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よそじの台所から【週末の食事 と週末出掛けた粘土の教室】

夫なし。子は独立。
アレルギー対策に 油をやめ、お肉、乳製品、卵、小麦粉、お米や砂糖を減らした食生活。
「家族のためのご飯」を卒業した40代。主に自炊の記録。

土曜日、オーブン粘土の教室(単発のワークショップのようなもの)へ出かけた。
我が家から、電車1回乗り換えで約30分。
そこから10分ほど歩いて、先生の指定した待ち合わせ場所に到着した。
10時半からの開始とのことだったので、待ち合わせ場所には15分に到着。
日程はこちらの希望に合わせてくれたが、問い合わせメールの返信には
「皆さんお昼を挟みますので、軽食をご持参ください」と書かれていたので、わたし以外にも受講者がいるものだと思っていた。

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前もっての約束通り、指定の場所に到着したとメールを送ったが、結局先生が迎えに来たのはきっちり10時半。
小走りでやって来た女性は「スマホの充電が切れていて」と言ったけれど、何も返事をしなかった。

こういうときわたしはいつも、相手のことを考えすぎていた。
「きっと事情があるに違いない」
「10時半待ち合わせ、の意味だったんじゃ・・」
そういうのをやめる練習をしている。
自分が分かるのは自分のことだけ。
相手がどう思うかは、それもまた自由。

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教室に入ると誰もいなかった。
HPでは雑貨屋を営んでいるような記述があったが
「HPは長らく変えていない。店は今はしていない。」
と言っていた。それ以上のことを聞くのはやめた。
そして案内された席に着くと、女性は自分の作品を見せ、しばらく自分の話をした。

しんどい。
彼女の作品を見て憧れたのではなく、ただ作り方が知りたかっただけなのだ。

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わたしは表情を変えず、相槌もそこそこに作業を開始するよう
「まず何から?」と返事をした。
軽食は持参していたが「この人とここで食べたくない」と思った。
さっさと作ってさっさと帰ろう。

立体の人形を作りたいことはメールのやりとりで伝えてあったので、すぐに作業に入った。
絵を書いて、粘土で成形してゆく。
わたしがいくつか作っていたやり方とは別の方法で、形が出来上がった。

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(いろいろな面で)かなり不安だったけれど、できあがりは思いのほか良く、わたしがようやく笑うと、先生は
「良かったー」と、安心したようにも見えた。
作業終了後「手を洗いたい」と言うと、洗面所に案内してくれたけれど、そこはあまりきれいではない上に、先生が先に洗った。

↓ 今回作った人形。乾燥後(後日)、また教室にお邪魔して仕上げ作業。

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早く帰るため、細かい部分は拘らずに作った。
整えようと思えばどこまでもやりようはあったけれど、とにかく12時前に帰らねば!と思っていた。

仕上げで後日お邪魔するときには、焼きと色付けでかなり時間が必要との事。
今度こそ食事・・となりそうだけど、近くに商店街があることがわかったので、ひとりで外で食べようと思う。

苦手な人がいてはならない。相手を責めてはならない。
だから「きっと事情があるに違いない」という想像をどんどん広げて、ありもしない架空の「いい人像」を相手と自分に押し付ける。
それをやめる。


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