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天才と孤独とは?stand.fmコラボ配信を振り返る②

皆様、如何お過ごしでしょうか?

読書の秋から立冬を迎えて「読書の冬」に入って参りましたが、皆様はどの様な書籍をお手に取っておりますでしょうか?

段々と寒さを感じる時期でもございますので、体調には皆様、十分にお気をつけ頂ければと思います。また、2021年も本日(11月9日)を含まないと残り52日でございます。私も・・・年末軟着陸に向けて着陸態勢に入りましたので、残り52日を何を読んで何を読まないのか?を明確に活動して行こうと思います。

──── 先日、無事にstand.fmも配信700回を迎えて20ヶ月目を迎えました。今回の記事は先日、stand.fmでコラボ収録をした内容の続編でございます。コラボ収録の内容はこちら👇

コラボのお相手は、「誰もが『希望』を持てることを目指すチャンネル」を運営されております、ここむす♡room〜のMikiさんを私の番組にお迎えして収録を致しました。
【Mikiさんの番組はこちら👇】

という事で早速、前回からの続きを書いて行きたいと思います💡
前回は最後に、スペイン黄金世紀の哲学者、神学者、イエズス会司祭者でもある、バルタサール・グラシアンの金言に付いてお伝えしました。

■バルタサール・グラシアン/Wikipedia参照

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想像力をてなづけることが大切である。

──── この想像力については私も日々、直面しております。
先日もstandfmで配信をしましたが、イギリス経験論の最終兵器とも呼ばれている、デイヴィッド・ヒューム「人間本性論」を改めて読んでも、この想像力というものそれぞれの人で違う知覚同士をくっつける接着剤(連合)の役割を果たして居るような気も致します。

■デイヴィッド・ヒューム/Wikipedia参照

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自我は知覚の束に過ぎない

──── 時々、想像力が欠けた方にお会いしますが、この想像力を養うには読書が一つ有効ではないのか?という仮説を私は持って活動を続けております。特にSF小説や文学作品など、時として逸脱した世界に足を踏み入れても面白いと思うんですよね。

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この世界が人間が作り出した虚構に過ぎず、テーブルの上の赤いリンゴやパソコン、私自身も原子の集まりに過ぎないと捉えると、絶対的に正しい「何か」というものは、存在せずにただ、日々、自分が知覚して、区切って、名付けた世界劇場での配役に耽落しているに過ぎないのかも知れません💡

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────天才であるとは一体どんな状態なのでしょうか?

■シモーヌ・ド・ボーヴォワール/Wikipedia参照

人は天才に生まれるのでありません。天才になるのです

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■アルベルト・アインシュタイン/Wikipedia参照

天才とは努力する凡才のこと

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書籍を読んでいるとこんな公式に出会いました👇
才能×努力=スキル

そして
スキル×努力=達成・・・
どちらにも「努力」という言葉が出て参りましたが、確かに天才と呼ばれる人たちは「努力」の仕方が尋常では無く、狂気に近いのだと感じますが、本人たちは「努力」をどの様に捉えているのでしょうか?

これを持続的に継続させられるかは?は・・・やはり内発的動機にどの程度向き合えているか?でしょうし、継続ができないということはまだ、問いの設定が甘い可能性があるのだと思います。問いの立て方や杭の打ち込み方が浅いといつしか、持続出来なくなって来るように思います。


────1万時間の法則とは?

私が1万時間の法則という考え方を知ったのは、マルコム・グラッドウェル「天才!成功する人々の法則」という書籍を読んだことがきっかけでした。

1万時間ですので相当な時間ですが・・・例えば、1日あたり60分間(1時間)何かの領域を勉強した場合ですが、30年間かかるという計算になります(汗)

この法則は1993年にアメリカの大学で心理学者のアンダース・エリクソン教授が提唱した法則の様です。
■アンダース・エリクソン/Wikipedia参照

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書籍には・・・1万時間とは、偉大さを示すマジックナンバーなのだ!とも書いてございますが、音楽やスポーツで卓越した成果を残している人がどれくらい努力を重ねたか?についての興味深い仮説だと思います。

1万時間を何か?に没頭、没入し努力を重ねたからと言って卓越した結果を出せるのか?と言えば必ずしもそうではないでしょうけど、卓越した成果を出している人々は1万時間を要する努力を重ねてきたという事なのだと思います。

確かにstand.fmもそうですが、初回の配信より回を重ねると段々と上手に話せるようになった様な気がしておりますが、上達についてはある程度時間を掛ければ上手になるという事は実感としてございます。


────量質転化の法則とは?

弁証法に量質転化の法則というものがございます。時々読書について、ご質問を頂く中で、以下の様なものがごじます。

書籍は何冊読めば良いのか?


たくさん読めば良い訳でも無いですが、しかしながらたくさん読まないと特異点を超えられないと個人的にいつも思っております。このが一体何冊読めば最高のパフォーマンスを発揮出来る状態へと知識が転化するかは正直、明確に〇〇冊とはお答え出来ないのが、残念です。

量(冊数)だけではなく、質(良書/古典・原典)をある程度の冊数を読み込む事は必須だと思われます。

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余談ではございますが、量質転化には次の様な側面がございます。
「直接の面」「媒介の面」でございます。
「量質転化」というものは、「独立」して存在するものでは無くて、ある「量質転化」が別の「量質転化」媒介するという性質があるのが特徴でもございます。

ちなみに、この「量質転化の法則」はドイツの思想家フリードリヒ・エンゲルスが提唱したとされております。
■フリードリヒ・エンゲルス/Wikipedia参照

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がどちらも大切であり相互補完相互連携をした一つの状態であるとすれば、このに対する正しい努力を重ねる事で、卓越した結果を出すことが可能な様に思います。この正しいという努力の重ね方を早い時期から加えて来た人が誰もが認める「天才」という存在の様な気が致します。
この正しさはその人にフィットした努力の重ね方でもあり、その人らしさにあったオリジナルなものだと思います。

子育てもそうですが、子どもたちにあったものの言い方や接し方などを模索しながらでございますが、読書や人生に於いてもこの考え方は多分に転用可能な思考だと思います。

ここまで読んで下さり、有難うございました。
またこの続きはまた次回、書いてみたいと思います💡

                 * * *


────ここからは毎度の宣伝でございます(汗)

読書術研究家の日々の活動👇

【stand.fm 子育て×読書体験ラジオ】
=配信20ヶ月目に突入です・・・
2020年4月5日~配信をスタートしており昨日(2021/11/9迄)で706本の音声コンテンツを配信しております。19月継続して参りましたが、リアルの場ではお会い出来ない方ともゆるい弱い繋がりが持てて、毎日刺激的な日々を過ごしております💡

【Twitter】
日々読書について語ったり、興味のあるツイートを拡散したりなど活用しております。最近ではお優しいDMやコメントを頂戴する機会も増えて参りましたが、有り難い限りでございます。

【REC】
RECでも音声配信をしております。本日(10/29)までに98個の音声コンテンツを配信しております。まだRECの世界にある「何か」が分かりませんが、気が向いた時に配信をするような感じでございます。
10月22日には下記の様な発表もあり、RECは今は活動休止中ですが、気が向いたらまた配信しようと思います💡

【POTOFU】
POTOFUも活動URLをまとめました。宜しければ、お立ち寄りください。

他にInstagramGravityも更新しておりますので、是非、お立ち寄りください🌟

リアルの場でもSNSでも一期一会の出会いを大切にして参りたいと思います。引き続き、お付き合い宜しくお願い致します。

■ブリア=サヴァラン/Wikipedia参照

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どんな書籍を読んでいるか言ってみたまえ、君がどんな人か言い当ててみせよう。

またのご来店、心よりお待ちしております。有難うございました~🌟

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