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砂糖の価格設定のデザイン +

 供給量が減る(または需要量が増えれば)価格が上昇する。ガソリンの値が上がっていますね⤴
 貴方もご存知のその話からほんの少し、ワンランク上の話題をお示しします🙋

国際経済に関係する話題ではありますが、経済について深く知らずとも本質思考を試みることはできます💡
 (仕組みについての話ですし、)下記の”説明”を理屈っぽい態度で聞くと違和感を抱くのですが、やはり当方などは少数派なのでしょうか…?最も気掛かりなのは、【メディア情報をその事柄に対する知識が乏しい人が聞いた時に「充分適切である」とは言えないニュアンスで受け止めてしまいかねない】という点です😞


 小売価格にして、塩より砂糖の方が1.6倍高い。『砂糖を”安くできない”仕組みになっているが、その理由は?』という問い掛けをテレビ番組で観た件です。
 「言葉のニュアンス/言い回し」も気になりますが、因果関係の部分で、なんだか違和感を覚えたので、文字に起こしてみました。

上記の「問い」にあなたは答えられますか?

 

砂糖の価格

 『国内で流通している砂糖の約6割が輸入で、それには〔関税〕と〔調整金〕がかかっているため、安易に安くできない仕組みになっている』という説明がなされていました📺
 字幕の説明文は『国内品と輸入品の値が開き過ぎないよう、関税と調整金で値段調整されている』と明示されていました。
※表現は異なりますが、これらに相互矛盾はありません。
 
 つまりは、「小売業者にとって仕入れ値(コスト)が高くつくから、売値も高くなる」という話ですよね?もしそう言われるとまず全員が納得はすると思います。
 でも、

理由説明というか、経緯が逆なのではないでしょうか?

 

◆〔関税〕と〔調整金〕がかかっている⇒安くできない仕組みになっている
ではなく、
◆4割方を占める国産砂糖(産業)はコスト高であるがそれを守りたい/安価な外国産がガンガン入ってくると国内産業が脅かされ維持できなくなるのは困る⇒〔関税〕と〔調整金〕を課して保護している


というニュアンスでないと適確でないような気がします。”関税”🚢ですから。
☞私たち消費者にとって「長年価格安定している」という効用がもたらされている、という側面もあります☝


 もともと砂糖は高価なもので、【仮にどこかの外国で安く作ることができたとしてもそのまま輸入/流通させない施策を取っている】という要件です。
 価格を決める販売者にとって、砂糖が国内産であろうと外国産であろうと、その段ではほとんど同等の仕入れ価格水準であるし、「安くできない」という表現は当てはまりません。値引き販売を法律で規制されている例ではありません🙅

 

 気になるのは、

本質理解に近づいたわけでもないのに「へぇ~」と感心しきりになってしまう反応が多い

という実状です。
 ややアカデミックな話ですので、全員が知識理解を深める必要はないのでしょう。そのように捉えてみたとして、「難しくてちっともわからないや(+_+)」でよいと思うのです。

 「ちゃんと考えてみよう」という姿勢があるだけで、そうでない人の数歩先👣に行っていると思います👍

『国内産の高い品々を守る為に関税はある訳で、砂糖の値が下がらないのは、国内産砂糖の保護の為です』と書くと、単純な人は、「高い国内産の砂糖が悪いのか!!」と早合点してしまう恐れが生じる。
つまり、どのような表現にしても、どこかで綻びが生じるというか…。
「関税」について馴染みが薄い国民(一般消費者)が多いのはある程度仕方がないとして、何だか違和感を放つ”説明”を”専門家”がメディアでしていたことと、それを聞いてズレていってしまう人の存在が想像できます😥

 

 

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