知識と意見交換の場 Tech unitの読書会に潜入!
今回はDIGITALIOで開催されている「読書会」に潜入して、参加者の皆さんにインタビューをしてきました。読書会ではどんなことをやっているのか取材したので、ぜひご一読ください!
読書会とは?
ー「読書会」とはなんですか?
五十嵐 「読書会」とはチームで選出した1つの本を参加者皆で読み、エンジニアリングへの見識を深めるために意見交換を行う場です。ポイントメディアのエンジニアが所属しているTech unitでは今年の6月から読書会を開催しています。
これまでの読書会では具体的な技術の本を取り上げていましたが、特定技術の話よりも適用範囲が広い技術の話の方がベテランと議論したら面白いのではないかという観点で、現在は『Googleのソフトウェアエンジニアリング』という本を題材にしています。
ーどのような人が読書会に参加していますか?
小林 我々の読書会にはTech unitに所属しているポイントメディアのエンジニアが参加していて、平均4~5人、最大10人で開催しています。個人の業務状況に合わせて誰でも自由に参加できる仕組みになっています。メンバーは基本的に新卒の社員が多いのですが、1年目〜10年目の方まで幅広く参加してくれています。
ー読書会の流れはどんな感じですか?
五十嵐 読書会は次のような流れで進めています。
読書タイム
参加者全員が本の感想やチームで議論したいことを記入
全体で感想を共有し、意見交換や議論を行う
以上の流れを1セットとして、1時間で2周します。1周目は私が司会を担当し、2周目は参加者の中からランダムに抽選するプログラムで司会を選びます。それぞれの司会者の個性が出るので、読書会の幅が広がってとても面白いなと感じます。
ー会社からどのような支援がありますか?
小栗 カンファレンス費、 書籍費を補助する制度があるのでそれを利用しています。申請して承認されれば会社から補助してもらえます。
読書会を通じて
ー読書会はどのようなところが魅力ですか?
小林 一人だと読み切れない本が読めることです。内容的に分からないところや疑問が生じたときに気軽にメンバーに質問ができるので嬉しいですね。
鈴木 一人で読んでいると自分だけで消化してしまうので、そこは読書会の一番のメリットだと思います。メンバーと意見交換をすることでどんどん議論が発生していくので、より深く自分の身になるなと感じます。
小栗 同じチームの中で議論すると実際のプロダクトでは違った書き方をしているよねという話をメンバーと盛り上がれるのでそこも面白いです。個人的には、本を選ぶ基準としてその本をベースにメンバーの共通認識を作るきっかけになりそうかというのを大切にしていて、仕事の効率性が上がったりコミュニケーションをより円滑にとれるようになることを読書会に期待しています。
現在読んでいる本のひとつ前はRubyの本を読んでいたのですが、五十嵐さんはRubyの知識が豊富なので、新しい知識を得られた楽しい読書会でした。
小林 わかります!五十嵐さんが実際にコードを書いて動かして見せてくださったので、とても分かりやすくて勉強になりました。
五十嵐 そう思ってもらえて嬉しいです。反対に、僕は参加者のみなさんの考えや意見を知ることができるのが良いなと感じていて、若手社員のフレッシュな意見を聞ける機会はなかなかないので、とても貴重な時間を過ごさせてもらっています。皆で議論した知識が人生に役立つ瞬間が必ずあると思いますし、自分とは違う意見を持っている人がいることを知るということ自体が大事だと感じています。
ー読書会の経験は仕事にも役立っていますか?
小林 先ほど小栗さんもお話されていましたが、業務の中でこのコードはどうだろうとか色々な意見を出し合って盛り上がることがあります。本にはこう書かれているけれども、自社のケースだとこうだよねという話はよく出てくるので、自社サービスや自分達を俯瞰して見ることができ、改善点を見つけられたり自分達のやり方を再認識できて、すごく役に立っていると感じます。他には、読書会の中で「データが肥大化したクラスは良くないのではないか」という話が出てきた時に、実際に自社のクラスに該当するものがありました。そこでコードのリファクタをする必要があると気付けたのは良かったです。
鈴木 読書会でテストコードをどのように書くべきなのかを体系的に学べる本を読んでいたことで、実際の業務でもとても参考になったことがありました。読書会で学び、皆で議論する機会があるおかげで、その場でインプットできたことが仕事のさまざまな場面で役立っていると思います!
小林 たくさんの人が参加することでさらに沢山の意見が生まれてお互いにより多くを学べる機会になると思うので、まだ参加したことのない人は是非一度参加してみて欲しいと思います!