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親子国内留学ー4月の気づき(生活編)

親子で国内留学をはじめて1ヶ月が経過しました。
娘は地元の超小規模校へ通っていますが、そこでの気づきは学校編でまとめました。ここでは、生活していく上で気づいたことをまとめます。

生活編

国内留学の場合、山村留学など役場のシステムを利用してくることが多いと思います。それはそれで、新天地に着いた瞬間から私たち親子のことを迎えてくれる人や案内してくれる人たちがいて、とても安心感のあるスタートを得られるという利点があります。しかし同時に、このシステムを使っているということは少なからず補助金など役場から優遇を受けている立場でもあります。そうすると、ここで出てくるのが『挨拶まわり』という任務です。

役場関係、教育長、教育課から始まり、学校関係、ご近所関係、町内の権力者の方々などなど、それはそれは頭を下げてまわる数が多いです。もちろん子どもありきの制度なので、子ども自身もたくさんご挨拶、つまりはお礼や感謝を示すように期待されていると感じる場がこの1ヶ月で数多くありました。ここが非常に日本的だと私は思いましたが、このシステムを使って地元の方の恩義を受けて来ている時点で、自然と暗黙の序列関係のなかに組み込まれていくような気持ちになりました。要するに、若干の窮屈さを感じたわけです・・・。

田舎では人間関係が濃密で大変、というのはこういうことかと身を以て感じました。うまく馴染んでやっていくためには、へりくだったり、相手に合わせたり、お世辞を言ったり、そういう日本的コミュニケーション術が重要だと感じました。

また田舎暮らしというと、伝統や文化なども色濃く残っているイメージを持っていましたが、そこも少々認識不足でした。そもそも学校の存続が危ぶまれる程の集落では、後期高齢者の方が地元民のほとんどであって、よほど意図的な集落でない限り行事などはもう継続されていない様子。ご時世的なこともあるのかもしれませんが。ご近所さんを見かけることもあまりなく、見かけたとしてもリハビリセンターやデイサービスの送迎時・・・。

慣れて来て、若干ホームシック的な気持ちも自分のなかにあるのかもしれませんが、どれもこれも実際にきて自分の身で経験しないとわからなかったことのなので、今後も自分の感覚を大事に、気づいたことを少しずつ記録していきたいです。



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