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新社会人のみなさん、あなた方は優秀な部類なのです。

枕にかえて

どうも、えんどう @ryosuke_endo です。

もう3月も終わりを迎えつつあることを考えると、ぼくは主に本格的に不登校となった長男くんと過ごしてきた。

どちらが傍(かたわら)なのかはわからないが、日々”学校に行きたい”と考えながらも腹痛と心理的な違和感に悩み続ける彼との生活は、後期の出席日数において2/3以上が欠席となるに至り、彼とは自宅のリビング兼ワークスペース兼スタディスペースで共に過ごしてきた

嫌ではないし、むしろぼくが望んで対応していることもあり満足感も得ているようにも思えている。

4月からは次男くんが小学校進学を控えており、それに合わせて本人は学校に行きたいと豪語しているものの、行けるかどうかは正直なところわからない。行けた場合、本人としては非常に満足感が高いのだろうが、行けなかったとしても特にどうこうというつもりはない。

彼は彼でいろいろと考えている中で、必死に人生を模索しているだけだ。

さて、4月となると新社会人と呼ばれる新卒社会人の人たちが「社会人デビュー」を飾る。

社会人になんてなりたくない、つまらない大人になんてなりたくないと尾崎豊みたいな価値観は昭和から平成初期で終わってしまっただろうが、少なくとも学校時代のよき思い出と共に社会の歯車になることに抵抗感を持っている人もいることだろう。

今回は、そんな勇猛果敢に社会へ挑もうとする若者たちに向けた手紙を、誰でもない地方在住の30代後半のおじさんが書こうという非常に挑戦的な話である。

▶︎ 大丈夫、あなたは優秀だ。

いわゆる社会人デビューを飾ろうとする何かしらの学校を卒業したあなたは、意気揚々と社会に向けて挑みかかろうとしているのか。それともハンドタオルを手にして額に当てながらビクついているのか。

どちらなのかはわからないが、**どこしらの企業に就職することができている時点であなたは優秀だ。**仮に就職ができていないのだとしても心配する必要はない。

企業なんてのはごまんとあるし、企業側があなたが必要だと「現時点」で思えなかっただけで、あなたがこれまでの人生を後悔するようなことは一切ないのである。

根拠は後ほど記載するが、大丈夫。あなたは優秀なのだ。

なぜなら、あなたはこれから多くの時間を費やしながら身銭を稼ぐ手段を身につけなければならないし、家族と共に過ごすようになれば家族の生活を守るために必死になる必要がある。

もしかしたら、うっすらとそんなことを想定しているかもしれないが、それが想定できている時点で既に優秀だといわざるを得ない。自慢ではないが、少なくともぼくはあなたたちと同じような年齢の時点ではそのようなことを想定できていなかったし、想定することもなかった。

努力をすれば何でもできるようになると思っていたし、井の中の蛙でいることにすら気づけなかった。それが悪いことでもなんでもないと思い込んでいたし、学歴コンプレックスみたいなものを全面に出しながらも必死に生きながらえる姿を見せることがかっこいいと思っていた。

いま、こうやって書き連ねていた思うがウケる。笑

なぜ、当時あそこまで無能ぶりを自覚もできなかったにも関わらず、周りが差し伸べてくれる手によって救われたことも気づかなかったのか。その救われている事実を無視し、自分の力で成し遂げたかのような誤解をしていたのか。

まったく理解できない。まったく理解できないものの、なんだかんだとフリーランスのスポーツトレーナーからスタートした職務経歴は2022年04月時点で16年とか17年になる。

▷ 大半の社会人は社会人のフリをした人たちだ

何でもないぼくがこんなところで記載したところで、何の影響力もないことはわかっているものの、新卒社会人なんてラベルやタグをつけてスタートしなければならない状況は決して喜べるものではないだろう。

なぜなら、同じ会社や取引先に出向くことになればなるほどに、あなたが貼っているラベルやタグとしての「新卒」を上から目線で冷笑や嘲笑の対象として見つめてくるようなどうしようもない大人たちがいるからだ。

それを「まぁ、仕方ないっす。」とか言いながらヘラヘラと乗り越えられる人はいい。おそらく、そんな人はそうやって上から目線で振る舞ってくるカッコ悪い大人たちを馬鹿にできる人物だろうし、自分に貼られているラベルやタグをうまく活用することができる人だからだ。

問題なんて大袈裟に書くこともないのだが、ぼくがこれを書くことで読んでほしいと思っている対象者は、そんなラベルやタグを自分で貼ったわけでもないのに...と苦しんでしまう人である

気にしないでほしい。大半の大人ぶってる人たちは「自分がそうだった」と傷を撫でてくるようなそぶりを見せながら下心を持っているか、マウントをとって精神的に優位に立とうとする人たちは存在するものだ。

悲しいかな、それは自分よりも下に属する存在をつくりたいだけのかわいそうな性質を持った人たちなのであり、自分よりも年齢が下だとわかった途端に口調がタメ口になってしまう悲しい性質を持ってしまっているのである。

しかし、そんな性質を持ってしまっていることをかわいそうに思えばいいのだ。

▷ 会社を辞めることになっても気にしなくていい

仮に、仮にだが、あなたの就職した会社がそんな風に年齢などで他人と上下関係を築くことを重視することに躍起になり、自分が優位に立てるポジションづくりに必死になるような人たちが多数派な就労環境だった場合には辞めたくなるだろう。

ただ、別にそんな会社を辞めてしまったとしても何の問題もないだろう。なぜなら、若い人材を確保したいと考える企業は多数存在する。ましてや20代であれば転職なども決して難しくはない。

いわゆる「普通」と呼ばれる進路として「大学に進学し、正規雇用、3年間離職なし」といった誰がつくったのかもわからない人生の進路は実現できることが決して多数派ではない。

現場で使える教育社会学:教職のための「教育格差」入門

上記の書籍内で利用されているデータは2009年に中学を卒業した人たちを対象にした経年データを引用しているのだが、簡単に紹介すると以下のようになる。(中学校卒業を卒業した人の人数を1000人と規定した場合)

高校進学 970人 高校卒業 896人 4年生大学現役進学 413人 大学を4年で卒業 331人 正規雇用 240人 正規雇用後3年間離職なし 163人

つまり、いわゆる正規ルートと考えられがちな『大学進学(現役)▷学士取得(現役卒業)▷就職▷三年転職せず』なんて人生の選び方は、むしろ少数派なのが2022年現在における事実である。

「普通」だと思われている人生選択を享受できる割合は、わずか16%なのだ。

さらに衝撃的な数値を紹介しよう。

正規雇用240人中、初年度年収が450万以上の会社に入れている人数は3人である。平均年収が400万であることを踏まえると、そもそも初年度年収で450万を取得できる人材は稀有な存在であるのだ。

プロ野球選手でドラフト1位選手の契約金1億で年俸が600万+出来高払いみたいな世界線が無理だろうが、そもそもの「普通」と思われている世界線は若者に厳しすぎる現実を受け止めるべきだ。

つまり普通なんてものを気にしなくていいのだ。

「普通」の基準は所属するコミュニティによって変容する。一つのコミュニティにしか属したことのない人間は価値観が変わるなんてことを知らないがために「普通」を強要してくる。

ところがその「普通」は第三者からすると「異常」である可能性すらあることを認識すべきであり、「普通」の世界線を多く把握している人間の方が生きやすい世界になって来たといえる。

▷ 社会人活動ではなく社会活動を

まぁ、そもそもが総合研究開発機構(2009年)の『終身雇用という幻想を捨てよ 産業構造変化に合った雇用システムに転換を』に記載されている通り、1990年代には正規雇用の継続年数が20年に満たない事実が露見しており、終身雇用といえる制度を持つ組織は労働人口で8.8%ほどだ。

一つの会社に20年いること自体が生きる化石だ。

10年いることで組織にしがみついていると思われても仕方のない時代に差し掛かっているといえるのであり、若者は一つの組織と相性がよければ勤め続けるような状態を維持すればいいが、飛び出しても問題はないことを伝えたい。

さらにぼくが付け加えておきたいのは**、社会人としての活動(つまりは会社員人生)を全うするような時代ではなくなって来ている**点だ。

橘玲が『幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』で書いているように、人生を幸福にするための三つの資本にある「社会資本」を充実させるためには社会活動を通して自身の交友関係を広げることを勧めたい。

つまり一つの組織、一つのコミュニティだけで完結するような人生を送るのではなく、さまざまな興味関心や嗜好といった階層や断層ごとに所属するコミュニティを分けるのだ。

今後、会社員生活をしていて月の手取りが40万を超える人間は限定されていくが、複数の組織から月額3万円ずつの契約を取得する人は増えていくはずで、一つの組織からだけ収入を得ることはリスクになっていく。

それであれば、複数のコミュニティに属しながら自身の強みを模索しつつ、いつでも自身の価値を提供できる機会を提示できる場所へ顔を出せるような状況を持っておくことが望ましいだろう。

理由は上記したように「普通」とやらが「異常」な世界線になって来ているのだから、個人の人生戦略は個人でどうにかする他にない。

他人は自分の人生に責任を負ってくれないのだ。

ではでは。

えんどう

▶︎ おまけ

▷ 紹介したいnote

やってはいけない。「働き方」。
プロ奢ラレヤーさんは、その辺で働いている人間よりも真っ当だとぼくは思う。いや、そんな風に考えてしまう思考体系は破綻してるのかもしれないが、少なくとも「普通」とやらに縛られて生きているような人たちとな違い、自らの果たせる範囲を認識している時点で大きな違いがある。

着たい服を考えると、自分が本当に望む働き方が見えてくる
たしかにありだと思える価値観だ。この価値観を否定できるのは、相応の成果と生活を享受できている人であり、おそらくそんな人たちは服装について無思考でスーツを着るような人たちからは解脱されているだろう。

新卒なりの新卒教育。
ハヤカワ五味さんの魅力は率直なことだと思ってる。いや、詳しくは話せない。何気ない発言や発信に構えたような力強さがあるわけでもなければ、気張っているわけでもない。そこにあるのは率直に思ったことを相応の経験値から述べている素直な姿勢なのである。新卒のみなさんは参考にしたらいい。

▷ 本noteに関連する紹介したい書籍

意識が高くない僕たちのためのゼロからはじめる働き方改革
度々紹介している書籍だが、誰かから働き方を改革させられるのでは本当に自分が望む働き方など獲得できるわけがない。働き方改革とは自らに課されるものであり、叶えたい働き方を実現するために何をすべきなのかを明白にすることからはじまる。そのきっかけとなる書籍だ。

▷ 著者のTwitterアカウント

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