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【プロのトレーナーが教える】デッドリフトの考え方

今回はBIG3の1つでもあるデッドリフトについて書いていきたいと思います。
BIG3に入るくらい大事な種目ですが、捉え方が様々なので、私の考え方を書いていきたいと思います。
もちろん、トレーニングの考え方に正解はありませんのでその点はお間違えのないようにお願いします。

デッドリフトは背中の種目?

よくBIG3を軸に部位別のトレーニングメニューを考えると、スクワットは脚、ベンチプレスは胸、デッドリフトは背中と分けることが多いかと思います。
私もそのように分けることもあります。
しかし、考えていただきたいのがデッドリフトの主動筋はどこかということです。
もちろん体の背面の筋肉はほぼ動員されますが、可動が最も大きい関節はどこでしょうか?
それは股関節になります。
背中ももちろん負荷はかかりますが、デッドリフトにおいて背骨は動かさないことがスタンダードです。
背中への負荷はボトムポジション(1番降ろした位置)でのアイソメトリック(筋の長さが変わらない)収縮です。
ということは、デッドリフトは背中への刺激は入りますが、関節の動きとしては出ないということになります。
そう考えるとデッドリフトは1番動いている股関節の種目と考えるのが無難かと思います。

デッドリフトを股関節の種目と考えると…

デッドリフトを股関節の種目として考えると、スクワットとの違いを考えなくてはいけません。
大きな違いとしてはスクワットは太腿の前面にも刺激が入りますが、デッドリフトは後面にのみ刺激が入ります。
また、股関節の屈曲角度としてはスクワットよりデッドリフトの方が大きくなります。
まとめると、デッドリフトは股関節の可動域が大きく後面への刺激が大きい種目と言えます。

腰が弱い人はやらない方が良い?

デッドリフトは腰への負担が大きくなりやすい種目です。
なので、腰に不安がある人は避けがちな種目なのではないでしょうか?
しかし、私はギックリ腰の癖がある方や腰に不安がある方にもデッドリフトを練習してもらいます。
腰が弱い人は普段から腰を酷使する癖があります。
その人に対して腰は固定して股関節を最大限使っていく練習をするのにデッドリフトはとても良い種目になります。
もちろんやり方をしっかりと気をつけた上で行っていかなければ痛めてしまいますので、専門家の指導のもと行うことをお勧めします。

デッドリフトの捉え方

デッドリフトは股関節の種目であり、股関節の可動が大きい。
関節可動域が大きく、背面に刺激が入るためお尻や腿裏への刺激は大きい種目というように私は捉えています。
なので、ヒップアップや股関節の可動を出したい場合に選択することが多いです。
もちろん、まだまだ話せば長くなるのですが…笑
今回はこの辺りで切り上げたいと思います。

いかがだったでしょうか?
デッドリフトを背中の種目とだけで考えるのはもったいないと思いますので色々考えてみてください!
この記事が何かお役に立てば幸いです。


※この記事はこちらのオンラインコミュニティで投稿している記事の内容になります。


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