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ちえのかたまり

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2022年ウクライナ情勢をより深く理解するための歴史文化背景雑学

2022年ウクライナ情勢をより深く理解するための歴史文化背景雑学

当方はウクライナやスラブ研究者では無く、米国大学にてホスピタリテイ・観光経営分野で研究系博士教員をしている日本人米国永住者です。ウクライナには縁があって旧ソ連崩壊後数年であった1995年から往訪しており、渡航回数は30回程度です。過去5年は年に数回のペースで渡航していました。

普段ウクライナの名前が出るのはチェルノブイリ原発事故に関連した話程度で、ここ数か月のロシア軍国境集結と侵攻のニュースで突

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幡野さんの色だった。

幡野さんの色だった。

幡野広志さんに写真を現像をしてもらった。

骨折をされて(お大事に……!)、それをきっかけにできた時間で誰かの撮った写真を現像してコメントを添えて返すというた企画。タイムラインに流れてくるDMのコメント、わかりやすいのにその人に合わせたことばの選び方、むむうと唸るおもしろさで読んでいた。今は #誰かの写真を現像して恥ずかしいコメント一緒に返送した のハッシュタグでまとめられている。

読みながら、

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「自助」と「自己責任」と「自業自得」

「自助」と「自己責任」と「自業自得」

今年の元日、イグナチオ教会で新型コロナ災害緊急アクションが主催していた「年越し大人食堂2021」にお邪魔してきました。

20~70代までの方々が訪れ、小さなお子様連れ、命の危険から日本に逃れてきた海外出身の方の姿もありました。「とにかくすべてに困っているから、何から相談して何をしていいのか分からなかった」と、アフリカのある国から逃れてきた女性は語ります。

(次の日の配布に向けて準備を進める支援

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診察室の扉を開けたら、予想外の出会いが待っていた話

診察室の扉を開けたら、予想外の出会いが待っていた話

6年ほど前のこと。鬱で夫が倒れてしまったことがあった。

家から出ることもままならない彼に、今自分がかけている言葉が、やっていることが正しいことなのか、私自身も日に日に分からなくなってしまっていた。

悩みを抱えている本人はもちろん、それを支えようとする人もまた、孤独になりやすいと聞いたことがある。

悩んだ末に、義父が知っている精神科に伺うことになった。

といっても、「精神科に行こう」と声をか

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