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『形而上学』 序文 & 『序論』Epigraph & Prelude & Prologue & リライト版(適宜更新) & 叙述構造
『本論』 序文 <私>と現実性へと向かって 第一次リライト版 以後、この<私>の無内包性を、無内包の現実性とともに探究していきたいと思います。ここで無内包(性)とは、その無内包性については、感覚の程度/内包量ゼロという状態を含むいかなる実在性もない――「ない/ゼロ」と記述することも言うこともできない――という事態でした。すなわち、この私が、そして私たちが生きるこの世界におけるあらゆる物事に何一つ付け加えることも、またそこから差し引くこともできないということです。『序
『形而上学 この私が今ここにあること』アリストテレス『形而上学』第3巻第5章――「点や線や面」「いま」のアポリア 第一次リライト版
※以上は、拙稿『形而上学 この私が今ここにあること』第1章 無内包性と形式性のⅠである。いずれ格段にかみ砕いてリライトされる。 導入として、アリストテレス『形而上学』第3巻第5章の記述を以下に引用します。 「点や線や面は、たとえこれらが或るときには存在し或るときには存在しないとしても、生成や消滅の過程にはありえない。というのは、物体が接触しまたは分割される場合、接触すれば一つの面が生じ、分割されれば二つの面が生じるが、それはその接触または分割と同時に〔生成過程において
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原草稿『形而上学 この私が今ここにあること』Interlude1 汎用人工知能/AGIの問題圏スーパーインテリジェンスニーチェからカントへ
※以上は、現在執筆中の拙稿『形而上学 この私が今ここにあること』原草稿のInterlude1「汎用人工知能/AGIの問題圏スーパーインテリジェンスニーチェからカントへ」である。いずれ格段にかみ砕いてリライトされる。 汎用人工知能 (Artificial general intelligence:AGI) は、「人間が実現可能なあらゆる知的作業を理解・学習・実行可能な人工知能」「人間と同じ感性と思考回路を持つ人工知能」等と定義されている。であるならば、この定義において、先の