ー9月の気づき(生活編)

          私たちの親子留学も半分が経過した。 期間限定の、この特別な時間。 常に意識して毎日を大切に過ごすよう努めてきた。 やりたいことや気になったことは、億劫がらずにすぐにやるようにしてきた。ちょっとした出会いも、次につながるように自分から連絡先をきき自分の殻をやぶって積極的に動いてきた。多少の出費も、得られる価値を子どもの経験への投資として考えて判断するようにしてきた。 来年はもうない。 いつかやろうのマインドでは後の祭りになってしまうことに危機感をもっているくらいで、人生

          親子国内留学ー9月の気づき(生活編)

          親子国内留学ー8月の気づき(生活編)

          2022年4月より親子国内留学中。娘の変化と成長。親としての気づきをまとめています。 田舎での夏休みは非常に充実したものでした! 感染症の心配はまだ聞かれますが、なにぶんにも人口密度の低い田舎(笑) 例年よりは少ないそうですが、町内夏祭り、花火、屋台、ステージでのコンサートやダンスなど人が集まるイベントもしっかりと行われていました。屋台で食べ歩きなんて、本当に何年ぶりだろうと思いました。 感染症前ならもっと色々楽しめたのかなぁ・・・という妄想もふとよぎりますが、冷静に

          親子国内留学ー8月の気づき(生活編)

          親子国内留学ー7月の気づき(生活編)

          2022年4月より親子で国内・山村留学中。娘の成長・親の気持ち。行ってよかったのかどうだったのか、のリアルな経験談をまとめています。 そろそろこちらに来て4ヶ月が経ちました。 想像した以上にこちらの生活に馴染んでいる自分がいます。コンビニや娯楽がなくても一切不自由がないし、車で15分のところにあるスーパーにも週に1回程度行けば十分に事足りる生活をしています。 新しい服を買うこともなく、外食することもなく、出かける先といえばおにぎりやおやつをもって海や自然。色々もっていっ

          親子国内留学ー7月の気づき(生活編)

          親子国内留学ー7月の気づき(学校編)

          2022年4月より親子で国内・山村留学中。娘の成長・親の気持ち。行ってよかったのかどうだったのか、のリアルな経験談をまとめています。 1学期が終わりました。通知表の評価は、以前のマンモス校の時と比べて相対的によくなっていました。絶対評価といっても、やはりそこは小規模校の先生なりに影響されている部分があって甘めなんだろうなと思います。 私は、通知表は学校という枠のなかでの一つの評価に過ぎないと考えています。気にはなりますが特に子供の前では大きな関心やこれが絶対という態度を敢

          親子国内留学ー7月の気づき(学校編)

          親子国内留学ー6月の気づき(生活編)

          2022年4月より親子で国内留学中。 初めての田舎暮らしでの発見を綴ります。 3ヶ月も経つと生活にほぼ違和感は感じなくなり、地元のことを思い出したり比較することも少なくなった。娘の交友関係もこちらの友達が中心となり、以前の学校の友達からLINEがくる頻度もぐっと減った。あんなに夏休みに会いに行くね、と言っていた皆んなからも音沙汰がない。まぁ、3ヶ月というのは記憶や習慣が塗り替えられるのに、自然と要する時間なのかもしれない。 新天地へ飛び込むにあたり、あんなに不安だったり怖

          親子国内留学ー6月の気づき(生活編)

          親子国内留学ー6月の気づき(学校編)ー

          2022年4月より親子で国内留学しています 国内留学のリアルと小5の娘の成長記録を綴ります。 6月の学校での一番大きな出来事は、水泳の授業でした。 うちの子はもともと地元のスイミングクラブで1年くらい習っていたので、泳ぐことは問題なくできました。習い始めたタイミングがゴールデンエイジの時期とマッチしたのが良かったのか、なんなく1年で4泳法をマスターすることができました。これは一番コスパの良い習い事だなぁと今でも思います。 親子留学でびっくりしたのは、こちらの子どもたちは

          親子国内留学ー6月の気づき(学校編)ー

          親子国内留学ー5月の気づき(生活編)

          2022年4月から、母娘の2人で国内留学を実践している私たちの記録。 40代になって、初めての田舎暮らし。 田舎にきて2ヶ月が過ぎ、想像とは少し違うことに気づき始めた。 田舎や地方移住は、なんとなく『ナチュラル』で『健康』になイメージが強かったが、必ずしもそうではないんだなぁと。 というか、都会よりも不健康で地球にやさしくないことも沢山あるようだ。 例えば 自治体のリサイクルの分別が大雑把で、新聞紙の再利用もなく燃えるゴミで捨てる現状には非常に驚いた。 「農薬フェ

          親子国内留学ー5月の気づき(生活編)

          親子国内留学ー5月の気づき(学校編)

          2022年4月より、自宅から1700キロも離れたとある場所で親子国内留学をスタートさせ、娘は市街地のマンモス校から全校生徒20人にも満たない超小規模校・複式学級へ転入した。 留学後の変化や成長、学校の様子など、今都会にいて国内留学を検討している方への一つの参考例となれば嬉しい。 2ヶ月が過ぎ、良い変化だと思われる効果が出てきた。 それは、まず挨拶ができるようになったこと。高学年にもなって今更恥ずかしいが、前の学校では地域の方がボランティアで見守りしてくれていても、向こう

          親子国内留学ー5月の気づき(学校編)

          親子国内留学ー不便が生むコミュニケーションとはー

          2022年4月より、都会から田舎へ親子で国内留学をしています。 ここに来てそろそろ2ヶ月。 住みなれた場所を離れ、色々な不便を感じてきました。 ざっと挙げるだけでも ー友達がいない ーどこに何が売っているか分からない、つまり土地勘がない ー頼れる親が近くにいない ーネット情報が少ない などなど でもこれが直にデメリットかと言われると、そうとも言い切れないと思っています。 それは、「不便こそがコミュニケーションを生む」という事に気がついたからです。 友達がいなくてつ

          親子国内留学ー不便が生むコミュニケーションとはー

          親子国内留学ー4月の気づき(生活編)

          親子で国内留学をはじめて1ヶ月が経過しました。 娘は地元の超小規模校へ通っていますが、そこでの気づきは学校編でまとめました。ここでは、生活していく上で気づいたことをまとめます。 生活編国内留学の場合、山村留学など役場のシステムを利用してくることが多いと思います。それはそれで、新天地に着いた瞬間から私たち親子のことを迎えてくれる人や案内してくれる人たちがいて、とても安心感のあるスタートを得られるという利点があります。しかし同時に、このシステムを使っているということは少なからず

          親子国内留学ー4月の気づき(生活編)