オーバードーズを甘く見るなよ
死にたい人がよくやるオーバードーズ(以下OD)。
風邪薬などの市販薬にはごく微量の麻薬成分が含まれていて、大量に服用することで薬物と同じ効果がえられるというもの。
自殺願望があり、死にたいけど死ねない人の一番大きな理由として「怖いから」「失敗したときに後遺症が残るから」というのがあるわけなのだけども。
オーバードーズに後遺症が残らないと思ってるの何で?
ODは内蔵に極端に大きな負担をかけ、その結果後遺症として臓器障害や人工透析なんていうリスクも決して低くない。
言い換えれば死ねる確率は低いのに、後遺症が残る可能性が高い最低の自傷行為・自殺方法なわけだが。
ODをやる人はなぜかこの認識がない。
ストロングゼロ飲むみたいな感覚でやるよね。
ODなら安全だと思ってるんだろうか。
私も精神的に辛いときに酒を飲んで脳を麻痺させ精神をごまかすときがよくあるが、ODはせずに酒でとどめてるのは依存症と後遺症のリスクがあるから。
まぁ酒も依存症のリスクあるし安全とは言わないけども。
ODよりは諸々のリスクは低い。
そしてもう一つ。ODで運ばれてくる患者の対処をしなきゃいけない医者・看護師、本当に大変だと思う。
こんなニュースが流れてきた。
弱ってる人に追い打ちをかけるような発言にはなるが、自分が医療側なら多分同じくキレてると思う。
医者・看護師なんか絶対忙しい職種だし、責任も重い。
常に命を取り扱い患者を救わなければならない状況で、練炭や首つりや飛び降りなどではなく、ODなんていう中途半端なやり方で運ばれてきたら、死ぬ覚悟もないくせに仕事増やしてんじゃねぇよって思うのは正直普通だと思う。
私も過去に自殺に失敗した身だ。
やり方も入念に調べて、ちゃんと準備もして、確実に死ねるつもりで挑んだがそれでも準備が甘かった。
だから次に自殺する機会があれば確実に成功させられる自信があるし、時が来ればそうするつもりだ。
死にたい人の気持ちはよく分かる。
けどそれによって真面目に働く人達の害になってしまうのであれば死ねる確率の低いODなんていうものは否定せざるをえない。
死んだ人間と、ギリギリ助けられる人間なら、処理が簡単なのは死んだ人間なのだから。
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