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親子国内留学ー7月の気づき(生活編)

2022年4月より親子で国内・山村留学中。娘の成長・親の気持ち。行ってよかったのかどうだったのか、のリアルな経験談をまとめています。

そろそろこちらに来て4ヶ月が経ちました。

想像した以上にこちらの生活に馴染んでいる自分がいます。コンビニや娯楽がなくても一切不自由がないし、車で15分のところにあるスーパーにも週に1回程度行けば十分に事足りる生活をしています。

新しい服を買うこともなく、外食することもなく、出かける先といえばおにぎりやおやつをもって海や自然。色々もっていった化粧品も、今では日焼け止め程度ですっかり使わなくなってしまいました。

それでもすごく充実していて、以前の生活よりも幸せを感じる瞬間が多いです。最近は近所の農家さんのお手伝いをさせてもらうようになり、一人で自然のなかで没頭して作業できる時間が癒しになっています。

近所のご老人は名前を暗記し、見かけたら必ず名前を呼んで挨拶をして、短くても世間話をすることを心がけています。自分が楽しいのはもちろんですが、田舎ではこの世間話のなかに有益な情報が隠れていることを肌身で学びました。相手によっては沢山話したい!という方もいて時間をとられることもあるけど、時に質問したりしながら良い聞き役になることは、田舎では重要なサバイバル術だと思います。人懐こいタイプは好かれるとよく分かりました。

広くて青い空と生命力のみなぎる木々に囲まれて、私も娘も心が解放されていることを感じます。今はテレビのない生活をしていますが、外出中にふとテレビのニュースで流れた街中の様子を目にすると、私もあんなアスファルトだらけの場所にいたんだとハッとします。もう戻れないんじゃないか、来年度はどうしようといった先を案じる気持ちも湧いてきます。

母娘だけ、という家族としては不自然な、期間限定での体験は、世界を広げてくれ、新しい幸せの形を見せてくれているけれど、あくまで「借り物」。

家族みんなが幸せでいられるためにはどうしたらいいのか、すこしずつ未来の可能性を探っていきたいと感じた7月です。


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