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(没)writing
読書感想文なんて本を読まない児童に本への嫌悪感を促すだけの効果の宿題、というのは小学四年生の時のぼくの言である。
当時はあの活字の羅列された紙束を見るたびに肌が粟立った。よくもあんな醜悪な代物がこの世にのさばっているものだと、見るたび胸がムカついた。
変化が訪れたのは中学生に上がった時のこと。授業で800字で小説を書けという国語教師のお達しに殺意を覚えながら鉛筆の先を尖らせていたぼくに、他の
「挽歌」 引用レスバ対決決勝(あと実力行使)場面抜粋
「昔の人は『彼を知り己を知れば百戦殆からず』と言ったらしいけど……世の中戦ってはいけない相手というのもいるんだよ?」
「『知らざるを知らずと為す是知るなり』お前は自分の限界を知らないが故に大言壮語を吐く」
「おやおや。『教うるは学ぶの半ばなり』なんて言うけどさ、君なんかに教えてもらわなくても俺は自分が勝者になることを知ってる。やれやれ、『善のまた善なるものは却って兵勝の術に非ず』」
そして一休はこ
タブラ・ラーサ/リフレイン
こつん、とりんごが地に落ちた。
「よってここに、地と重力とリンゴが創造されたわけだ」
「ふぅん」
ところで。
「君は誰だい?」
「さあ?」
わかった。ぼくが描写してあげよう。
人影はとんでもない、絶世の……
「絶世の?」
人影は問う。
「美少女」
途端、人影が絶世の美少女だと認識できた。詳細は不明だが、とにかく美少女だ。
「曖昧だなー」
「ぼくにそう高度な筆力を求めないでほしい」
と
邪悪な許し難い異端の…。
「な、なにをする?!」
「いいから来いや!」
学校まであと二駅というところでぼくは女子高生に手を掴まれた。ぐいぐい引っ張るそれは強固で、血が滲む強さをもってぼくを拘束していた。
「痴漢だ痴漢」
「死ねばいいのに」
「ああいうの軽蔑する」
「あいつ終わったな」
「通報した」
「よし俺が殺す」
こそこそこそこそ。周囲の何人かが好奇の視線を向けてくる。うっさいんだよと圧を向けたくなったがグッと堪えた
うっかり殺害!貴族転生!!
生意気な貴族を殺したら遺族に恨まれ、司法局の執殺官に追われてネロウの都を散々に逃げ回った挙句、密航行者に依頼してドゥリムン川を渡って国境を抜けようと試みたところで裏切りに遭い、遂に命運尽きて年貢の納め時と相成った。
「つっても悪いのはあいつだろ」
逮捕時に愚痴ったのはそんなセリフである。当然聞く耳を持たない執殺官は紫苑を司法局の暗い石牢に鎖で縛りつけた。
そして遺族の意向いかんによっては拷問