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#06【やってみよっ対話型鑑賞】俺を見る?俺と見る?

オンラインで、絵画作品をおしゃべりしながら30分程度じっくりみていきます♪

作品情報は鑑賞の最後に紹介します。


メンバー

今日のファシリテーターはオンライン教室「アートダイアローグスタジオENDIA」の主宰、遠藤歩が担当♪

鑑賞スタート!

はい、それでは早速鑑賞していきたいと思いま~す!じゃあまずはしっかりお時間取ろうと思うので、それぞれお1人ずつで隅々までじ~~~~っくりとご覧ください。お願いしま~す!

(じっくりみる)

はいみなさんしっかり見ていただいてありがとうございます!じゃあ、話しながら見ながら進めていこうと思います!じゃあ、誰からでも大丈夫なので、思ったことでも感じたことでも、見えたものでも第一印象でも、疑問に思ったことでもお気に入りポイントでも何でも結構です。挙手して発言してくださ~い。はい、誰から行きましょう♪

は~い(同時に手を挙げる)

じゃあきーぼー行って、りえちゃんね

はい、えーっとですね。男の人が、崖から向こうを見てますw

ほーw向こうを見てるっていうのは、どのあたりを見てると思われてますか?

遠くの方。

ほうほう、それはどこからそう思わはった?

顔が下を向いてるとかじゃなくって、まっすぐ向こう向いてると思ったからかな?

男、遠くを眺めるの巻

なるほど。顔の向きがやや下とかではなく、正面を向いてそう。

はい。

うんうん、ありがとうございます!なんだか遠くの方を見ているのではないか。はい、りえちゃんもお願いします。

この人、革靴みたいな気がするんですけどw革靴で、ジャケットもなんかフロックコートっていうの?みたいな、ちゃんとした格好してこんなところにどうやってきたんだろう?みたいなwあと、ちょっと言いたいことがさっきのきーぼーので増えちゃったんだけど、遠く見てるっていうか、足元見て、その斜め下45度ぐらいを見てそうな首の角度だな、みたいな気がするw

ほぉほぉほぉ、ありがとう。まずこの服装っていうところと場所っていうところが、なんだかちぐはぐしている、似つかわしくないなっていうところを見つけてくれたと思うんやけど、“こんなところに”っていう言い方をしてくれたんやけど、具体的にどんな崖?どんなところ?

崖っていうか、岩場?で、岩しかないみたいな感じで、結構遠くまで岩しかなくて、そこに雲みたいな、雲海みたいな、向こうがなんか白くて。だから結構高さのあるところだと思うんだけど。

どこやねんここ

うんうんうんうん。

どうやって降り立ったのか。下からえっこらえっこら登ってきたのかわかんないけど、どうやってここにやってきたんだろうなみたいな。

う~~~んなるほど。すぐに行けるような場所っていうよりかは、結構困難を伴いそうな場所ってことか。

そうですね。

で、見てる方向が斜め下を見てるっていうことから、どんなことが言えそう?

現時点でわかんないんだけど、やっぱりここが1番高い気がするから、あ、その1番遠くに山とかはあるけどそっちは置いといて、この辺ではここが1番高くて下を見下ろしている。で、見えている崖の山みたいなのが、上に木とか生えてるような感じで

これかな?

ちっぽけ林

そう、その辺とかなんだけど、その辺とかがすごいちっぽけな存在みたいな感じに、見下ろしてるみたいにも見える。

あ~~~見下ろしてるっていうよりかは、見下してるみたいなニュアンス?

う~~ん、なんとなくムスカ大佐みたいなwww

わかりやすいwww

人がゴミのようだのwww

人がゴミのようだ~wでもね、高笑いとかはしてないと思うんだけど、結構表情も無表情そうな感じかな。

なるほど~~ありがとうございます。遠くを見つめているんじゃないかっていう一方で、何かこう、下を見て、自分の今立っている場所を誇らしげに思っているような、そんなふうにも見えるんじゃないかってお話でしたね。しずかちゃんもどうですか。

はい。高い場所なんだろうなっていうのは、私も思いました。で、それは、なんかね、風が強そうで、ここの場所が。さっきの雲海って言ってくれたところがすごくなびいてる。この手前の方も下から上にふわって、雲なのかな?なんかなびいてる感じもするし、さっきちょっとアップになった時に、男性の髪の毛も右から左に流れてる感じがして、風が強いぐらい上の方に来てるって感じがして。

♪屋根よ~り~た~か~いこのぼ~り~どころではない

うんうん

でさっき、りえちゃんが“ちっぽけな存在”って言ってたところが、そこがみんなが生活してる場所だとすると、そこからだいぶ離れたところに来てるみたいな、そういうところに立ってるような感じで見えてます。

お~~~離れたところっていうのは、もうまるで人がいないようなっていうニュアンス?

そうそうそう、普段生活しているところから全然離れた場所に来たみたいな、物理的に。で、気持ちも普段いる場所から離れたみたいな。なんかそんな感じで見えますね。

あぁ、もう身も心も日常とは違う場所にいる。

あ、そうそうそう、うん。

なるほど。それは、風が強いっていうところから以外で、離れた場所って思った理由って他にあったりする?

う~んやっぱなんか下の方に、崖とか木とか、あと多分この雲の下にも土地が広がってるのかなと思うと、そこももう見えなくなっちゃってるし。そういうところからかな?

なるほど。もうここがどこなのかわからないというか、雲で隠れて何があるかもわからないってところ。

うん、“そこまで来た”みたいな。

あぁありがとうございます。なんでここに来たんでしょうね。はい、りえちゃんお願いします!

はい。なんか今の風の話で、確かに髪は風に伸びてるなって思ったんですけど、服とかも全然なびいてない。

風に屈しない、俺

あ~~ほんまやな!

ここがすごい高いところだとしたら、結構な風が吹いてるんじゃないかっていう話だったんだけど、その割にはこの不安定な足場で、すごい安定感があるこの人。微動だにしない感じがあるなと思って。さっき、服装が違和感あるって言ってたんですけど。なんか実はここはこの服装が似合いそうなパーティー会場とか、実はそんな感じなのかな?みたいな気もしてきて。

www

だからこの場所は、この彼の心象風景みたいな。周りに本当は人とかがいっぱいいたりとかするんだけれども、ちょっと華やかなこんな服装が似合いそうなところなんだけれども、自分はこの岩場の上に立って、なんか周りを少し静かな心で見回してるみたいな、なんかそんな感じなのかなみたいな気がしてきました。

あ~~~ありがとうございます。まるでこの人物が岩場に立っているような気持ちでいるみたいな世界がここに描かれてるんじゃないかっていうことで、この人物以外がもう全てが心象風景、まぁイメージの世界みたいなそういう感じですかね?

そうです。

あ~~~なるほど。それはこう、場にそぐわず安定感があるっていう立ち方だったり、衣装のしっかりちゃんとした格好みたいな話で出てましたけど、そこ以外でここの背景の部分が心象風景だなって思った理由って他にあったりします?

う~ん。さっき雲海みたいな話もしてたんですけど、なんとなく幻想的な。そのラインが肩の下あたりぐらいで、右から左から少し出てたり、それとかちょっとなんか謎?なんだかわかんないみたいな、雲っぽくもないし~山っぽくもないし~みたいな。そういう感じだったりとか、例えば風が吹いてたらその雲が流れてる感じとか、向こうの空の方は少し、太陽の光なのか少し明るい気もするんだけど、なんかその、動きみたいなのがあんまり感じられなくて、すごく静かな感じ。音とか動きとかがすごく静かな感じがするっていうのが、本当にリアルな光景っていうより、少し内面だったりだとか、イメージだったりとかっていう感じかなと思う。

謎の線状痕ミステリーライン

ああ、なるほど。実際だと、もっとね、ビュービューゴーゴーもっと荒れ狂ったような状況でもおかしくないっていうところに、なんだか静けさ、音の無さみたいなことだったり、動きのなさみたいなところがあると。ありがとうございます。他皆さんもいかがですか?はいしずかちゃん~!

はい。そうね、なんか静かさは私はあんまり感じてなかったんですけど、うるさい場所にいるんだろうなって思ってたんだけど、りえちゃんの話を聞いて、この人のなんか心の中はすごく静かなのかなみたいな。そのどっしりした立ち方みたいな話もあったし、あんまりその、音とか風とかにこの人が左右されてない感じがするっていうのは、確かにすごくそうだなと思って。

うんうんうんうん。

それは、だからそう、景色を眺めてるわけじゃない。ただ自分に向き合ってるとかなのか、考え事してるなのか。この人自身はすごく心の中は静かみたいな、なんかそんな感じにも見えるなって思いました。

うんうん、ありがとうございます。具体的にどんなことに向き合ってたり、どんなことを考えてそうとか、なんか連想できそうだったりする?

なんだろう・・・なんか大きなことw今日の晩御飯とかじゃなくて、もっとなんか大きなことに向き合ってそうw

wwwwさっきこう、身も心も日常とは切り離したような場所って言い方してくれてたけど、考えていることも、もうそういう日常レベルのことではなく?

あ、そう!さっきりえちゃんがパーティー会場で1人こっちで考え事してるって言った時に、ほんとやだなと思ったんですよ、そんな人がパーティーにいたらwwwでも、だとしたら、「俺はなぜこのパーティーに来たのだろうか。」「俺は人とどうやって向き合っていったらいいんだろうか。」みたいな、なんかそういうおっきいこと考えてるだろうなって思ってw

あ~~~なるほど。すごくこう、個人的な悩み、深い悩みみたいなところがあるって感じなんかな?

うん、そうかも。

一生懸命向き合ってそうってことか。

うん、一生懸命向き合ってるんですよねw

ありがとうございますwこの人が遠くを眺めているとか、下を見て自分の立ち位置みたいなところを誇らしげに見てるみたいな意見があった一方で、何かこう深い悩みとか、心象風景みたいな話から、心が静かな状態でじっくり何かを考えているんじゃないかっていう話が出てきましたけれども、他皆さんどうですか?

は~い

はい、きーぼー!

全然まとまってない。

全然大丈夫やでwww

えっとねぇ、雲海っていう話があったけど、なんか、朝霧みたいにも見えるなって。

へ~~~~

あの空の上にまだ雲があるから。

ああ、ここの話?

おはよう~俺

うん。雲海に行ったことないけど、雲海よりさらに上に雲があるのだろうか?朝霧っていう風にもなんか見えるな~と思って。

その朝みたいな要素っていうのは、どこからそう思わはったんやろう?

遠くの方が白くかすんでる感じとか、でも暗くなくって、光もあるし。その辺朝っぽいな。だから、朝、あれ、なんて言ったっけ?wwあ、朝霧みたいなっていう風にも見えるかなとw

なるほど。先ほどは結構ここがすご~~く山の高いところで、もう本当に雲が下に見えるんじゃないかって話があった一方で、この上の部分も実は雲なんじゃないかと。そうするとここはもっと山の下の方?霧が出てる?

うん、山は山やと思うんですけど。雲っていうよりか、霧のようなものかな?って

なるほど、ちょっとちぐはぐしてくるような話ですね。ありがとうございます。朝っていう時間帯の話も新しくしてくれました。他皆さんもいかがですか?

は~い(同時に手が挙がる)

じゃあしずかちゃん行って、りえちゃん行こう~。

はい。そしたら、ちょっとこの辺がどうなのかとかはあまりわかってないんですが、ちょっと遠くに見える景色を言っとこうかなと思って。

ありがとうwww

結構遠くに大きな山があります。

はい、これですかね?

山と俺

そう。それで、その手前にも小山みたいな、丘みたいな。

これですかね?(右の岩山を指す)

ううん、そのね、さっきのおっきな山のすぐ手前。

あ、これ?

そうそうそうそう。そこにもなんかあって、山がなんか連なってる感じ。で、右側はなんか岩山みたいなのがそびえ立ってて、すごい自然の中なのかなっていう気もしますね。遠くまで山が連なってて。でもなんかそれで思うと、さっきりえちゃんが言ってた、斜めに線が入ってるっていう、肩の辺にっていうこれはなんなんだろうってやっぱ改めて思いますね。

おぉ~なるほど。“すごい”自然って、もっと具体的に言うとどんな自然をイメージされてます?

あ、なんかこの服装だと、その街に近いところから山に来たみたいなふうにも見えるかなって思ってたんですけど、遠くまでずっと街とかがなさそうっていう、そういう意味でのすごい自然。

うんうんうんうん。まるでもう人が住んでいるところからはかなり遠く離れてきたような。

うん、そうですね。で、見てる先もずっとそういう人がいなそうて思うと、なんかりえちゃんの心象風景っていうの、なんかすごく納得感があるなって。

うんうんうんうん。ちなみに向こうの方にいろんな山があるっていうところからイメージすることとかって他にあったりする?

うーん、遠くに山があることからイメージすること・・・

むずいなwww

なんだろ?wアメリカ?w

あ~場所ね!

そう。うん。土地の場所。

うんうん、ちょっと異国の地みたいなってこと?

そう。あとスケールが大きいみたいな感じかな、全体に。

うんうんうんうん、なるほど。ありがとうございます。りえちゃんもお願いします。

は~い。なんか難しいな。その岩ばっかりみたいなところからも、標高何千メートル以上はなんか植物とか生えなくなるみたいな。だからやっぱり結構高い気がするんですよね。うーん。で、なんかこの辺はあの肩の下のラインぐらいまでは、この高さが続いてる、その先にもっと高いものが見えてるっていう場所で。で、これより下っていうのは、やっぱり私は雲海みたいに見えるんですけど、見えてない。雲海みたいなので塞がれて、その下が見えなくて、で、植物とか人間とかも通常いるところではないみたいな気がしてる。そこからは何が言えるかはわからないwww

俺、思う故に俺あり

さっきはこの立ってる場所が一番高いところで、下を見下ろしてる自分の立ち位置みたいなところから、まぁ無表情かもしれないけれども、少し下をちっぽけな存在として見下しているみたいな話もあったけど、この向こう側にもっと高いものがあるって言い方を今してくれたんやけど、もっと高いものが待っているみたいなところから受ける印象とかあったりする?

なんだろうな~。待ってるかどうかわかんないんですけど、まぁ見えている。で、今のでちょっと思ったのが、その下を、人が住む生活感あふれる日常みたいなものをちっぽけなものだなって見ているんだけれども、なんか私、これ心象風景とかイメージなんじゃないかっていう風に言ったんだけれども、その日常を送るところには、やっぱり自分も、生身の自分もそこにいるんだと思うんですよ。で、それを自分も含めて別に上から目線っていうわけではなくて、ただただ淡々と、「あ、ちっぽけだな」って、ただただ見つめてる自分もいて、

うんうんうんうん。

で、待ってるかどうかわからないんだけれども、もしかしたら彼の憧れとか、行けるかどうかわからないけど、ああいうところもあるんだなみたいなふうに、見えているものとして高くて大きな存在みたいなのがぼやけてて。でもそっちに行くにはこのラインがある。あ、でもそっちに向かってるような感じもするこのライン。何があるかわからないし、よく見えないし、どうなってるかもわかんないんだけど、ああいう存在もあるんだなっていう風に感じている。存在を感知してるみたいな感じ。感じて、知る。ああいうものがあるんだって思っている存在が、何かあるのかな~って。

なるほど、自分の立ち位置みたいなところを知って、さらに、何かがあるっていうことにも気づいているみたいな。

なんだろうね、立ち位置っていうか、多分さっきパーティー会場で誰とも喋らずに突っ立っている人がいたら嫌だみたいなwパーティーに来てるんだからさみたいなところも、他の人から見たらあるかもしれないんだけれどもwもう彼はそのようにしか在れないみたいな感じ。だから別に他の人をくだらないとか思ってるわけじゃなくて、もうどこにいても、俯瞰して見ちゃうみたいな。

うんうんうんうん

あ~~面白いな、その場に溶け込めないみたいな。ちょっと恐れとか抱いてるのかな?

全然、今のところ感じない恐れはw彼自身がってことだよね?

没入してしまうことに対してかな。俯瞰して客観的に見てしまう、どうしてもそういう傾向に陥ってしまうっていうことは日常になにか恐れを抱いてるのかな?って。

ああ、日常みたいなものに対して?

そうそうそうそうそう。

あ~どうなんだろう。なんかボケ~っとしちゃう時ってあるじゃないですか。みんなと一緒にいるのに。「あ、ごめん、聞いてなかった」みたいなwああいうのがずっと続いてるような感じもするw

あ~~~~なるほど。さっきしずかちゃんは結構内面、すごく深い悩みがあって、それに対して静かにじっくり考えてるんじゃないかっていう言い方をしてくれてたけど、一方で、心ここに在らずみたいにも見えると。「虚無」みたいな感じですかね?

虚無って、ちょっとニュアンス的にはどっち寄りかって言ったらネガティブ寄りな感じがするけど、なんかそういうのでもないような。

 

空っぽ。ただぼーっとしてるみたいな?

うーん、なんだろうね。空っぽっていうか。うん、ただただぼーっとして見てる。何か聞いてるのかもしれない。

あ、きーぼーお願いします!

人が、生き方をすごく内省してる感じ?に見えてきて。その、左右の斜めのやつ、それはね、なんかね、真っすぐの道路がある時の、両端みたいに見えるんですよね僕。真っすぐのアスファルトの道路があった時の両端の、この草原はそんな感じに見えそうやなみたいな。っていうような、なんか向こうにずっと続いていくような感じがあって。

道と俺、俺と道

うんうん

で、色々連想してるんですけどw、左足が出てる方に顔は向こうに向いてそうだから、向こうには関心があるんやろうな~とも思うし、海で片足だけ、なんかこんなとこに乗せてwそう、黄昏れてるw

wwwww

あまりすごく悩んでるっていうよりかは、ぼーっと考えてるようにも見えるし、でも関心はなんとなくあるかもしれないし、いやいやすごく実は考えているかもしれないし。で、進んでいく先ははよく見えなくて危ないようにも見えるし。向こうの方の山、しずかちゃんが言わはったなんかあるなっていうところはなんかあるかもしれんけど、すっごい輝いてるとかそこに行きたいっていう感じでもないし。で、この人も、戻ろうと思えば多分戻れる。で、怖いけどここから落ちようと思えば多分落ちれる。とか、なんかその辺すっごい引っくるめて、パーティー会場で1人で考えてるみたいなんがあったんですけど、

うんうん

人が生き方について1人で考えてる感じ。で、それはなんか多分考えてる人からしたら、周りとはちょっと違う特別な自分だけの悩み感もあると思うんですよ。わかってもらえないかもしれないっていうのもあるし、もしかしたら周りと比べて自分の悩みの方が上だみたいな感じもあるかもしれないし。なんかそんなことをこう、連想できる、考えれるな~と思って。面白いな~と思いました。

あ~~~~~~~!なるほどなぁ~~~~!ありがとうございます。

面白い。えーちょっと、

あーしずかちゃん、ぜひどうぞ!

なんか今のすごいわかるわかると思って聞いてたんですけど、その時に、このやっぱり朝霧なのか雲海なのかっていうのが結構これがあることが大事なのかなと思って。なんかその俗世界が見えなくなってる、そういう時だからこそ遠くのことが考えられるみたいな、なんかそんなメッセージをすごく感じていて今。

過去と現在と未来と俺

お~~~

例えば仕事でも、より遠くのこと考える時って多分目の前のこのコピーどうやって取ろうみたいなことっていうのは、多分1回置いといて先のこと考えるじゃないですかwなんかそういう感じ。やっぱそれが見えなくなるからこそ遠くのところが見えるみたいな。だからこそ高いとこまで登る必要があるみたいな。それはなんか物理的になのか、精神的になのかわかんないですけど。なんかそういう、本当にすごく先々の大事なことを見据えて考えようとしてる。で、その時には目の前のものはちょっと見ないでおこうみたいな。なんかそんな風なメッセージをなんか感じてます。

あ~~~~~~~なるほど~~~~。「あえてここに来ている理由はなんだろう?」みたいな問いもあったけれども、何かそういう先の大事なことを考えるためには、こんな高いところまで来ないと、いろんなものをあえて見えないようにしないと、考えられないこともあるんじゃないか。

うん。

なるほど~~~~~~。どんなことを考えてるんでしょうね。

ね、なんだろうな。私結構「この会社をどうしていこう」みたいな、なんかそういうことを考えちゃって、自分すごいビジネスの頭してるなっていうのをちょっと今思ったんだけどw

う~んなるほどw自分がこの場所に立った時にどんなことを考えそうかみたいな視点やね。

うん、でもなんか思ったけど、それ以上重要な問いってそんなにないかもとも思いました!今の自分にとってはwこれ面白いね。

へ~~~~そうなんや!

うん。なんの仕事しようとか、どこに住もうとか、そういうのもあんまり迷ってないんだろうなってw「この会社をどうしてこう」ってことだけ考えたいのかなって思った今。自分でなんか聞かれて。

なんかしずかちゃんの悩みがクリアになったような感じがwww

ねえ~うんうんwww他のことはもう霧の中なんでしょうねwww些末なことなのかもしれないw

なるほど、優先順位みたいなことも見えてきそうな話。ありがとうございます。ちなみにりえちゃん、きーぼーも最後よかったら、もし自分がここに立った時にどう思うとかあれば教えていただけると。
はい、りえちゃんお願いします!

あんまり自分がってわけじゃないんだけど、“この彼は”なんだけど、自分のことしか考えてないと思うw

wwwww

っていう感じがしてて、なんか他者の存在みたいなのが全然感じられないので、自分と比較したりとか、判断したりとか、そういう意味でも、他者の存在って別に今現在彼にはなくって。それよりも、自分がどう在ろうかとか、なんかそういうことだけを考えてる感じ。ここはどこ。これはいけるんだろうか。この先に行けるんだろうか。とか、あっちまで続いてるんだろうかとか、なんかそういうことだけを考えてんじゃないかな。

お~~~~なるほど。その、他者のことを考えずに、自分のことだけを考えているように見えてるのは具体的にどこからなんやろ?

描かれてないから。

他者が?

他者の存在を感じさせるものが。

うんうんうんうん。このイメージの世界みたいなところでさえも、何かこう、人里離れたような、誰もいない場所っていうところで、自分1人になりたいみたいな。

1人になりたいのかわかんないけど。でも、人も書かれてないし、人工物みたいなのも無いし。ねえ、植物とかもたくさん咲き誇ってるみたいな感じでもないし。だから、“状態”なだけな気がする。ただただ自分のことを見つめているっていう状態。別になんか欲望とかも特になくて。だから、こう在りたいとかじゃなくて、どう在ろうかみたいなことを考えてる。

俺とは

うんうんうん。ありがとうございます。きーぼーもいかがですか。

自分やったらってすごい難しいなと思って。なんか多分りえちゃんが言わはった、嫌な言い方すると“自分のことしか考えてない”感はすごい僕もあるなって感じて。多分この人しかいいひんのです。もう言葉の通りこの人中心なんですよね。それと、わざわざここにやってきたっていうよりかは、ここまでやってきた感があるんですね僕。

おぉ~~~

険しい道を登って登って歩いてきてここまでやってきた、到達した感があって、自分には多分それがまだないのか。

あ~~~~~~

ここまで来たぞ、さあどうしようっていう感じじゃないから、なんか考えにくいのかなって思った。

へ~~~~~面白い。

あ~~~面白いな。質問になるんやけど、この人がここまでやってきた!みたいなのって1個目標達成したみたいな、そういうことかな?

1個の目標っていうよりかは、それこそ女社長がバリバリやってきて、なんかやっと軌道に乗って、ちょっと遠くを考えれるようになった時というか、俯瞰できるようになった時っていう感じ。

大きなことが一段落したみたいな感じなのかな?悩みの種類が変わった?

あ~~~でも、僕の感じは種類が変わったっていうより、がむしゃらに頑張ってやってきて、で、ふとした時に、「あ、なんかここまでやってきたんだな」、「あ、なんかちょっと近くのことだけじゃなくて、遠くのことも更に次の遠くのことも見えそうだな~」ぐらいのニュアンス。

あ~~~~確かにな~~~~~!!!!!!

wwwww

今、達成しました!とか、やっとここまで来ました!っていう線引きなんてないもんな。“ふと”ここまで来てたみたいな。

“ふと”なんですそう。その目標が前からあって、そこに到達しましたっていうよりかは、やってきてやってきて積み重ねてきました。で、ふと、なんか、考えれる時、考えたと。

なるほど~~~ありがとうございます!
今日この作品を見ながら、何かこの先にどんなことを自分はやれるだろうかとか、どんな未来が待っているだろうか。みたいなことを考える人もいれば、今ここに在るみたいなことに意識を集中している、集中しているっていうか、内省をしているみたいな見方もあったり、心の景色みたいなものが人によってちょっと見え方が変わるっていうところが、みんなと鑑賞してて面白いなと思いました。ありがとうございました。

お疲れ様でした~~~!!!

今回鑑賞した作品

カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ『雲海の上の旅人』(1818年)
カンヴァスに油彩 98.4 cm × 74.8 cm (38.7 in × 29.4 in) ハンブルク美術館
パブリック・ドメイン

アフタートーク

すんごいねこれ、夜11時にする会話じゃないよねwwwむず!!と思ってwww

wwwww

自分がここに立ったらっていう視点の話でいうと、しずかちゃんは「会社をどうしていこう」って悩みが結構クリアな感じやったなw私はこの人にマジでいつも感情移入してしまうところがあって。

へー。なんかね、私は全然感情移入感がないんだよね。“この立ってる人を見てる私”みたいな感じ。

後ろから?

あ~~~!面白いな。この人を見てる視点のタイプの人と、この人の見てる視点になる人とに鑑賞者が分かれる。

うんうんうん

なんかすごい言葉にすると嫌な感じなんだけど、決して嫌な感じじゃなくって、すごい人を拒絶している状態に見えるんだよね。だから、なんか自分の中に入ったりするのも別に望んでないというか。だからこの人がなんかこういう状態なんだろうなとか、悩んでんだろうなとか、なんかそういうのって外側の人が勝手に思うことで、彼自身は結局どういう状態なのかみたいな、見てる方には全然わかんないみたいな。なんかそういうの思わせるこの背中。だからあんまり自分だったらみたいなのがちょっと思いつかないな~と思って。

この作品何回か見たけど、きーぼーが言った両サイドが草で真ん中に道がみたいなやつは、初めて「あ!めっちゃそう見える!」と思ってちょっと感動しました。結構下の方から道路をこう見てるみたいな風に見えるなって思って面白かった。そのぐらいの時から入ったかも。そん時から自分の目の前にこういう道が広がってたらみたいな感じで、ちょっと入り込んだ感じもあるかも。

確かに前に進んでいくっていう動きが、この両端の線みたいなところからあるよね。

多分僕の中では途中から、作家の意図の方が気になる感じ。どういう思いやったんやろうな~とか。自分の心を描いたのか、“人ってこういう時あるよね”を描いたのかどうなんやろなって思ってると、この線ってそういう意味なんかな~みたいな感じでしたね。

それは作者の視点でも、“人ってこういうこと考えるよね”の視点でも、どっちでも見えるように線があるってこと?

あ、いや、この丘みたいな線なんだろうねって途中でなってたと思うんですよ。そう。そうやんな、なんやろうなぁって。すごいなんか不自然っていうたら不自然やなと思って。だから、何か意図というかがあんのかな?って思った感じです。

あ~そういうことか、うんうんうんうん。

そもそも実際の風景は描いてないと思ってて、何かしらのその心象風景とかイメージとかだろうなと思うんですけど、じゃあ、ここのこれが果たす役割ってなんだろうって。だから、僕もあんまりこの人の立場でみたいな見え方じゃなかったかな。

なるほど。なんかかっこいいですよね。自分がある感じで。私すぐ感情移入しちゃうwwwすぐこうやって「うんうん見える!」みたいな感じになっちゃうwww

ちなみに私はこの人物に自分が似てるところが結構あって。りえちゃんの良い意味でほっといてほしいみたいな話とか、でもがんばってる背中は見ててほしいみたいな感じがあるところとかwだから余計シンパシー感じてるのかもw
この作品、鑑賞するタイミングによって全然感じること考えること、それから客観的に見るか主観的に見るかの視点すら変わったりするおもしろい作品なんだよね。またぜひ見ようね!


おわり

最後までお読みいただきありがとうございました!

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次回は来週7月1日(月)ごろにUP予定です。またぜひ読みにいらしてください♡

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