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【直感は通用しない】

今日は『直感は通用しない』
についてお伝えしていきます。

「直感は通用しない」と聞けば

「いやそんな事がある訳ない」

「直感こそこれからの時代に必要な要素だ」

「最後は直感を信じて決断したから上手くいった」

etc

直感のパワーを
尊敬している人にとっては
ご立腹になるかもしれません。


私も直感(第六感)タイプなので
目に見えない神秘的な感覚には
大いなる力があると思っています。

過去の仕事や私生活において
何度か自分の直感を信じて
良い結果を残した事があります。


著名な経営者も

「最後の最後は自分の直感が上手く機能した」

「具体的に表せないが何となくの勘が冴えていた」

「天からの声に導かれるように動いていた」

etc

仰っしゃられています。


長年積み重ねてきた経験を基に
インスピレーションをフル稼働して
感性を研ぎ澄ませる状態です。


「風の時代」

「ティール組織」

「ヒロインズ・ジャーニー」

etc

新しい流れの到来を考慮すると
直感は必要不可欠です。

個人的にもアーティスト的な
感性や閃きを大切にする観念を
習得したほうが良いと思っています。


しかし、それでもあえて
「直感は通用しない」と
発信する事にしました。

正確に言えば
マーケティングにおいて
「直感だけでは通用しない」です。


名経営者も直感を頼りに
上手く成功しているではないかと
思われるでしょう。

それは

「時間」

「労力」

「お金」

etc

誰も知らないところで
数々のテストを繰り返し
失敗を体験しているからこそ
最終的に思いつきます。

コストも相当かかっています。


全て直感だけを当てにして
取り組んでいるのではありません。

辛酸を嘗める経験があるゆえに
神様から最後のご褒美として
直感がプレゼントされています。


私が鍼灸整骨院を独立開業していた頃
マーケティングにおいて
直感だけでは通用しない事を
身にしみて痛感しています。

自惚れた治療家のあるあるです。


マーケティングを
疎かにしていた私は

「集客に時間をかける必要はない」

「治療の勉強会に行ってもっと腕を磨こう」

「治療技術が良ければ患者さんは自動的に来院する」

と思っていた程です。


自分中心の視点だけで捉えて
患者さんの現実を把握しようと
していませんでした。

自分が提供したい治療技術と
患者さんが得たい結果が
合致していれば問題ないですが
全てそうではないです。


患者さんの本当の悩みを理解しないまま
自分の治療技術だけを押し付ける
身勝手極まりない状況です。

患者さん側からすれば
治療家の技術には全く興味が無く
症状を改善したい事が目的です。

迷惑でしかありません。


もちろん良い治療技術である事に
越した事はありません。

しかし、それはあくまで
患者さんが評価する事であって
治療家が評価する事ではないです。


『商品・サービスは壁』参照。

私が失敗した最大の要因は

「自分の直感と経験だけを頼りに
 強引に治療技術を提供している事」

「患者さんの現実に入らず
 本当の悩みを理解していない事」

「自分の治療技術は最高だと自惚れて
 傲慢不遜になっていた事」

です。


患者さんによっては
物理的な症状よりも奥深い
感情的な問題で悩んでいる
可能性もあり得ます。

カウンセリングで聞き出さないまま
自分の知識と経験だけで
こうだろうと決めつけて
治療する事は愚の骨頂です。


治療技術は問題解決における
1つの手段であって
「オマケ」みたいなものです。

場合によっては他の治療法が
適している事もあります。


他の事例で言うと
自信満々の男性が氣になる女性と
デートする場合です。

長年培ってきたデートの経験から
初対面でも直感的にお持ち帰りや
その日にロマンティック出来ると
思い込んでいます。


その時の流れや雰囲気でホテルに
行ける可能性もあるでしょう。

理由としては

男性側のコミュニケーション能力が
とても優れている。

女性側もその氣が合って
男性の魅力に惹かれている。

出会い系アプリ等で
お互いの目的がマッチする。

etc

実際は信頼関係を築いていく間に
徐々に打ち解けて仲良くなります。


地図は現地ではありません。

頭の中で期待して想像している事と
実際の現実で起こっている事は
大きく異なります。


人の悩みや問題は日々変わります。
毎日ずっと同じであるとは限りません。

恐怖や不安の内容によって
思考や感情が変動します。


相手の現実に入って
本心で困っている事を
見つける必要があります。

積極的にコミュニケーションを取り
上っ面で覆い隠しているマスクを
剥がしていく事です。


自分の直感と予想は外れると
心掛けておく事です。

色々聞いて本音を引き出します。

仮に直感が当たったとしても
偶然かラッキーくらいに
思っているほうが賢明です。

中々口外出来ない内容も
発言してもらえるように
地道に聞いていく事です。


直感を使う前段階として
五感や情報を駆使して
相手の現実に深く入って行く事です。

最終的に
五感と六感を融合して
第七感(第八感)を
覚醒させましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたにとって
「直感で上手くいった事」

もしくは
「直感が通用しなかった事」

を教えてください。

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