真面目な良い子は人生詰む。
良い子ちゃんの人生
虐待・あるいはそれに近い環境で抑圧された子供は周りの顔色を伺ってばっかりの「良い子」ちゃんになってしまう。
良い子ちゃんの教育はとにかく楽である。
大きな問題は起こさないし、反抗期もないから従順。
いわゆる「真面目」な性格。
私も家族からよく言われたもんだ。
「〇〇は真面目だからな」って。
悪気無く言ってるんだろうが、クソな親の顔色を伺ってきたせいでこういう性格になってしまったんだよ。何が真面目だよ。
子育てをする上では最高に見えるかもしれない。
だから親もそういう良い子ちゃんの性格に甘んじるんだ。
しかし良い子は、子供の時は評価されるが社会に放り出されると詰む。
自分がそうだから、良く分かる。
クラスにいる大人しくて真面目な生徒よりも、先生にため口で話せるくらいの無礼でやんちゃ人間の方が先の人生は明るい。
良い子には人生の軸がない。
例えば大学受験で、ある程度偏差値の高い大学に入る。
なぜその大学に入りたかったのか?
偏差値の高い大学に入っておけば周りが喜んでくれるから。
「〇〇大?凄いじゃないか!」って言ってもらえるから。
まぁ大学を決める基準なんてほとんどの人が学費が安いか、偏差値が高いか、くらいの二択なのでここまでは大きな問題ではないだろう。
問題は次の就職活動。
良い子ちゃんは安定した公務員や、大企業、ガス・電気などのインフラ系の職業につきやすい。
そうすれば親や親戚は喜んでくれるし、世間一般的にステータスは高いし、結婚する時も安定しているし、給料もそこそで、ほどほどの人生が送れるから。
そこに自分の軸はない。
これがやりたい、って願望はない。
気づけば、周り、周り。周りのことばっかり。
いや、お前の人生だろう?
周りのことばっかり気にして、企業に入って、安定してるだけのつまらない仕事して、そこそこの給料でハッピー。
自分の中でこの人生は詰んでる。
「いや人生詰むってホームレスになってのたれ死ぬことでしょ」
って思う人もいるだろうけど。
生きる意味を無くした時点で人生は詰みだと、自分では思ってる。
生きてるんじゃない、死んでないだけ。
人生のタイムリミットを35歳~40歳という風に設定してるのも、死んでいないだけの人生を送るのがもうしんどいから。
これは自分に言い聞かせている記事だ。
自分とは似て非なる兄の話
兄がずっと羨ましかった。
兄は小さい頃は「良い子」ちゃんだったが、すぐに”それ”を卒業した。
兄は良い子ちゃんじゃない。
自分のやりたいことを貫きとおすタイプの人間だ。
高校進学の時に揉めまくって担任を泣かしたらしい。
大学も浪人して行きたい大学にいった。
独り暮らしは全部親に負担させて、1人暮らしもした。
周りを一切気にしてない。
大学院を卒業して、誰もが知ってる超有名大企業を入社した。
速攻で辞めて中小ベンチャーに入社した。やりたいことがあったから。
自分と同じ環境で育ったのに、どうしてここまで違うんだろう。
どうして彼はそんなに早い段階で、人生の本質に気づき、良い子ちゃんを卒業することができたんだろう?
どうして私はもっと早い段階で、良い子ちゃんをやめて自分の道を貫くことができなかったんだろう。
気づけば、周りを目をうかがうクセがもう抜けなくなってしまっていた。
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