見出し画像

【月刊おすすめの本 7月小説編】スリラー映画好き必見!展開が読めない!?手に汗握る海外小説3選

どうも、yutaroです。 

今月のおすすめの本紹介していきます。今回は、小説を紹介していきます。
映画好きなら、きっと挫折することなく読み切れるでしょう。3冊紹介していきます。


テイラーアダムス著『パーキングエリア (ハヤカワ・ミステリ文庫』

読んでいて手に汗握るよう小説は、今年初めて読んだかもしれない。映画好きなら、きっと抵抗なく一気に読みできる本です。あらすじは、

クリスマスイブ前夜、女子大生のダービーは、母の容体悪化の知らせを受け、猛吹雪のなか車を飛ばす。しかし天候は悪化するばかりで、仕方なく途中のパーキングエリアで様子をみることに。そこで偶然、一台の車の中に少女が監禁されているのを目撃してしまう。誘拐犯は居合わせた男女4人のうち誰なのか?携帯が繋がらず、夜明けまでは救援が見込めない。頼れるのは自分だけ。はたして少女を助け、共に脱出できるのか!?

この本で面白いのは、設定・状況が一番の読みどころ 
シーンほとんどがパーキングエリアという狭い範囲で事件が起こるいうこと。大体の小説だと、いろんな場所で事件が起こり、場面がしょっちゅう変わりますが、この小説では、大きくは変わらないためか非常に読みやすい。加えて、猛吹雪という天候の悪さの描写であったり、電波が悪く携帯が使えない。犯人を倒すための、武器すらもないというかなり過酷な状況であるということ。その状況からどう主人公が動いていくのかが見どころの一つでもあります。

個人的には、映画で見たいというよりネットフリックスなどでドラマ化して、見る側が「次が気になるから、もう1話みよ!」みたいな見るたびにクセになっていく作り方のほうが作品として面白いかもしれない

エイドリアン マッキンティ著『ザ・チェーン 連鎖誘拐 上 ・下(ハヤカワ・ミステリ文庫)』

これは、確実に一気読み。最初の2〜3ページで読み手を引き込んでいくというつくりは今まで読んだ小説の中では、あまりないのではと感じました。では、ストーリーは、

シングルマザーのレイチェルの娘が誘拐された。何者かから、身代金をビットコインで送金し、他人の子どもを誘拐しろと指示されるレイチェル。レイチェルが誘拐した子供の家族がまた身代金を払い、その家族がさらに別の子供を誘拐すれば、娘は生きて解放される。失敗すれば殺されてしまうというのだ。
謎の人物が仕組んだこの連鎖誘拐システム〈チェーン〉に組み込まれてしまったレイチェルは、無関係の子供の誘拐計画を試みることに         

簡単に上下巻の内容を説明すると、上巻では、事件が起こり、主人公レイチェルを追いつめら、指示どおり動いていく。下巻では、ずっと恐怖に怯えながら、日常を暮らしているがある男のきっかけで、レイチェルが犯人に反撃開始する。
読んでいくうちに、「よくこんなストーリーが思いついたな」と。そう思いながら読んでいました。主人公のレイチェルが犯人の指示どおりに実行するまでの過程の葛藤描写そして、心理描写を描き、読み手に緊張感を与える。また、多くの作家が絶賛しているのも納得する。例えば、

身代金は怪物(モンスター)になること。誘拐の手口はここまで邪悪に進化した!
――長岡弘樹(『教場』著者)
この悪夢のような物語は、信じられないほど独創的でパワーがある。
――スティーヴン・キング(『 IT 』著者)

読書をあまりしない人にとっては、上下巻のある本はおそらく抵抗感があると思うが、今回の上下巻はとも薄い文庫本でありますし、読み手を飽きさせないつくりであり、洋画のサスペンス映画好きな方は好みの作品です。

カリン・スローター著 『破滅のループ (ハーパーBOOKS)』

これほどの濃厚なサスペンス小説は、あまりないと思います。ある程度サスペンス小説読んで、物足りない無くなった人や普段から海外小説に読み慣れている人、上級者向けの小説です。

これまでに、8作品が刊行されるほどの人気シリーズです。今回は、9作目です。ストーリーは、

ショッピングモールの駐車場で、疾病予防管理センターの疫学者が拉致された。
行方不明のまま一カ月が過ぎたとき、アトランタ中心で爆破事件が発生。
現場へ急行した捜査官ウィルと検死官サラは混乱の中、車の追突事故の救命にあたる。
だがその車に乗っていたのは、逃走中の爆破犯たちとさらわれた疫学者だった。
銃撃戦の末にサラも連れ去られ――。
連鎖する凶悪事件、真の目的とは!?

この小説の見どころは、事件を追いかけるのはもちろんのこと登場人物の複雑な人間模様にもついつい感情移入してしまうことです。例えば、男と女の三角関係という部分がストーリーを読み進める上で欠かせなくなっていきます。
特に注目なのが、捜査官ウィルと検査官サラの二人の関係性が読む上で欠かせないです。もともとは、検死官サラを主人公にしたシリーズがあり、(現在、『開かれた瞳孔』が刊行)その後、ウィルシリーズの第一作目からクロスオーバーして、二人が出会い、シリーズを重ねるごとに二人の関係性が変化していきます。
分厚いですが、物語はどれも緊迫感があり、かなり面白いのでどれも一気読みです。


今回も内容が良ければスキお願いします。

この記事が参加している募集

もしサポートをして頂ければ、めちゃテンション上がります〜今後ともよろしくお願いします。