人生の転換期シリーズ #10 ワーキングウーマン(50歳前後)子どもの巣立ち ラジオ2本のおさらい編
「ダイアリー式メンター Haraのラジオ # 23」ワーキングウーマン(50歳前後)子どもの巣立ち 前/後編の課題およびポイントのおさらいです。
質問やポイント(ラジオ)をおさらいするとご自分自身の課題解決や
メンティ、クライアントの課題解決へのヒントやご参考になるでしょう。
ケースの概要
ようこさんのプロフィール
・50歳前後
・夫と一人息子
・正社員として勤務中
・更年期症状があり、婦人科に通院中
目標設定
セカンドキャリアに向けて準備
・現在の仕事を継続
・自分の人生のふり返りとこれから
・夫婦間のコミュニケーション
現状のまとめ
・ひとり息子の就職、自立をきっかけに空虚感と漠然とした不安感
・職場ではめざましいIT環境の変化の中、年長者の
生きてきた知恵、経験が活かされる場面が少なくなった
・夫は仕事でますます多忙。会話もめっきり減り、孤独感が増す
・人の役に立ちたい
・職場と家庭での経験を活かせる仕事か活動希望
・資格取得や社会人大学も何か違う、満たされない
・新たな自分探しに彷徨っていたが、知人の紹介で子どもを支援する
若者たちの活動に参加。尊敬され、感謝され、新たな気づきを得る
課題
・新たな自分探しに漂泊
・外側に求め虚無感と不安感
・居場所は? 家庭(夫との関係)職場(働く意味、モチベーション)
傾聴/受容/共感に多くの時間を割き、タイミングを図り
課題に対してメンターからの効果的な質問は ⇓
質問
・自分が培ってきたものは、何もないのか?
・内側に目を向けてみては?
・光を当てていけば、満たされるのでは?
質問を受け、ようこさんはますます自分と向き合い、気づいたことは ⇓
気づいたこと
• 子育てからの「荷下ろし」を前向きに捉え、他者からの評価や必要とされ
ることではなく自ら達成感をもつこと
• 子どもの巣立ちがきっかけかもしれないが、夫婦/家庭や仕事/職場には
支えや居場所がなく焦り混乱したこと
• 夫婦で築いた“巣”となぜ働くのかの意味を問い直すこと
• 自分には何もない、価値がないのは思い込みであること
• 新たな目標や自分探しを外側に広く求めるより自分の内側にあるもの、
培ってきたものに目を向け、どう活かしていけるかを考えること
• 変化を受け容れ、自分自身も受け容れ、愛しみ、深め、育てていく。
自ら光を当てれば空虚感は持たないだろう
何故ようこさんは新たな気づきや活動の場/居場所を得られたかは ⇓
3つのポイント
ポイント1 傾聴の力
心理的安全性の確立が目的
ようこさんは傾聴のおかげで自尊心を回復。心が柔軟になり、あるがままの自分を受け容れていきます
ポイント2 人の役に立ちたい
コントロールや支配にならぬよう気をつける
ようこさんは傾聴の力を理解し、活動の場で謙虚に若者たちに耳を傾け
自分の力をどう活かすかを柔軟に考え、信頼関係を築いていきます
ポイント3 ダイアリー式メンター
・ダイアリーを中心に、コーチング、フィードバック、カウンセリング
アドバイスを統合した独自開発のメンタープログラム (2017)
・傾聴 受容 共感 質問 助言 指導 目標設定
・パフォーマンス低下に影響を与えている私的な面にも対応
(メンティの希望による)
・セルフメンタリング、1 on 1 ミーティング、目標管理制度(面談)
メンター制度に応用可
いくつかの技法をそれぞれのケース、場面に合わせ使い分けていきます
※ 疾病の治療を目的としておりません
3つのポイントと何故ようこさんは新たな気づきや居場所を得られたかの
詳細はラジオ # 23でご確認ください。⇓
ダイアリー式メンター Haraのラジオ # 23
女性(50歳前後)おさらい編
(視聴時間: 8分42秒)
あとがき
個人情報保護などの制約もあり、今のところ、最大公約数的なケースにとどめることをお詫びします。ご理解いただけたら幸いです。
ご自身とは異なる年代やライフスタイルであっても、人生体験や心情と重ね合わせて視聴してみてください。
人は自分とは異なるひとや、信条と異なるライフスタイルに対して寛容になりにくい傾向があります。
多くの相談者の内側にはすでに答えがあり、それを引き出していくのがメンターの重要な役割です。
皆さんにとって、何かしらのヒントや気づきやきっかけになれることを願っています。
with all of my thanks and friendship
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