マガジンのカバー画像

現代社会 / Veile Creative

69
生々流転するテクノロジーに翻弄される現代社会を考察。
運営しているクリエイター

#インド

米ドル一強の本格的終焉か?【通貨世界大戦】

米ドル一強の本格的終焉か?【通貨世界大戦】

BRICs、これらの大国はそれぞれ「中国」「ロシア」「インド」「ブラジル」「南アフリカ」ですが、つい最近ここに新しいメンバー国が加わることが決まりました。

日本や米国などが太平洋とインド洋をめぐり繰り広げている中国やロシアに対する新枠組「QUAD」は周知されていますが、BRICsにも新しい動きがありました。

こんな中、BRICsは米国のドル支配を終わらせるべく新しい通貨「R5」を構想しています

もっとみる
【インド映画】トリウッドとは何か?

【インド映画】トリウッドとは何か?

インド映画といえばボリウッドという言葉がありますが、ボリウッドはボンベイのハリウッドという意味らしく、ボンベイとは、いまのムンバイを指します。それに対して、トリウッドはタミルのハリウッドということで、南インドがトリウッド、北インドがボリウッドという認識があります。

〇〇ウッドは何個あるのか

ことインドに関しては、北と南でいろいろと考えが違うということが多く、日本でいう関東関西のような意味合いが

もっとみる
いわゆる「成長センター」は今どこにあるのか?

いわゆる「成長センター」は今どこにあるのか?

急落する東アジアの出生率

日本はおろか、韓国や台湾、中国など東アジアの出生率の鈍化に歯止めがかからない。この状況は極めて特異といえるもので米国でもアジア系の出生率だけが突出して減っている。ヒスパニックや黒人、欧米系の人種に至ってはアジア系よりもはるかに高い出生率を保っている。

出生率の低下が招くことの一つとして挙げられるのが世界の成長センターの変遷である。人口が多ければ、なおかつ若い人が多けれ

もっとみる
台頭するインド、没落する旧宗主国【時代変換】

台頭するインド、没落する旧宗主国【時代変換】

今から300年前、インドとイギリスは今とは全く違う関係性にあった。徐々にその勢いをつけるインドに対し、物価高や戦争で常に疲弊しているイギリスという構図はその時代には想像もできなかったはずである。

しかし、21世紀になってまったく想像もできなかった話が現実のものになろうとしている。こんな話をしても、イギリス人はインド人に何も思うことはないだろう。しかし、面白いと思わないだろうか?いままで完全に上位

もっとみる