三浦広大(聖和学園3年)
三浦広大ラストサマー聖地初陣で終幕
甲子園初出場の宮城・聖和学園が栃木代表の石橋に0対5で敗れた。
石橋の先発を務めた入江祥太に終始ペースを握られ、散発4安打の完封勝利を献上。
仙台育英を撃破し初の聖地入りで話題を振りまいたものの、強打の聖和学園が11奪三振を喫し初戦で姿を消すという結末に。
見せ場はつくれなかったが、三浦の光る守備には場内も大きくどよめいた。
20試合連続安打継続
試合には敗れたが、ある1つの記録も注目されていた三浦広大。昨夏の宮城大会から1年がかりで積み上げてきた、公式戦連続安打だ。
この日の三浦は大注目の一打席目でライト前ヒットを放ち、あっさりと自己記録を更新。甲子園初打席初安打で、自身の記録に華を添えた。
三浦の2年半に及ぶ高校野球は終わりを告げることにはなったが、ラストゲームを公式戦20試合連続安打の有終の美で飾っている。
聖和学園の初戦は初出場校同士の対決に
第106回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が4日、大阪フェスティバルホールで行われた。
鶴岡東は大会7日目の第2試合、栃木代表の石橋との対戦カードが決定している。
夏の宮城大会2024打撃成績
打率.529 OPS 1.255 出塁率.667 長打率.588
この夏の宮城県予選は、三浦広大の持ち味が色濃く出た大会だ。
公式戦14試合連続安打でスタートしただけあって、今大会は5つの敬遠と相手チームに相当な圧をかけた。
それでも安打を量産し、得点圏でも持ち前の勝負強さを発揮。甲子園では大会屈指のリードオフマンとして、大仕事をやってのけそうな気配が満々だ。
7/23 宮城代表は初の聖和学園
宮城の聖和学園が、創部20年目にして初の甲子園出場を決めた。
決勝の相手は、夏2連覇中の仙台育英。聖和学園は絶対王者を相手に、初回からがっぷり四つに組んだ。
初回の先制点に繋げたのが、聖和学園の安打製造機こと三浦広大。先頭打者として仙台育英のエース・山口廉王に11球も投げさせてのけた。
結果はセカンドゴロに終わったが、この粘り強さに打線が奮起。三浦が3回に内野安打で出塁すると、初回同様に打線が繋がる。
1点ビハインドから一挙3点で逆転に成功し、その後も攻撃の手を緩めなかった。この3回以降、聖和学園が常時リードする展開で19安打8得点を積み上げる。
追う仙台育英も中盤・終盤と王者の底力でチャージをかけたが、最後は二番手のマウンドを託された聖和学園のエース・千葉桜太が踏ん張りゲームセット。
聖和学園が2004年秋の創部以来、初めての聖地入り切符を掴んだ。
この日の三浦は4打数2安打、公式戦19試合連続安打継続中を引っ提げ、甲子園の舞台に乗り込む。
イケメン主将としても人気急上昇中だ。
三浦広大:プロフィール
超高校級のバットコントロールを武器とする、走攻守とイケメンの四拍子揃った大型ショート。
甲子園の活躍次第では、ドラフト上位に食い込む可能性を秘める聖和学園の顔だ。
スラッガータイプではないものの、やはり天性のミートセンスには将来性を大きく伺わせる光るものがある。
今年はショート豊作イヤーと騒がれているなか、ミート技術なら彼らを凌ぐのが三浦広大だ。
もちろん同じショートでプロ注目の石塚裕惺(埼玉・花咲徳栄)を筆頭に、宇野真仁朗(早実)や森駿太(桐光学園)のような派手さはない。
だがその分、岩井天史(滋賀学園)や今坂幸暉(大阪学院大高)のように、三浦広大には打率を残せる確実性がある。
そして切り込み隊長のチャンスメーカーでありながら、実は得点圏に滅法強いのも三浦広大の特徴だ。
まずは今年のドラフト戦線に名を連ねる、全国の主なショートストッパーから見ていこう。
ドラフト2024を彩る総勢17人のショート球児
石塚裕惺(花咲徳栄:右打者※甲)
岩井天史(滋賀学園:左打者※甲)
今坂幸暉(大阪学院大高:左打者)
藤本陽毅(京都国際:右打者※甲)
田中陽翔(健大高崎:左打者※甲)
森駿太(桐光学園:左打者)
斎藤大翔(金沢:右打者)
宇野真仁朗(早稲田実業:右打者※甲)
高崎亘弘(早稲田実業:右打者※甲)
西崎桔平(帝京:右打者)
森井翔太郎(桐朋:左打者)
中山凱(専大松戸:右打者)
颯佐心汰(中央学院:右打者)
吉川勇大(青森山田:右打者※甲)
今野正就(九里学園:右打者)
石見颯真(愛工大名電:左打者)
中村奈一輝(宮崎商業:右打者※甲)
三浦広大(聖和学園:左打者※甲)
そもそもショートの時点で三拍子揃わないことには、当然ながらプロのスカウトは注目しない。つまり上記17人は、野球センスや身体能力の塊だ。
それにしても、これほどまでショートのドラフト候補が集まる年は滅多にない。高校野球2024は異例中の異例と言える。
で、左打者は17人中7人。そのなかでも驚異的な打率を残しているのが、岩井天史と今坂幸暉のビッグネーム。
そんな2人と遜色ないヒットメーカーが三浦広大だ。詳しくは後半の「三浦広大:全データ」に記載してあるので、このまま読み進めてくれ。
ちなみに※甲は、これから始まる夏の甲子園2024の出場組。早実の宇野真仁朗と高崎亘弘は互いにショート・サードを兼任している。
甲子園の舞台で躍動する9人の雄姿は必見だ。
一方で惜しくも甲子園出場は逃したが、残る8人にもドラフトの期待がかかる。
森井翔太郎は、メジャーのスカウトも熱視線を送る高校通算45発の超絶二刀流だ。
山形・九里学園の今野正就は二刀流どころか、キャッチャー以外の全ポジションを守れるオールラウンダーとして話題をさらった。
東北ナンバーワン遊撃手は「今野」と「三浦」が双璧をなす。
三浦広大:全データ
高校入学直後の春季宮城大会2022でベンチ入りを果たした三浦広大。
続く夏の宮城大会は初戦からスタメンに名を連ね、決勝までの全6試合に出場している。
惜しくも仙台育英に敗れたが、この1年夏に自己キャリアハイとなる13安打をマーク。
聖和学園1番センターのスーパー1年生、三浦広大の名を宮城県内に知らしめた。
ショートにコンバートしたのは2年夏の宮城大会から。
ここから不動の1番ショートとして、最終試合となった甲子園初戦まで公式戦20試合連続安打を記録している。
とりわけ夏に滅法強い、それが三浦広大だ。
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