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はじめての白髪の原因を科学的に分析してみた

ウワサには聞いていた。

40代にもなればあたりまえのように、白い髪の毛が生えてくる。

「わたしなんか、白髪染めしないとまっしろだよ」

同級生3人とごはんをした時に言われ、驚愕した。

えーー。まじですか。

老化って、いつも同級生との世間話からやってくる。

もはや白髪はあたりまえ。びっくりしちゃいけない。

だから、覚悟はしていた。…はずだった。


生まれてはじめて白髪と出会った日


出会いは突然。

会社のトイレで髪を整えている時だった。

(あれ?なんか今光った。)

実はわたし、小さい時から髪の毛の色素がちょっと薄く、たまに金髪がある。また、金髪かなと思い、地肌を掘り起こしたら、違った。

ちょっと色素が薄いとか、ちょっと光ってるとかいうレベルじゃない。

本当にプラスチックみたいに、透明感ゼロのまっしろな毛が1本。

(え?えええ???)

周りの毛と比べて、ちょっと細くて短いその「白髪第1号」は、人間だったら「もやしっ子」と呼ばれちゃいそうなぐらい体力がなさそうに見えた。

(これがウワサの「白髪」ってやつか…。)

ふつうにショック。

ショックを受けてる自分にもショック。

***

長さはおおよそ6センチ。

ひょろひょろしてて、他の毛よりも細い。

ぴかぴかしてなくて、マットなカラー。マットとは言っても、陶器というよりプラスチック。

昔飼っていたウサギのひげみたい。そんなにぴんぴんしてないけど。

でも、よく考えて。1か月に大体2センチぐらい伸びるとしたら、3か月前から色素がなかったことになる。

幸いなことに、周りの毛は真っ黒で、白髪はこの1本だけ。

3か月の間、ぜんぜん気がつかなかったなんてことあるだろうか。

ちょっとわかる気がするのは、最近やっと仕事が落ち着いてきて、どうにか普通の生活が送れるようになってきた。

3か月前と言えば…仕事がめちゃくちゃで、わかりやすいぐらいメンタルがヤバかった時だ…。

ストレス白髪と老化白髪の境界線


正直、白髪の正確な原因なんて、わかりようがない。

白髪は語らない。

でも、3か月前はちょうどめちゃくちゃにヤバかった。

自律神経が乱れがちなわたしは、ストレスがたまると交感神経が優位になりすぎる。

筋肉が硬直し、肩こりがひどくなったり、声が出にくくなったり、首が動かなくなったりする。

若い時はこの症状が特にひどく、その度に病院に行って、筋肉の硬直を弱める薬をもらっていたが、最近は自分の体質に慣れたのもあって、よっぽどでない限りは病院にはいかなくなった。

だから、交感神経が優位になりやすい体質であることはわかってる。

ちょうどその症状が出ていた時期と白髪がひょっこり顔を出したであろう時期が、スパッとキレイに一致するのだ。

明らかにあやしい。

この白髪、犯人は老化じゃない。(と思いたい)

***

アメリカのハーバード大学が2020年に発表した論文によると、白髪とストレスの関係は以下のとおり。

・ストレスがメラノサイト幹細胞を減少させ、白髪を招く
・免疫細胞や副腎のストレスホルモンとは無関係である
メラノサイト幹細胞の減少は、交感神経の活性化によって生じている

参考:Natureオンライン版

ほら!!!

やっぱり交感神経じゃん!!!

さらにアメリカのコロンビア大学の研究によれば、通常は一度白くなるとその毛根から出てくる毛はずっと白いまま。

でも、ストレスが原因の場合、途中から元に戻る可能性があるというのだ。

・ある提供者がストレスの増加を報告すると、髪の毛の色素が失われた
・さらに提供者がストレスの減少を報告すると、同じ髪の毛の色素が戻った

引用:Quantitative mapping of human hair greying and reversal in relation to life stress

てことは、だ。

この白髪、戻せるんじゃないだろうか。(と思いたい)

コロンビア大学さんが言うんだから、間違いない。(と思いたい)

ストレス白髪を黒髪に戻すためにできること


決めた。

わたしは、戦う。

このストレス白髪、黒髪に戻すのだ。

やるべきことはシンプルで、自律神経の乱れを減らせばいい。

自律神経の乱れを正常化するために、わたしがやることは別に目新しいことじゃない。忙しすぎてサボっていた、お気に入りの体メンテナンスを復活させるだけだ。

➀入浴時にエプソムソルト(=マグネシウム)を入れる
➁毎日ハーブティ(=レモンバーム、カモミールなど)を飲む

マグネシウムは血管や神経などの細胞の機能維持に必要不可欠な栄養素のひとつで、体内の酵素のはたらきを良くしてくれる。

不足すればカルシウムなどの他の栄養素が吸収されにくくなったり、不整脈を起こしたり、自律神経を不安定にさせてしまう可能性があるため、適量をとる必要があるのだが、厚生労働省の調査によると、日本人のマグネシウム摂取量は若干不足気味だ。

マグネシウムの1日摂取量の平均→247.1mg
マグネシウムの1日摂取量の目安
→男性:340~370mg(年齢による)
→男性:270~290mg(年齢による)

参考:厚生労働省 令和元年国民健康・栄養調査
参考:厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)

最近、きのこや海藻食べてなかったかも。

マグネシウム不足の可能性は高い。

イギリスのバーミンガム大学が「エプソムソルト入浴は体内の硫酸塩とマグネシウム濃度を高める簡単な方法(※1)」だと発表したこともあり、マグネシウムをとる方法のひとつとして、個人的にエプソムソルトには期待をしている。

もうひとつは、ハーブティー。

特に交感神経活動の指標を低下させる成分が入っているメディカルハーブと言えば、「カモミール」「レモンバーム」が有名だ。

カモミール
=カモミールに含まれる「アピゲニン」という成分が興奮した自律神経を整える
レモンバーム
=自律神経系とも密接な関係にある大脳辺縁系に作用しリラックス効果がある

個人的にはカモミールよりレモンバームのほうが味が好き。

レモンバームをベースに自分でハーブをミックスさせて、好きなバランスで調合して飲むことにした。昔、ハーブティにハマっていた時にお気に入りだった、シソも購入。

ふりかけのゆかりみたいな風味がして、おいしいのだ。

***

さぁ、ストレス白髪との戦いの幕が切って落とされた。

結果は半年後。

報告を待て。



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