クイズ番組の出題設定(形式要件)のデザイン
数あるクイズ系テレビ番組の中から、現在放送中のものをおひとつ☝
TBS系列火曜19:00『オトラクション』~人気芸人終結!リズム決戦
ご覧になったことはありますでしょうか?
その中のコーナーの1つ
《ピッタシンガー
~音が消えるタイミングカラオケ》
に対する考察を始めます✍
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①チーム対抗戦
②1問につき挑戦者は1人
③選択肢の中から選曲
④1コーラスの後半(概ね、サビ前)からスタートして試聴
⑤挑戦者は途中で聴こえなくなり、その間テンポを自分なりに刻んでおく
⑥結びの部分になったら、丁度のタイミングで自分が歌う
という趣向を凝らした出題となっています🎶
下記の例では、
・青文字部分は曲が流れ - ④
・黒文字の部分に至れば無音状態に - ⑤
・赤文字のところを、タイミングよくアカペラで歌う - ⑥
対抗戦ですので、その〔誤差〕/曲との時間的ズレがどれだけ小さく済ませられたか につき、【0.0何秒だったか】という成績が判定されます。
《最新のカラオケAIが原曲からの誤差を正確に判定》してくれるとのこと。
※歌唱の上手い下手は一切関係なく、発声の時期だけで判定
番組をご覧になっていない方でも、概ねご理解頂けましたでしょうか?
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無音状態の中、一定のテンポを刻むのは困難で、一般的にはやはり、
「走って」しまう💨
傾向にあるようですね。つまり早くなる。出題形式に沿って言うと「フライングする」。プロシンガーですら(;´∀`)
フライングした場合、このように【マイナス何秒】と表現され、その逆の、たまにみられる遅延だと【プラス何秒】です。±0.00秒というのはさすがになさそうです😲
繰り返しますが、
評価軸は、
原曲との差異/どれだけの秒数的ズレがあったか
なのです。
勘が鋭い人、かつ音楽的センスが高めな人なら、もしかしたら、次のような疑念が湧いていませんか?
◆秒数尺度なのであれば、テンポ(BPM)が速い曲の方が若干有利なのではないか
と…。
当方は、直感的にそう思いました👍
境界につき、歌詞がキレイに切れているので、無音期間は切れ目よく小節(単位)になっていそうな気になります。
それで仮に半拍(も)ズレてしまった場合に、スローな曲におけるそれと速い曲とでは秒数に差が開きます。
今、示されたことがきっかけで「あぁ、そうかも🤔」と思えた方🙋
同時に、「そのことに気付けていない挑戦者だとしたら損している」「対等な条件設定ではない出題なのでは?」との感想へと繋がりますかね。
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続きがあります。
この番組の企画設計がどうなっているのかの調査はしていませんが、上記の有利⇔不利を解消する/生じさせない ための〔設定〕〔施し〕というものがあり得ますね💡
さぁ、「気付き」のさらにその先にある「気付き」という、副次的なクエスチョンです。
テンポの違いによる”損得”を回避・排除するためには、どのような設定軸を盛り込む必要がある(≒企画として「そうされておくべき」だと判断し得る)でしょうか?🤔
👇 ☟ 👇 答え 👇 ☟ 👇
無音となる黒文字部分の範囲につき、
決して『小節(拍)数』ではなく
『秒数』軸にて、各問、設定する
ことが要件になるように思いませんか?
今回も、本稿を「じっくり読んで」「考える」をしないと難解でしたでしょうか(・_・;) おそれいります🙏
† きっと、唯一の見解ではなく、音楽センスの違いによって、「元々、テンポが違っても成績には影響が及ばない」と認識されている方もいるような気もしますが…😓
この番組に対してどうのこうの、ではありませんが、日常のあらゆる場面で、《抜け落ちた雑な/強引な 設定》をスルーしてしまっている「気付きの無さ」が気になっています。
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