カラオケでは眠れない

2018年8月24日 20:11

今までで1番最悪な朝を迎えた。カラオケでは眠れない。

第1に音。うるさい。BGMを消音にしても外がうるさい。第2に電気。残念ながらここカラオケ合衆国の個室の電気は消えない。第3に狭い。地方のカラオケだから広いだろうとタカをくくっていたが狭かった。大人2人の上半身しか横になれない感じだ。

ほかに泊まると1人3000円が素泊まりでの最安だったので、たとえ夜中3時まででもカラオケに泊まり、歌い、飲み放題し、ソフトクリーム食べ放題したほうがわたしたち的には最高だった。

3時以降は朝ごはんを食べに唯一24時間だったすき家へ移動した。鶏そぼろ丼の大盛りが身に染みる。紅生姜もたっぷりまぶした。

4時をすぎると途端に空が明るみ出した。そろそろ走れそうだ。まだ帽子はいらないが。ちょうどいい涼しさの中、わたしたちは大間崎をめざした。

大間崎までは279号線を通る。この279号線が曲者で、道はそれなりに整備されているのだがアップダウンが多い。登ったと思ったら気持ちよく下って、下ったら必ず登りが待っている。

助走が付けられればまだ楽なのだが、毎回そううまくはいかない。ほぼ助走なしでアップ。しかもけっこうロングなアップ。ジリジリと脚にくる。

山に入ると空気が冷たくなり火照った体にはちょうど良かった。川もあり気持ちよく走っていると不快なものが目に入ってきた。ゴミだ。

しかも、たぶん1人分のゴミがコンビニ袋にキュッとまとめられて捨てられている。それがポツポツと点在している。気になる…

放っては置けなかった。川や海岸に落ちているものは諦めたが、キュッとされた大きめのゴミは拾っていくことにした。

ゴミ拾いライダーになる。日本一周だけでも大変なのは重々承知だがやっぱり見過ごすことはできない。できる限りゴミを拾ってきたいこうと思う。

ゴミを抱えながらどうにか大間フェリーターミナルに到着した。とうとう日本本州の端っこに到達したんだ。自転車で！いままでと違って嬉しさが込み上げてきた。

午後の便の受付は13:00からということで道の駅で買って食べたキュウリの余りと昨日念のために買っておいたベーコンエピを食すことにした。

お腹がいっぱいになると眠くなる。寝不足なので眠くなるに決まってる。野宿も板についてきてどこでも寝れるようになった。フェリーターミナルの日陰にシートをひいて少しだけ眠った。

数分で太陽に起こされてしまった。日陰の部分は狭くなっていた。しょうがないのでフェリーターミナルの中のベンチで仮眠。

自転車を荷物として運ぶために輪行スタイルにしたのだが、三辺の大きさが2m以内じゃないといけないらしく残念ながら自転車料金を取られることとなった。一台1020円。

受付ギリギリで青年7人が自転車で駆け込んできた。7人ともロードバイク。彼らも輪行を試みるが7人中2人だけ2mの難関をクリアしたらしい。

そのうち1人だけ輪行スタイルをとらなかった青年がいた。彼はアジア系の元留学生なのだそうだ。大学の友達とみんなで北海道縦断するらしい。

彼と一緒にわたしたちは船に乗り込んだ。船の底の壁に自転車は固定された。客室へはなんとエスカレーターで上がる。船の中にエスカレーターがあるフェリーははじめてだった。

スタンダード部屋のコンセント付近に場所を確保し、すぐに持ち込んでいたそばを食べた。熱湯はカップ麺が売っているので備え付けられていた。

味の素とだし醤油と塩でかなり美味しいつゆがでこることに気がついた。別の種類のうどん・そばを購入したのだがこちらのメーカーもそばの方が美味しかった。

お腹がいっぱいになったので眠気が、およそ1時間半の船旅なのですぐに着いてしまった。荷物を持って自転車のところへ。こういう時、荷物をコンパクトにまとめといて良かったと思う。

ついに北海道上陸。自転車で北海道に来れるんだなーとなんか他人事のように感じてしまった。自分の足で来たはずなのに実感が湧かなかった。

荷物をくくりつけて函館の街の中心へむかった。高い建物がなく、海沿いの町独特の雰囲気があった。ちょうど学生の下校時間なのだろう。制服姿の子達がたくさんいた。

近くのスーパーで食糧を買い足していると、あった。ガリガリ君北海道限定バージョン。メロンソーダ味。速攻買って食べてみた。が、青森のふじりんご味ほどの衝撃はなかった。

今日泊まるのはまたネットカフェ。北海道には安い宿泊施設があるとはいえ、素泊まりで2500円くらいだろう。ネットカフェなら飲み放題・ソフトクリーム食べ放題・シャワー付きで2500円だ。安いところなら2000円くらい。

@ayakayaka1986でツイッター更新中

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