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親子国内留学ー8月の気づき(生活編)

2022年4月より親子国内留学中。娘の変化と成長。親としての気づきをまとめています。

田舎での夏休みは非常に充実したものでした!

感染症の心配はまだ聞かれますが、なにぶんにも人口密度の低い田舎(笑)

例年よりは少ないそうですが、町内夏祭り、花火、屋台、ステージでのコンサートやダンスなど人が集まるイベントもしっかりと行われていました。屋台で食べ歩きなんて、本当に何年ぶりだろうと思いました。

感染症前ならもっと色々楽しめたのかなぁ・・・という妄想もふとよぎりますが、冷静に考えるとこれぐらいで都会っ子には丁度よいようにも思います。

これまでは地域のつながりもかなり密で、新年会、忘年会、歓送迎会、敬老会、〇〇祭り、反省会などなどあらゆることを公民館で集まってやっていたそうです。食事して、呑んで、カラオケして!の濃い交流。PTAなどの学校関係も先生を交えての濃い〇〇会の連続。行かないと付き合いが悪い・・・なんてこともあったのかもしれません。

そう思うと、団体行動がもともとあまり好きではない私たち親子には、付き合いたい人やタイミングを自分で選べるというのは、田舎にいながらもありがたい環境なんだと思います。

夏休み中は、近隣の観光地へ旅行へ行ったり、海で日が暮れるまで遊んだり、毎日かき氷を食べたり、地元の友達が訪ねてきたり、父親が会いにきたり、色々とやっているうちにあっという間に過ぎていきました。

思い返せば、いくら田舎の良い環境にいても、学校のある期間は大きく生活の違いや恩恵感じることは難しかったです。

でも休みになってからは、このどこへ行っても渋滞していない、人が全然いない、並ぶことなど一切ない、すごい絶景がだいたい貸切、お金を使わなくても自然のなかで目一杯子供は喜んで楽しめる、というのを初めて心から経験して新鮮すぎて感動しました。

テレビのない家で、子どもはつまらないと愚痴ることは一度もなく終わりのない自由な時間を自然のなかで謳歌。その解放された魂は、見ていて本当に清々しいものがありました。人のいない海ではハダカで泳ぐという秘密の楽しみの虜にもなっていました(笑)

ないって素晴らしいと思いました。あるから、行けるから、「欲しい」「行きたい」「やりたい」「食べたい」など欲が生まれますが、存在しない以上、その煩悩さえ生まれる余地がありません!「〇〇ちゃんは・・・」なんてこともない!だってテーマパークも、ショッピングセンターも、アップルストアもミスドもコンビニも何もないんだもの!

軽快なほどにシンプルなこの定義に気づいた時、田舎で生きることがどうして現代人にとって魅力的であったり、幸せにつながると感じる人が多いのかわかったような気がしました。

さらに言えば、皮肉にも感染症がもたらした新しい人付き合いの形が、私たちのような新参者をも居心地よく受け入れてくれる土壌へと、田舎を進化させている過渡期なのかもしれません。

引き続き、感性を研ぎ澄まして田舎暮らしを考察していきます!



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