図1

「一般教養」から

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3点に注目したい。
 1.教養ある人はレア
 2.単なる情報マニアは無価値
 3.分野問わず、自分の意見を発すること
代表関連記事 Nikkei Style 2018/8/27
 https://style.nikkei.com/article/DGXMZO34414970R20C18A8000000?channel=DF180320167086
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A 「●●王」といった何かしらの「情報力」を競う番組が人気である。小学生にまで「●●王」で通じるのだから、ビックリする。


B 長きにわたり、雑学や一般教養が注目を浴びており、ある時からリベラルアーツとしても入ってきた。


A 多くのビジネスパーソンと触れ合い議論する中で思うのは、ビジネス界における一般教養を履き違えているケースが非常に多いという事。


B 一般教養というのは、相手との関係性構築であったり、議論の昇華レベルであったり、人間的深み…などに影響を与える。専門分野に詳しいのは当然として、科学技術、政治、経済、社会学、文学、アート、音楽、歴史…の主要項目に対して自分の意見を持っていることが重要となる。


A 非常に多いのは、「単なる情報を知っている状態に傾いており」、且つ「経済や政治などには無関心」という、言ってしまえば、(ほぼどうでもいいような)雑学レベルの情報を仕入れて満足する方々が多い。


B 繰り返しになるが、大事なことは「自分の意見をもつこと」である。どこぞの評論家や専門家が考察していた内容を繰り返すのではない。それらを踏まえたうえで、「自分はこう思う」「自分ならこうする」という意見を持つことが重要となる。


A 自分の意見を持つというのは重要である。ここにもフェーズが存在する。「自分ならこうする」で止めるのか、「どうやったら実現するか」という運用まで考えるのか。換言すれば、必要十分条件まで考えるかどうか。


B 人間関係上、トリビア的な雑学が効果を発揮することもあるが、これは本質ではない。単に知識が多くとも、自分の意見がなければ、考察できねば、無価値同然である。


A ここまで、当たり前のことを、何のひねりもなく議論してきた。「当然だろ」と思う方々も多々おられるはずである。自分の知識として「当然だろ」と思うのと、行動で示している人が「当然だろ」と思うのとでは、また違う。


B 少なくとも、私がビジネス界で生きてきた中で、一般教養を武器にしている人財はレアである。


A 今週のニュース一覧のようなトピックに対して、すぐに自分の意見を発すことができるだろうか?


B 議論している事柄に対して、まったく関係のない分野情報で表現したり比喩化したり、できるだろうか?


A いかにして一般教養を身に着けるか。そんなことを悩むくらいなら、目の前のニュースに対して考え、自分の意見をもつべきだ。それを蓄積すべし。



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