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②イミテーションゲーム【人工知能の父が戦争を勝利に導く!】

 人工知能の父と呼ばれるイギリスの天才数学者、アラン・チューリングが主人公の物語。
 第二次世界大戦で、ナチスドイツの世界一難解な暗号と呼ばれるエニグマコードを人工知能を使って解読し、イギリスを勝利に導く話!

 いまChatGPTや自動運転車、IoT家具など、様々なものに人工知能、AIが使われてますよね!
 その人工知能の最初の開発者の困難や葛藤が描かれています!
 では、さっそく紹介していきましょう!

【難解なドイツの暗号解読に挑む】


第二次世界大戦は、
▽連合国(アメリカやイギリス)と、
▽枢軸国(日本やドイツ) に分かれて行われました。

ヨーロッパでは、ドイツが優勢に戦いを進めます。戦争中は、多くの国が無線で作戦を現場の兵士に伝えていましたが、相手に内容を知られないよう暗号を使っていました。

ドイツは「エニグマコード」と呼ばれる、とても複雑な暗号を使っており、解読不可能と言われていました。
その暗号解読に挑んだのが、イギリスの天才数学者、アランチューリングでした。

【『ある言葉』を糸口に急展開】

イギリスは極秘の国家プロジェクトとして、チューリングを含むメンバーで、解読チームを作ります。

が、解読は行き詰まり、メンバー間の関係は悪化。さらに他国のスパイが紛れているなど、多数の困難に遭います。

しかし、チューリングはドイツ軍が毎日使う「ある言葉」をきっかけに解読の糸口をつかみます。そして、チューリングはエニグマコードを解読。連合国を勝利に導きます。

【非業の死を遂げる主人公】

母国を勝利に導いたチューリング。しかし、作戦は極秘裏に行われていたため、国民から賞賛を浴びることはありませんでした。

戦後、彼は「ある罪」で警察に逮捕されます。チューリングは同性愛者でしたが、当時、同性愛は法律で禁じられ、処罰の対象でした。

理不尽な取り調べや「治療」を受け、チューリングは非業の死を遂げます。

【私は犯罪者か、それとも英雄か】---。


同性愛が「罪」に問われた時代。警察での取り調べで、世間や自分に問いかけるように語るセリフが胸に迫ります。

現代では、ChatGPTや自動車、家電など、色んなものに人工知能が使われています。
その人工知能の最初の装置や、同性愛が理由で非業の死を遂げた英雄の悲哀など、現代に生きる私たちが学べるテーマが詰まった作品になっています。

ぜひご覧下さい!


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