よそじの台所から【休みの食事 と 休みのこと】
この週末は
金曜祝日
土日休み
月曜有給
の4連休だった。
金曜は家のことを片付け、土曜から娘宅へ泊まり込みの子守に出掛けた。
娘は先月から自動車教習所に通っている。
娘の旦那さんは自営業で、休みは基本日曜のみ。
だから娘は、子供たちを旦那さんに預けられる日曜日だけ、教習所へ通っている。
が、急遽土曜日に補習?が入り、駆り出されることに。
元々日曜は旦那さんの外出予定があり、子守をすることが決まっていたので、2日連続行くなら・・と泊まることにした。
上の子は「THE男児」な間もなく4歳。
下の子はいつのまにか寝ていつの間にか起きている(寝入り寝起きが良い)0歳女児。
三姉妹で育ち、父があまり帰ってこなかった家で育ったわたし。
娘はひとりっこゆえ、わたしにとって男児は未知な上に、複数人の面倒を見るのは未だに緊張する。
というわけで、多分月曜日は仕事にならないだろうと、有給を取得した。
そんなわけでの、思いがけずの4連休。
娘が教習所に出るのは両日とも短時間だったけれども、子供との時間はどうしてこうも長く感じられるのだろうか・・。
男児、夜は「ぽっぽ(わたしの愛称)とねるー」と言ってくれたのは嬉しいが、完全熟睡してからも動く動く。
回転するわ、布団から落ちるわ、抱き着いてくるわ←この人一体いつ止まるの??
朝もはよから「おきてーーーーーーーーー」と起こされるわ・・
日曜日は瞼が半分落ちておりました。
日曜夜、幸せの大洪水からようやく解放され、自宅へ戻り「明日体力が余っていたら・・奥多摩へ行こう」と思い立つ。
ずっと行きたかったので、ある程度シュミレーション済。
有給良し、季節良し。
これで行かなかったら、次に行けるのは来年か・・と考えると「それはいやだなぁ」と思った。
何かに迷うとき、わたしの思考はいつもわたしの足を引っ張る方向に動いている。
「行って何するの?」
「片道3時間近くもかかるよ」
「そうまでして行って楽しくなかったら?」
「ひとりで大丈夫???」
そういう思いがわいてくるにはわいてきたけれど、そのたび
「行ってみてからでいいじゃない。」
と思えた。
月曜日。
朝6時に起きて毎日通勤している時間に、いつもとは逆の下り方面の電車に乗る。
3度の乗り換えで目的の、青梅線御嶽駅へ到着。
駅からすぐ近くの遊歩道へ降りる・・前に橋に立ってみると・・そこにはわたしが長らく求めていた通りの風景が広がっていた。
これだけでも「行くと決めて良かった」と思えた。
遊歩道から更に河原に降りる。
たまにラフティングのボートや釣り人がいるけれど
その存在は川の音や風の気持ち良さ以上に気にかかることがない。
平日だからかグループでわいわい、という人もいない。
娘に画像を送ると「お店とかあるの?」と返信が来る。
そういうことを何も調べていない。
目的は「河原でおにぎりを食べること」だけ、だったから。
靴と靴下を脱いで、川に足を浸してみる。
冷たくて2分とつけていられない。
裸足のまま河原の岩に座って、持参したおにぎりとどら焼きを食べる。
目的は達成した。
レジャーシートを広げ座り、川の流れをぼーっと眺める。
本を読み、寝転がる。目を閉じて水の流れる音を聴く。
目を開けてみる。山の木と空と揺れる葉が見える。
今日1日家にいても、きっと食べて本を読んで寝転がって・・
同じことをしていただろうな。
その先に「だから」とか「だけど」なんていらない。
ただただ川の音が気持ちが良い。それだけ。
2時間近くそうして、遊歩道を2駅分歩いて軍畑駅へ向かい帰宅した。
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