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コラム、日記、エッセイ倉庫

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気紛れでエッセイやコラム~日記を綴ります。概ねベースは有料記事ですが、読者に損はさせません。その心意気で綴っています。/ ほぼ実体験から着想を得て執筆している為、書かれてある内容…
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#芸術家の日常

進化と変化

進化と変化

今日は本当なら実家にアルバムの整理に行く予定だったのに、夫と私二人共妙に疲労が抜けず、後日に延期して休養に専念しました。

本来ならば夕食は外食‥ と行きたいところでしたが先日、いつものレストランでちょっとした差別発言があり、今も未だその怒りが抜けきらず店舗に足が進みません。

それまでは何かとお世辞を言っていた女性店員の対応に違和感が視えたのは、私が「例の5人組ととても親しい仲にあり、その中のお

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久々の作曲と即興演奏

久々の作曲と即興演奏

2021年 クリスマスの12月25日、本当に半年振りに鍵盤に触れました。
それもこれも作曲を再開する為で、夫から言われていた次のアルバムの企画の一部を音楽としてどうしても再現したくなり、思い切ってベーゼンドルファーのソフトを立ち上げて貰い、左手にはハードサポーターを、右手にはソフトサポーターを装着した状態で即興演奏に突入。
 
きっと鈍っているだろうなぁ… と言う予想とは相反して、それなりの筋力で

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かなしい全てがTrickであるように..

かなしい全てがTrickであるように..

このマガジンの前記事『読み解く..』の記事末にもそっと貼った私の過去作品『Trick or Treat』を、この数日間何度も聴いている🎃
自分の作品なのにどこか遠い自分の古い分身が作ったような、そう.. 思えば当時の私の感性はもうどこにも私の中には無いのかもしれない。

例年だとこの時期には既に街の至るところにカボチャやらオバケの飾り付けが登場するのだが、今年はそれがやや遅れている。
度重なる台

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12月とメリーゴーランド

12月とメリーゴーランド

少し寝不足気味、でも朝の陽の光がとても穏やかで暖かくて、その暖かさにつられて早めに起床 ⇨ そして朝練…🎹
最近朝練にハマっているのはこの暖かさともう一つ、室内をレースの遮光カーテンのみにして明るくした時のやわらかな光の具合が大好きだから。

年末の連休に予定しているアルバム『Mother Earth(仮)』の最終レコーディングに向け、少しずつ少しずつ筋トレのレベルを上げて行く。スケール & ア

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2021.08.08 『パワーバランス』

2021.08.08 『パワーバランス』

昨日は電車で少し移動しながら歯医者さんへの通院があり、余り乗り気がしない中渋々移動を開始した。すると最寄り駅から目的の駅に向かう最中の電車の中で、早くも不穏な感覚が発生する‥。
 
漂白剤に唐辛子を付け込んで、その中に樟脳の香料を足したような臭いが口の中に広がり、さらに桃の皮の棘々をうっかり噛んで飲み込んでしまった時のような痛み(違和感)が舌の上から喉の奥全体に広がった。

これが例の「スパイクタ

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春を待つ麒麟 2.

春を待つ麒麟 2.

木々の合間からのっぷと長い首をもたげながら、常に空と大地の境界線をそっと俯瞰しているような麒麟が私は昔から好きだった。少しだけ間抜けた表情がどこか今の自分によく似ている気がして、PCを開く度に「き り ん」を検索し続けた時期が私にはあったのだ。

麒麟の表皮は丁度この時期の、枯れ木と枯れた大地に見事にフィットし己の存在を隠すには最適だ。丁度私が音楽の中にそっと身を潜め、あまり好きではない人の頼み事

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ラスト・トレイン

ラスト・トレイン

ざっと数えられるだけでも私はこれまでに、数百回か数千回の「終電」に乗っている。最後に終電に乗ったのは2011年の11月の地下鉄 丸の内線の荻窪行きから私鉄 京王線の調布行きだったか…。

思えばとても、もの悲しい夜だった。
その仕事を本気で辞めようと決めた瞬間をそこで迎えたことを、私はけっして後悔していない。むしろあのもの悲しい終電に乗り合わせたからこそ、心から「もうこの仕事を辞めよう」と本気で思

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続・技術を持つと言うこと

続・技術を持つと言うこと

注)これは有料記事です。写真ではありません。「スキ」等の意思表示は、必ず記事を最後までお読み頂いてからお願い致します。

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技術を持つと言うこと

技術を持つと言うこと

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地図にはない島へ

地図にはない島へ

時間の感覚が失われた私の意識は、瞬時にどこへでも行くことが出来る。百年前のことも千年前の景色も、そして数十年も顔を合わせていない人を見ても「懐かしい」と言う感情が私の中に湧いて来ないのは、私の時間が少しも動かないからだ。
だが不思議なことに、時間はかすかに、確かに前進している。

時折訪れる「其処」はきっと、地図にはない島。私はその場所を私とその島の管理人で名付けた名前で呼び、度々夢を介して足を運

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