Archives 道徳と傾向性 (離散性と連続性への問い) 真顔アカウント氏へのリプライ 11 永澤 護 /dharmazeroalpha 2023年4月4日 08:39 道徳それ自体を「傾向性」に含み入れて、人間はもともと道徳的な傾向性を持っているということにしてしまうと、自然的傾向性に抗って何らかの行為や規範を善とすることができなくなってしまうのですよね。たとえば動物は発育の悪い子を見捨てることで子ら全体の生存率を上げるというような傾向を持つが— 真顔アカウント (@sitasimiyasui) April 3, 2023 、このような傾向が実際に種の保存に「役立つ傾向性」であるとしてもなお、人間の親がこのようなことをするとしたらそれは「道徳的に善いのか?」と問える。それは「道徳的に善である」ことが、「共同体を維持すること」や「種の保存に適うこと」とは別の概念だから。— 真顔アカウント (@sitasimiyasui) April 3, 2023 問題はその区別を受け入れた後でさらに何らかのメタレベル的な=ある意味で決定的な(カント的な)境界線を引けるかどうかですね。— 永澤 護/dharmazeroalpha (@XlGjfmYpCchopJ6) April 3, 2023 傾向性は連続性つまり実在性の程度の推移を本質としているので離散性とは本来的に矛盾をきたします。。— 永澤 護/dharmazeroalpha (@XlGjfmYpCchopJ6) April 3, 2023 この境界線の可能性の有無が道徳の哲学的探究のコアになると思います。究極的に先に述べた(我々人間の思考が内包する)連続性と離散性=不連続性の衝突あるいは矛盾という問題になると考えられます。— 永澤 護/dharmazeroalpha (@XlGjfmYpCchopJ6) April 3, 2023 参考 ダウンロード copy #note #哲学 #科学 #サイエンス #量子力学 #倫理 #道徳 #論語 #孔子 #物理学 #現代思想 #量子論 #philosophy #physics 11 よろしければサポートお願いいたします。頂いたサポートは必ず活かします。🌹🌈🎁 サポート