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親子国内留学ー8月の気づき(学校編)

2022年4月より、親子で国内の過疎地に山村留学中の私たちの生活・小規模校での学びの記録を綴っています。

夏休み真っ最中の8月。
学校らしいことは特になかったけれど、先生は常駐しているようで、自習用に図書館が開講されたりと、身近な存在であることに変わりなかった8月の学校。

校庭には門もなく、いつも解放されている田舎の学校。
近くに公園のない子どもたちにとっては格好の遊び場で、涼しい時間帯を狙って遊具で遊んだり、ボールを持って行って遊んだりしていました。遊んでいると先生が出てきて声をかけてくれたり、お菓子を頂くこともあり、本当に全てがのんびり。

夏休み中の我が子にとっての一大イベントは水泳大会でした。
学校対抗で、高学年のみですがタイムを競い合い、リレーに参加したりと大いに盛り上がりました。ここでも少人数学校の子供達は全員が主役。普通なら選抜で出場する選手を選ぶような行事でも、人数が少ないから全員参加。

能力だけでは選抜選手には及ばないけれど、勝ち負けだけではなくて自己ベストに挑戦するという視点で先生たちがとても熱心に指導してくれ、結果どの子も自分の限界に挑戦し、とても眩しかったです。

ここで我が子は町の新記録を更新するという快挙を!地元でスイミングに通っていた甲斐がありました。大会の最後にみんなの前で表彰されメダルを受け取る姿は、今まで日の目を浴びることの少なかった我が子にとって大きな自信となったようです。

先生や周りの保護者もとても喜んでくれ、後々もすごかったねとたくさん褒めてくれました。「今年は〇〇さんがいてくれたから、みんなの見本になって、全員の泳力があがりました」と校長先生にもお声掛けいただきました。

街からふらっと期間限定でやってきて親切にしてもらうばかりで恐縮する気持ちもあったので、今回のような山村留学生が地元の子にとっても良い刺激になれているというのは、本当に嬉しいことだしwin-winの理想的な学びの形だと思いました。

うちの両親は最初山村留学に良いイメージがなく、あの問題のある子がいくやつでしょう?と言っていました。実際にそういう利用方法もあると思います。もしかしたら、里親タイプの留学はその要素が強いのかもしれません。

でも今少しずつ全国で始まっている親子での国内留学は、親の方も覚悟を決め、教育に熱心な家庭が多いように感じます。親が教員という家庭も多いです。小規模校では親のPTA参加も街中以上に強力に求められますので、そういった教育に関心の強い家庭はとても向いていると感じます。


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