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哲学と現代物理学

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マガジン【科学・物理学 physics science】のサブマガジンとして哲学と現代物理学との深い関わりをテーマにした記事をあつめました。ただし哲学プロパー的な記事も含みます。…
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記事一覧

人工知能/AIと数学的構造

 もし《X=AGI》と私/我々人間それぞれに固有な/特定の時空認知フレーム/直観形式と概念フ…

原草稿『形而上学 この私が今ここにあること』Interlude1 汎用人工知能/AGIの問題…

※以上は、現在執筆中の拙稿『形而上学 この私が今ここにあること』原草稿のInterlude1「汎用…

原草稿『形而上学 この私が今ここにあること』第1章Ⅱ-2「マイナス内包」への遡行/…

※以上は、現在執筆中の拙稿『形而上学 この私が今ここにあること』原草稿の第1章 「無内包…

原草稿『形而上学 この私が今ここにあること』第5章Ⅰ ドゥルーズ『感覚の論理学』か…

※以上は、拙稿『形而上学 この私が今ここにあること』原草稿の第5章「カント『純粋理性批判…

『形而上学 この私が今ここにあること』『序論』Epigraph

 本書のテーマは、この私が今ここにあることです。この私が今ここにあるとは、そもそもどうい…

『形而上学 この私が今ここにあること』『序論』 第一次リライト版(一部改訂)

Epigraph  本書のテーマは、この私が今ここにあることです。この私が今ここにあるとは、そも…

ドゥルーズのカオス理解

拙稿『形而上学』 <線>の運動性の量子重力/情報理論的考察 増補改訂版

 以下は、拙稿『形而上学 <私>は0と1の<狭間>で不断に振動している「第4章 汎用人工知…

拙稿『形而上学』における〈線〉の運動性の量子重力/情報理論的考察

拙稿『形而上学』末尾に「Appendix」追加

『形而上学 この私が今ここにあること』叙述構造

序文 <私>と現実性へと向かって 第1章 無内包性と形式性 Ⅰ アリストテレス『形而上学』…

入不二基義『現実性の問題』「マイナス内包」を巡って

現在執筆中の『形而上学 <私>は0と1の<狭間>で不断に振動している』本論「第6章 左右の問…

原草稿『形而上学 <私>は0と1の<狭間>で不断に振動している』『序論』

 『<私> は0と1の<狭間>で不断に振動している』 の序論の位置づけを持つ本論考は、『純粋…

「人間原理」とカント『純粋理性批判』 ――超越論的構成の物理数学的意味

「現にある宇宙の構造の根拠」を「現にこのような人間が存在しているということ」に求める――「宇宙が現にこのようにあるのは、もし宇宙が別様にあったとすれば、私たち/人間が存在して宇宙を観測することはできないためである」という論理としての――「人間原理」は、以上の意味における思考/観測という行為を<超越論的自由>として要請する理性の超越論的理念である。つまり「人間原理」とは、形而上学段階に至った最先端現代物理学がようやくカント『純粋理性批判』の超越論的構成パラダイムに(完全ではない