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#ブックレビュー
ブックレビュー『はかれないものをはかる』
奇しくも、この本を読んだ後に音声メディアvoicyの澤円さんの放送で
「自分を測る単位を知ると幸せになる」という回を聴いた。
人を測る単位として「お金」はよく使われるが、
稼いでる人ほど、そして幸せな人ほど、人を測る単位が「お金」ではない。
一方、命や愛は、はかる単位がありません。
はかれないものをはかるには、自分なりの天秤が必要で
自分独自の天秤を持っている人は幸せだと思う。
私がこの本で
ブックレビュー『宇宙に行くことは地球を知ること』
宇宙に行きたいなんて思ったことは一度もない。
冬の透き通った夜空に輝く星を眺めたり、真っ暗な空にぽっかり浮かぶ月を見つけると、いつも幸せな気持ちになるのに、不思議とその宇宙に行ける未来を想像したことは一度もない。
最近では、民間人が気軽に宇宙に行く未来も現実の話しになってはいるけれど、私にとってはお金持ちの、そして欲張りな人間の行為としか捉えていなかった。
一方、矢野さんは、素直な興味で宇宙に行
ブックレビュー『ドリアン・グレイの肖像』
古典文学を味わおうと今回、選んだのはオスカー・ワイルド著『ドリアン・グレイの肖像』 色々な人の翻訳本が出ているし、映画化もされた世界中で読まれている作品だ。
この本で描かれる「耽美主義」は、私にとっては学校の歴史の授業で習ったくらいの知識しかなかったのだが、この本を通して、その時代の人々がいかに「美」に重きをおき、芸術や享楽を求めたかが描かれていて興味深かった。
現代でも美しいものへの崇拝や憧れ
ブックレビュー『宇宙は何でできているか』
前に「勝手に斎藤塾」という投稿をした。https://note.com/dori_jiritsu/n/n4843684debdc
それは『大人のための読書の全技術』に書かれていた「社会人が読むべき50冊」から毎週1冊ずつ読んで、ブックレビューを投稿しようと始めたもので、まず1冊目に選んだのが村山斉著『宇宙は何でできているか』という本。
私は学生の頃から、物理にも化学にも全く興味がなく、このよう