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お正月✖︎経営

もう少しでお正月。(この記事を書いているとき。)

今まで何も気にせずお正月を過ごしてきたけれども、

「いつから始まったのだろう?」

「どんな意味があるのだろう?」

と、最近起源や意味が気になるので調べてみました。

そして、【お正月✖︎経営】で考えてみました。

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まず、

お正月とは何なのか?

お正月は本来は、新年最初のひと月のことをいう。

だから本当は1月のことだそう。

でも、今は、1月1日の元日〜1月7日の松の内を正月ということが多いそう。

中には、1月1日の元日〜1月15日の小正月までをお正月と呼ぶ地域もあるそう。

現代では一般的に1月1日の元日〜1月7日までを「お正月」というんだね。


元来、「お正月」とは、「年神さま」を自宅にお迎えする行事だそう。

「年神さま」というのは、お正月の神様で「歳徳神(としとくじん)」とか「正月様」とも呼ばれているそう。

五穀豊穣(ゴコクホウジョウ)や稲の神様で年(歳)や稔(みのり)を司る神様という説がある。

ちなみに、五穀豊穣(ゴコクホウジョウ)とは、穀物が豊かに実ること。

穀物とは、人間が主食とする作物で、稲・麦・豆など。

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「お正月」とは、神様を全員でお迎えして、旧年の五穀豊穣に感謝して、新年をよろこんでお祝いする行事なんだ。


ちなみに、日本では1月1日の元日だけが、国民の祝日とされている。なので、法律上は「三が日」と言われる2日・3日は祝日ではない。しかし、事実上は2日も3日も祝日になっている。


次に、

お正月はいつからあるの?

結論からいうと、お正月をお祝いするようになった起源は、仏教が伝来した6世紀半ば(552年くらい?)よりも前ではないかと伝えられている。

日本で最も古くから存在する行事らしい。

日本の6世紀半ばと言えば、古墳時代である。

古墳時代といえば、権力者によって作られた「前方後円墳」が作られた時代である。

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ちなみに、聖徳太子は、

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574年に生まれた。。。

ということは、お正月という行事は聖徳太子よりも古いのだ。

ずっと長く続く「お正月」。素晴らしい。


次に、

おせちとは?

「御節供(おせちく)」の略である。

宮中では、元旦と5つの節句の日に神様に料理をお供えして、お祝いしていたそう。(※宮中…天皇の住む宮殿の中。皇居の中。)

その中でも、「お正月」は盛大にお祝いをしていた。その時にお供えしていたのが「御節(おせち)料理」である。

江戸時代になって、庶民が手軽に物を手に入れられるようになり、宮中行事を生活に取り入れるようになった。そして、それが全国に広がっていった。それが現代まで続いている。

江戸時代にも、「インフルエンサー」が存在したのかもしれない!?


次に、

おせち料理の意味とは?

であるが、おせち料理とは、神様へのお供物である。どんな意味を込めてお供えするのか。それは、大きく3つだそうだ。

① 五穀豊穣

② 家族の安全と健康

③ 子孫繁栄

この3つをお祈りするためにお供えされる。

ちなみに、おせち料理は実はコース料理になっているそう。「祝い肴」「口取り」「焼き物」「酢の物」「煮物」となっていて、お重の数も正式には4段と決まっていて、どこの段に何が入れられるのか決まっているそう。さすが宮中。

さてさて、本題に戻ろう。

おせちの中に入っている料理には全て意味がある。

・数の子

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卵がいっぱいあることから、子孫繁栄の願いを込めて。


・黒豆

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邪気払いの意味と、黒く日焼けするほどマメに健康に働けるよう願いを込めて。

ちなみに、マメに働くの「マメ」は漢字で書くと「忠実」


・田作り

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カタクチイワシの稚魚が使われている。カタクチイワシを農作物の肥料として使った田畑が豊作になったことにあやかって。つまり五穀豊穣の願いを込めて。


・たたきごぼう

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ごぼうは地中深くまで根が入っていくから、家が頑丈であるように願いを込めて。


・かまぼこ

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紅白でおめでたさを表している。紅は魔除け、白は清いの願いを込めて。


・伊達巻

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形が巻物に似ているため、知識が増えるように願いを込めて。


・くりきんとん

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漢字で書くと「金団」。金運アップの願いを込めて。


・紅白なます

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平安や平和の願いを込めて。


・鯛の姿焼き

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めでたい。めで鯛。恵比寿様が持っている魚でもあるとか。


・ブリの照り焼き

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ブリは出世魚。立身出世の願いを込めて。


・車海老艶煮

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茹でると腰が曲がる→お年寄りのよう→長寿→長生きの願いを込めて。


・煮あさり

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左右の貝がピッタリと合うのは1つしかないのがあさり。つまり、夫婦円満の願いを込めて。


・昆布巻き(こぶまき)

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こぶ→よろ昆布→よろこぶ。

こぶ→昆布→子生→子孫繁栄。

の願いを込めて。


・筑前煮

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蓮根の穴→将来の見通しがもてる。

里芋→小芋をたくさんつける→子孫繁栄。

土の中で根を張る根菜が多い→末長い幸せ。

の願いを込めて。


【お正月✖︎経営】

ここまでお正月とおせち料理について書いてきたが、読んでもらったらわかる通り、お正月、おせち料理、どれも一つ一つ意味がつけられている。

現代からすると、ダジャレや験担ぎみたいなものだけど、それでも一つ一つ意味をもっている。

だから、現代までの長い時間、日本に伝統行事みたいな感じで残っているのかもしれない。

これを【お正月✖︎経営】で考えると、言動全てに意味をもたせることが大事になる。「◯◯だから」「□□のために」という意味を言動にもたせる必要がある。

例えば、会社経営でいうなら、「顧客が増えるから、無料で提供する」だとか、「集客を増やすために、Twitterをガチる」とか。

例えば、学級経営でいうなら、「子どもの気持ちを落ち着かせるために、整理整頓させる」とか、「記憶から引き出しやすいから、書き順を正しく教える」とか。

自分の中で「ただやっている状態」「なんとなくやっている状態」から「意味をもってやっている状態」に変えることができれば、己の言動に説得力が出てくるものである。

ただし、支離滅裂な意味では❌である。

核となる、幹となる目標や願いから遠く離れたところの意味では、力をもたなくなる。

例えば、正月だって幹となる願いは、

「神様をお迎えして、旧年の五穀豊穣に感謝して、新年をよろこんでお祝いする」

だし、

おせち料理だって幹となる願いは、

「五穀豊穣・家族の安全と健康・子孫繁栄」

である。


これが例えば会社経営では、

「経営理念」「社是」

になるだろうし、

学級経営では、

「学級目標」

になる。


つまり、願いや考えの【幹】とそこから広がっていく言動の意味づけが大事であり、言動の意味づけは全て【幹】にかえってくる必要がある。


そうすれば、ブレることのない会社経営・学級経営ができる

って話♡










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