「重ね言葉」のデザイン①

　貴方も使っているかもしれないフレーズや語法。
　日本語は”最適解が唯一”のものではありませんが、それを受けた（聞いたり読んだりした）相手側が「おやっ？この人…」と思ってしまえば会話がスムーズでなくなったり評価を落とされてしまったりというマイナス効果をもたらしかねません。
　ですので、できるだけ気をつけておきたいところ☝

　そもそも、タイトルに適用した「重ね言葉」自体、どのようなものを指すのか、”多義的”です。
　『二重表現／重複表現』や『重言 - じゅうげん／じゅうごん』のような語もあり、本稿では”そっち”を指して進めます📖

　すなわち、

語句の言葉使いとして「重複的なもの」を含んでいてムダ／誤りなので、その要素を取り除いたフレーズにした方が”無難”であるもの

⇒⇒よって、『二重表現』と言うのが拡張解釈のおそれが少なく最も的確なのかもしれません

　

　ならば何故、記事タイトル（②以降にも続いていく予定であることも窺い知れる）において「重ね言葉」という拡張性ある語句の方を用いているのか・・・🤔

　別のところでも書いたことがありますが、my note においては、できるだけ同じ単語を重複的に（＝複数回）文章に織り交ぜるのを回避するようにしています。
　その主旨はお察しの通り。”くどい”と感じるデメリットを小さくするためです。

　『文章術』や『読みやすい、とは』を説いたものなどでは何かと画一性／統一性を推奨する例があるようですが、当方は敢えて、「類似した別の語句」に置換するスタイルを採っています。

　つまり、そっちの意味での「重ね言葉」は極力控えているのは意図的なのですよ！　というのがお伝えしたい一点目。

　

　他方、「重ね言葉」の別の意味。
　前述したように、

短い一文や語句の中に意味が重複してしまっている（と言える）表現

について、
①これはヘンでしょ？　な典型例として多くの人が🙅🏻‍♂️を認知
②意外とやっちゃってしまう例
③逆に、時々「誤りだ👊」と真っ向否定する人がいるけれど、構わないのでは？　‥‥と、当方には感じる

にカテゴライズしつつ、皆さんの〔共感〕や〔個性的感想〕、違和感の理由等をお寄せ頂けましたら幸いに存じます🙇

　

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

* ベタな事例をメインに🙋 *

　

①これはヘンでしょ？

　よほど国語に無頓着でないかぎり、これらを発する人に遭遇することはレア、でしょうか。

・頭痛が痛い
・登山に登る
・馬から落馬する
・被害を被る

　文字にした場合は特に、漢字が重複するので、話し言葉のときよりも「おかしい」に気付いて修正に至る、でしょうか🤔

　でも、
・歌を歌う
・旅行に行く
って、③「誤りだ👊」と目くじらを立てるような態度に至らなくとも、「自分だけは決して言わない！」と断言できる人は多くないと思います。
　「これはまぁ👌」との許容心。何故に、どこで、線を引くのでしょうね。

　何だか…と分かっていても、つまり①だと感じていても、言ってしまいがちな名フレーズは沢山ありますね。言わば上記2つの中間的なもの。

・後で後悔する
・返事を返す
・犯罪を犯す

　ここまで全てに共通していることは、【同じ漢字が2つある】点で既に『二重表現』だと認知できるはず。

　

　でも、それが当てはまらない【ちゃんと意味を考えなければならない】が以下ですね💦

②意外とやっちゃってしまう例

・捺印を押す
・はっきりと明言する
・防犯対策
・・・
・・・
この類、本当に無数にあるんです。

⇒「あ、言われてみればそれも！💡」な例。
　コメント欄にて貴方の名答を期待します🙋

～その内容を受けつつ、
続編②以降を構成していこうかと🙇

　

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　シリーズ第①稿の最後に📖
　『「違和感を感じる」は誤り。「違和感を覚える」としなければならない👊』という強い主張が散見される点に対しては、当方の感想としては”違和感”です。

（１）限定なさいますが「抱く」というのもある気がするけど？でもいずれにしても、しっくりするほど心の”深さ”は無い
（２）歌を歌う⇒歌う／旅行に行く⇒旅行する　のように、ムダを省いて適確に言えるのにわざわざ付けるからこそ、の【二重表現は恥ずかしいのでやめよう！】なのであって、「違和感する」とか「違和を感じる」と言えないこの例には、当方は”慣用に寛容”です😁

～おそらく、許容され得る『二重表現』に軸足をおきつつ、という感じで、続編の②へと続く！💦

👇の最後。《裏の裏は表》は同系の問題😵‍💫

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👇も同じく👇

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