意外に難しい【魔術師】の解説 逆位置でも出たら良いアルカナです
こんばんは、詳細を話す占い師コタです。
【魔術師】は重要なきっかけを与えるアルカナですけど、方向性の異なる意味が多いので、リーディングに苦労している人が多いのではないでしょうか？
今回は大きな意味を3つ解説していきます。
1.新しい始まり
【愚者】も新しい始まりを示すアルカナですが、【魔術師】のスタートとは明確に異なります。
【愚者】はスタート地点が選べる段階にある状態を示し、
【魔術師】はすでにスタート地点に立っている状態を示しています。
正位置であれば良いゴールへ繋がるスタート地点であり、逆位置であれば少なくともベストではない道のスタート地点です。
どちらにしてもポイントとなるのは、スタート地点に立っていることです。
つまり、良くも悪くも引き返すことができる段階にあります。
引き返せるというより、スタート地点から逸れてしまう可能性がそれなりにあるということです。
確実に歩むためのアドバイスを、ちゃんと伝えられるようにリーディングしましょう。
2.目立っているか埋もれているか
特に恋愛で表れやすいです。
相手がモテる人で複数の異性に注目されている場合、相談者さんが対象者の中で優位に立てているかが示されます。
基本的に正位置で表れることはあまりありません。
優位に立っている場合、その事実を伝えるよりも優先する内容があるものだからです。
一方で逆位置はよく出てきて、他の異性に対象者が注目しているので、かなりのディスアドバンテージであることを示しています。
ちなみに仕事に関する場合では正位置も出ます。
注目を浴びていたり、中心人物となって頼られていたりする場合です。
ただし、次に解説するリーディング内容と被るので、どちらかと言うとそちらがメインになりますね。
3.ポテンシャルを発揮できているか否か
最も分かりやすい意味でしょう。
【魔術師】が出た時点で、正位置の無限の可能性を秘めたポテンシャルを持っていることになります。
なので逆位置で出たとしても、現状では発揮できていないだけでポテンシャルは持っています。
ポイントは、ちゃんと発揮さえできれば、うまくいく未来が存在してることです。
4.逆位置でも表れたことがプラス
3つの内容どれをとっても、【魔術師】とは可能性の塊を示してます。
逆位置であっても正位置の可能性を示唆しているため、結果としては良い部類に入ります。
タロットリーディングにおいて重要なのは、アルカナ一枚の意味を読むのではなく、全体からアドバイスを伝えること。
なぜ悪いスタートなのか、なぜ埋もれているのか、なぜポテンシャルを発揮できていないのか。
これらの原因を究明することこそが占いの目的です。
逆位置だからといって悪いと決めつけるのではなく、常に可能性を模索してみてください。
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