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親子国内留学ー6月の気づき(生活編)

2022年4月より親子で国内留学中。
初めての田舎暮らしでの発見を綴ります。

3ヶ月も経つと生活にほぼ違和感は感じなくなり、地元のことを思い出したり比較することも少なくなった。娘の交友関係もこちらの友達が中心となり、以前の学校の友達からLINEがくる頻度もぐっと減った。あんなに夏休みに会いに行くね、と言っていた皆んなからも音沙汰がない。まぁ、3ヶ月というのは記憶や習慣が塗り替えられるのに、自然と要する時間なのかもしれない。

新天地へ飛び込むにあたり、あんなに不安だったり怖かった気持ちが今思えば何だったんだろうと思う。

田舎といってもここは日本だし、日本語が通じるし、勝手は一緒。想像していたよりもずっと大変じゃない!!人間関係だって、普通にあいさつができて、ちょっと世間話ができる位のコミュニケーション力があれば何のの問題もない。都会と一緒でおしゃべり好きな人、お節介なタイプの人もいれば、関わりを持ちたがらない地元の人もいる。最低限、親も子も顔を合わせた人には気持ちよくこちらから挨拶することを徹底していれば、そうそう変なことにはなりそうにない。ただ積極的に地元コミュニティのなかに入っていくことで、確かに畑を無料で貸してもらえたり、ちょっとした有益な情報が手に入ったりはするので、自分から心を開いてなかに入っていくことが、結局は一番自分のためになるということがよく分かってきた。

ご近所からお野菜などいただくことも多い。でもこれも気づいたのだが、もらっているだけだとすぐに途絶える。もらって、何かお返ししての相互の交流があったり、自分から顔を出したりなどのきっかけがあると長く続くようだ。

鍵もあけっぱなしのこの生活では、置き配なんてものはなくて、何でも玄関に届いている。当初、郵便ポストがないことを心配していた自分が野暮に思える。手紙も新聞も、全部配達員さんが玄関を開けて置いておいてくれる。在宅中でも不在の時でも。最初こそ違和感があったが、今ではこれにすっかり慣れた。

信頼とか信用があるコミュニティは、各々の運用コストが低いということに気づいた。皆んな顔なじみの古き良き昭和の暮らし、それぞれが小さな共同体で助け合って暮らしていた古き時代はこんな風だったのかもしれない。

農機具もみんな地域の共同の持ち物。連絡事項は、区長さんが町内放送で逐一連絡。地域の奉仕活動時には、手作りおやつを頂いての休憩があったり。いろんな事が、日本人らしい真面目さや他人への配慮などをもとに、過不足のない形で成り立っている様はとても興味深い。

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