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耳鳴り潰し71

 朝は6:30に子どもたちを起こす。家を出るのは7:42なのだが、朝バタバタするのを防ぐためと、朝のうちに時間に余裕を持たせて、学校に行く前にやりたいことをやる時間を確保するためである。

 娘が起きてから妙に慌てていた。朝ごはんを少ししか食べず、すぐに歯磨きに取り掛かっている。6:41に鞄を背負い、42分になった途端「行ってきます!」と言って出ていこうとした。
「今日何かイベントあるの?」
「え、だってもう時間じゃん?」
 時刻を一時間勘違いしていた。
「パパが言ってくれなかったら学校向かってたよ!」とのこと

 久しぶりに息子も登校。子どもたちのいない家を大掃除する。以前なら昼食の際に「探偵物語」を観ていたが、子どもたちと観ている「おいしい給食」で実写ドラマ成分を十分摂取してる感があってやめておく。

 エミネムの「モッキンバード」という曲は、ずっとギターのモッキンバードを買ってあげるよ、という曲だと思っていたが、どうやら違うらしい。子守歌に出てくる歌詞で、マネシツグミという鳥のことだとかなんだとか。

 汗だくで帰宅した息子。「今日は疲れたから公園はいい!」といいつつ、後で「やっぱり行く」と言い出した。しかし公園に向かうと、虫が増えたからか暑さのせいか、昨日の雨で遊具が濡れていると思われているのか、途中から私たち二人だけになった。いつも遊ぶカナちゃんどころか、誰もいなくなった。
「寂しいね」と息子は言い出す。知らない子がいてもなんとなく一緒に遊んだり、同じ空間に誰かといるだけで寂しくはなくなるものらしい。二十分ほどで退散。
「カナちゃんも誰もいないし、寂しいから帰る」とのこと。パパは遊び相手として認識されなくなってしまっているようだ。こちらの寂しさは考慮に入れてくれないようだ。

「おいしい給食」season2を観終わる。まだ観ていないseason1も観たい! とのこと。

 脳脊髄液減少症の方のポストを見ていると、梅雨時にはかなりつらそうにしていらっしゃる。私はまだ症状が少し残っているとはいえ、よほどの寝不足の時でない限り、つらすぎる状態であることはなくなってきた。もう大丈夫といえるのかもしれない。

 赤川次郎「滅びの庭」読了。内藤みかさんの「京都 夜の寄り道」も読了。一時いくつか読んだ「ホス狂い」系の本で、狂い始めるとっかかりがよくわからなかったりしたが、その辺りの心理に少し触れられた気がした。そしてこの本を自ら英訳して英語版も出されており、そちらの売れ行きも好調とのこと。

 佐伯一麦「ノルゲ」の中で触れられていたことだが、ノルウェーの作家は、ノルウェー語で本を出版しても読まれる層が限られるので、始めから英語で本を執筆することが多いのだとか(ノルウェー語圏の人口約550万人。英語を第一言語もしくは第二言語として話す人口圏は15億~20億人)。日本に住んで日本語を使っていると意識しにくいことではあるが、日本語で書いた文章は基本日本国内でしか読まれない。しかし英訳すれば、英語圏に棚を作ることが可能となる。

 アメリカでの電子書籍の読まれ方について書かれた本を以前読んだことがある。「自作を英訳して電子書籍で出版」は読者拡大戦略の一つとして大いに有効だと思う。「紙の本」「日本語」というこだわりについて、私は正直さっぱり理解できないでいるから。

 



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