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【バレンタインデーから思うこと】

今日は『バレンタインデーから思うこと』
についてお伝えしていきます。

本日2月14日は
「聖バレンタインデー」です。

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日本社会では
チョコレートを贈る風習が
ずっと定着しています。

チョコレート以外に花束や
レストランで食事する方も
おられるでしょう。

最近は自分へのご褒美として
自分用に商品を購入したり
サービスを満喫する人も
増えているみたいです。


バレンタインデーを含め
イベント企画を楽しむ事は
悪いとは思いません。

歴史的な背景を
全く考慮しないまま
企業のマーケティング戦略に
気軽に便乗しています。


「三方良しだから別に良いじゃん」

「そんな堅苦しい事言ってたら皆ハッピーになれないぞ」

「チョコでも食べてリラックスしろよ」

etc

こんな風に言われるでしょう。


確かにイベントの歴史を
知ったからプレゼントが
もらえる訳でもありません。


全ての行事&祭事には
色々な意味があります。

それらを無視して
楽しむだけでは
本質を見誤っているのと
虚しさを感じます。


そもそも
「バレンタインデー」の起源を
深く考えた事が無いと思われます。

1番の諸説とされているのが
「ローマ帝国発祥説」
です。

他にも色々な諸説がありますが
「ローマ帝国発祥説」が有名です。

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正直どんな諸説でも
構わないと思います。

100%正しい情報なんて
存在しないです。

どういう経緯があったか
自分で仮説検証する事で
あらゆる知恵が身に付きます。


ここでは「ローマ帝国発祥説」で
考察していきます。

ローマ帝国の時代
2月14日は
女神ユーノーの祝日でした。

ユーノーは全ての神々の女王であり
家庭と結婚の神でもあります。

翌2月15日は
豊年を祈願する(清めの祭り)
ルペルカーリア祭が
始まる日でした。

当時若い男性達と女性達は
生活が別々でした。


祭りの前日
女性達は紙に名前を書いた札を
桶の中に入れることに
なっていました。

翌日、男性達は桶から札を
1枚引きました。

引いた男性と札の名の女性は
祭りの間パートナーとして
一緒に居る事と
定められていました。

そして多くのパートナー達は
そのまま恋に落ち、結婚しました。


ローマ帝国皇帝クラウディウス2世は

「愛する人を故郷に残した兵士がいると士気が下がる」

という理由で
兵士達の婚姻を禁止したと
言われてます。


キリスト教の司祭だった
「ウァレンティヌス」は

婚姻を禁止されて
嘆き悲しむ兵士達を憐れみ
彼らの為に内緒で
結婚式を行っていました。


やがてその噂が
クラウディウス皇帝の耳に
入りました。

怒ったクラウディウス皇帝は
2度とそのような行為をしないよう
「ウァレンティヌス」に
命令しました。

しかし、「ウァレンティヌス」は
毅然としてクラウディウス皇帝の
命令に屈しなかった為
最終的に処刑されたとされています。


「ウァレンティヌス」の処刑の日は
ユーノーの祭日であり
ルペルカーリア祭の前日である
2月14日があえて選ばれた。

「ウァレンティヌス」は
ルペルカリア祭に捧げる生贄
とされたと言われています。

この為キリスト教徒にとっても
この日は祭日となり
恋人達の日となった
という一般論になっています。


あくまで逸話です。

なので異説&異論もあります。

初期のローマ教会は
当時の祭事から異教の要素を
排除しようと努力した跡がみられる。

ルペルカリア祭は排除すべきだが
ただ禁止しても反発を招くだけであったため
教会にはこの祭りに
何かキリスト教に由来する
理由をつける必要があった。

そこで兵士の結婚のために殉教したとされる
バレンタイン司教の助けを
借りることにしたと考えられる。

こうしてキリスト教以前からあった
ルペルカリア祭は
バレンタイン由来の祭りであると
解釈を変更され、祭りはその後も続いた。

くじ引きでパートナーを選ぶ話も
ローマの宗教行事は野蛮である
という印象を与えるために
初期キリスト教会によって
創作されたものである可能性がある。
                 Wikipediaより引用


諸説の真偽は分からないですが
いずれにしても何かしらの
歴史的背景があったはずです。


もし「ウァレンティヌス」司祭の
行動が事実であるとするならば
「バレンタインデー」は
真の意味で慈愛の日になります。

と同時に悲しい物語でもあります。

「ウァレンティヌス」司祭は
愛と優しさに満ち溢れた
自分達の母親のような
偉大な存在です。


ただ単に風習だから義理でも
チョコレートを贈れば良い
という短絡的な考えが
悲しく思えます。

惰性の延長で行う事は
「ウァレンティヌス」司祭への
冒涜とも言えるでしょう。

心から愛と感謝の気持ちを込めて
イベント企画するのでは
意味が大きく異なります。


どんな
「歴史」

「伝統」

「文化」

「宗教」

であっても
「愛」と「感謝」は共通しています。


イベント企画をきっかけに
コミュニケーションの質を高め
より良い関係性を築けるなら
行事や祭事の意義に価値が出てきます。

もちろん商品やサービスで
想いを伝える事も
素晴らしい事です。


「バレンタイン」

「ハロウィン」

「クリスマス」

これらは元々欧米の行事です。


日本人の真似してアレンジする
器用さは良い事ですが

バックグラウンドを知った上で
落とし込む事が大切ではないかと
感じます。

『クリスマスから考えさせられること』参照。


「ハロウィン」で
なぜ仮装するのか等
殆ど認識していません。

中には仮装を悪用する人もいて
事件になりかねません。

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イベント的に面白く楽しければ
企業側は儲かるかもしれません。

それだと上っ面で
小手先のテクニックを
乱用しているに過ぎません。

クソ真面目にしていては
集客出来ない理由が
あるのでしょう。

であればもっと意義や意味を
深掘りした上で提供していく
ほうが長期的な視点でも
長く続くはずです。


「バレンタインデー」
とは何かを改めて見直し
日々愛と感謝の気持ちを
心掛けていきたいものです。

イベント企画をする際は
より一層神妙に運営していく
必要があるかと思います。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたにとっての
「バレンタインデー」とは何かを
教えてください

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