マガジンのカバー画像

学校の先生として

8
高校の国語教員。 日々感じたことを記事にしました。
運営しているクリエイター

#エッセイ

“ JKブランド”と”老害”①

“ JKブランド”と”老害”①

”JKブランド”という言葉について

駅前で女子高生が、「JKブランドが…」と話をしていて、戦慄した。
最悪の言葉だと思った。

そもそも”JKブランド”とは、女子高生である時期をステータスだと感じて使う言葉だ。
私は高校教諭をしていたので、そういう表現で自分たちをくくる派手で元気な女の子を何人も見てきた。
特に、制服姿のインスタに「#JKブランド」などのタグを付けて使っていた。

私がこの言葉に

もっとみる
ノートの落書き

ノートの落書き

私は国語の教員です。
私の授業では、ノートの落書きを禁止していない。

よっぽどひどいのはのぞいてだけど。

理由は、学力がどうのとか、自由な発想を身につけるためにとか、そんなことではなくて、

単純に、とても面白くて、尊いと思うからだ。

***

ノートの落書きは、『板書以外でも、授業で大事だなって思ったことや大切だなって思ったことを自由にノートに書いて良いよ!イラスト使ったり、自分の感想を交

もっとみる
心の見える化
-学校嫌いの私が「せんせい」になるまで-

心の見える化 -学校嫌いの私が「せんせい」になるまで-

#この仕事を選んだわけ

『人生で大切にしていること』をキーワードで表するなら、
あなたは何が浮かびますか?

人それぞれの人生のキーワードがあると思う。

私は大学を卒業後、出版業界で4年間営業をし、退職を機に1年ほど海外を貧乏旅し、今は国語の「せんせい」という仕事をしている。
深く考えることが苦手で、直感でしか生きられない私は、いつもキーワードで人生の選択をしてきた。

例えば・・・
大学進学

もっとみる