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【剛毅木訥、仁に近しの落とし穴】

今日は

『剛毅木訥、仁に近しの落とし穴』

について考察していきます。

いきなり難しいことわざが出て
何の事かなぁと思われるでしょう。


学生時代は教科書的なお勉強が
嫌いだったにもかかわらず
四字熟語やことわざに関しては
辞書を引いたりして好きでした。

剣道をしている事も影響している為か
漢字に触れる機会が多くあります。


また「ヤンキー漢字」が
印象強く記憶に残っています。


「ヤンキー漢字」の一例

「夜露死苦(よろしく)」

「本気(マジ)」

「走死走愛(そうしそうあい)」

「愛羅武勇(アイラブユー)」

「愛死天流(あいしてる)」

「摩武駄致(マブダチ)」

「鬼魔愚零(きまぐれ)」

「仏恥義理(ぶっちぎり)」

「阿離我拓(ありがとう)」

「魔苦怒奈流怒(マクドナルド)」(笑)

etc

文字だけ見ると怖そうに思えますが
「魔苦怒奈流怒」以外は
意味に当てはめているところが
何とも絶妙です。


他にも暴走族が
特攻服の刺繍文字として
使っている言葉に

「天上天下唯我独尊」お釈迦様の言葉(笑)

「喧嘩上等!天下無敵!」

ザ・昭和のヤンキーを
彷彿させています。


当時のヤンキーや暴走族が
言葉の意味を深く考えて
当て字を作ったのか
真相は分かりません。

言葉と行動にギャップがある事は
良し悪しは別にして
どこか斬新で面白いです。


誠実性が一致していない
ヤンキーや暴走族だからこそ
道徳観や倫理観は抜きにして
変化自在かもしれません。

ヤンキーや暴走族は居るものの
少子化傾向が進んでいる影響で
昭和の全盛期に比べたら
目立った行為は減少しています。


最近中学校の卒業式において
式典が終了後ヤンキー達が
特攻服を着てバイクに乗り

学校周囲をウロウロする光景は
どれくらい見かけるでしょうか。

一部あるかもしれませんが
恐らく少ないと思われます。

成人式でどんちゃん騒ぎを
している映像は
たまに確認しますが
ごく一部でしょう。


時代の流れと共に
何事も変化していきます。

もし常識や風習に固執して
盲目状態で突き進めば
玉砕して惨敗する事がオチです。


しかし、昨今の社会情勢は
1つの視点だけに執着しています。

「政府やメディアが報道しているこそ絶対に正しい」

「真逆の発想をするとは言語道断だ」

「世間の常識を守っていない事は非常識だ」

同調圧力と村八分意識によって
異なる存在を打ち消そうとする
動きが多く見られます。


分かりやすい事例が

「有害でしかないと分かっているマスク着用の強要」

「死亡被害が続出している毒物注射を積極的に推奨する状況」

「やらせ紛争を検証せずに米国から仕入れた情報だけを報道する」

etc


これらのように
頑固で融通の利かない石頭の視点が
悲劇を招く事は歴史が証明しています。

ドイツ初代宰相のビスマルクの名言

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

秀逸に物語っています。


自分で経験して学ぶ事も大切ですが
同じ失敗を何度も繰り返す事は
経験の意味が無くただの愚行です。

であれば先人の智慧を拝借して
状況に応じて適応させる事が
賢明な学びではないでしょうか。


今回のテーマである

「剛毅木訥、仁に近しの落とし穴」

とは固執と執着が強すぎると
足元を見失って大きな失態に
繋がるという事です。

「剛毅木訥、仁に近し」とは
意思が強く強固で、素朴で口数が少ない人物が、
道徳の理想である仁に最も近い者であるということ。
                     故事ことわざ辞典

リーダーが強固な信念を持って
一所懸命に邁進する姿は
とても素晴らしい有り様です。

しかし
非常事態や予想外の状況になった時に
リーダーが機転を利かせずに
常識や風習に固執してしまったら
チーム全員転落していきます。


例えば、船に乗っていて
大嵐に遭遇したとします。

船が波風で横転しかかり
底から海水が浸入している状況で

船長が船にしがみつけば大丈夫と
乗客に指示したらどうでしょうか。

乗客は正気の沙汰でないと感じ
もう終わったと悟るでしょう。


極端であり得ない事例ですが
今日の社会では同じ事が
平然と行われています。

緊急事態を意図的に作って
恐怖と不安を大いに煽り
仕掛け人だけが得するようになる
マッチポンプには反吐が出ます。

人工的に操作している観点は
自然現象の大嵐より
相当たちが悪いです。


「日本沈没」
にならない為にも
自分達で臨機応変に考えて
柔軟性を持って対処するに尽きます。

計画の段階で
最低最悪の状況と
最高最善の状況を
それぞれ考慮しておきます。


あらゆる角度から視点を移動させて
長期的に客観視した上でどうなのかを
常に把握しておく必要があります。

目先の利益に囚われて
短期的欲求を追い求める事は控え
IQを上げた状態で決断します。


情緒不安定の状態で
焦って判断すると
取り返しのつかない事に
なりかねないです。

そんな時は判断を保留して
2~3日間隔を開けて
心の余裕を取り戻す事です。


真のリーダーに求められる事は
何でもかんでも早急に決断するのではなく
リラックスして落ち着いた状態で
論理的に決断する事です。


「焦りは禁物」

「焦りこそ 最大のTRAPだったな松田」降谷零


固執と執着を手放し
心のゆとりを持って
歩んでいきましょう。

最後までお読み頂き
ありがとうございます。


追伸
あなたが

「周囲の状況を顧みずに突っ走って
 嫌な経験をしたエピソード」

を教えてください。

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