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- リスキリング vol.15 - ちんたらしたノリに”喝!”


マツダにユニクロ、どうした?

夏学期は一緒の授業がないテジャス。久しぶりに会った時、堰を切ったように話出しましてね。レポートの修正やってたのに。マツダのスポーツカー買った、ユニクロで服買ったって。なんだ??日本、日本、日本でかため出して。スポーツカーでドライブか。ん、そう言えば、4月の終わり、引っ越した先のシェアハウスになんとかって言う日本人の女の子がいるって。。。まさかねぇ???深読みかな。まあ、よろしくやってくれよ。おじさん詮索しないけど。そういうのが無いとつまらんでしょう。勉強、勉強ってねぇ。

日本企業をピックアップしてくれるとうれしい

さて、AIをテーマにした情シスのグループプロジェクト。授業自体は生成AIどうのって話ではなくて、トレンド感は薄いんですが、テクノロジーの整理整頓ができて大変有用。プロジェクトのお題は、公共分野でのAIソリューションを提案するって話でした。

私は教育分野がいいかなと思ったんですが、どこで見つけたんだか、NECのSmart Cityへの取り組みをアイデアで出してきた子がいて、一気にそっちを支持に。Japan、押すでしょう。世の中がAI、AIって言葉で騒ぐだけで、着実なテクノロジーの進化を理解していれば、Smart Cityは考えやすい。結局事例のところまで進んでないみたいで、話としてはポシャッたのですが、英語版のNECの記事を見ると、得体のしれないうれしさはあります。

調べてて思ったのが、日本企業も結構良いアイデアがあったり、実証実験とかもやってて、これ興味持ってもらえるかもって紹介しようとすると、情報が日本語のみってパターンがよくあるんすよ。英語にしとけば世界が見てくれるかもしれないのに。インフラみたいにいい加減なことされると困りますって案件は日本企業まだまだいけると信じてます。技術と確実性は世界からお墨付きな訳ですから。図表含めて全部英語化をお願いします。外を向いてよ~!ついでに言うと、研究者の方も、論文も英訳版、ぜひ。中国人の英語論文は頻繁に見ます。

結構、いろいろな取り組みはやってるんですってことは知りました。

短納期の時は雑な作業が命取り

メインに入るまでに時間がかかりました。今期のグループワークでは、まずスケジュール組んで合意を取るようにしました。全部のチームで。とにかく取り組む時間が短いから。目的は?工程の洗い出しは?ってしっかり議論したり時間かければ、かけただけのモノはできるんだろうけど、私らは世紀の大発見をする訳じゃない。時間がない時はない時で、落とし所を見つけて進めるのが実践的。

ちなみに、Smart Cityのプロジェクトはコマル やエドヴィン という昨秋からのメンバーもいます。コマルはあんたがテジャスやりなよって。リーダーのことです。やるのはいいんだけど、前回とは違うアプローチをしたくて、四苦八苦することに。。。

このクオリティーで高いサラリー出す会社はない!

最初の文献ベースのアイデア出しは自由なんです。ただ、ここから大枠を作るのは毎度毎度時間がかかるところ。

今回は時間がないってのもあって、探したアイデアを共通の尺度ごとにまとめて、それをミーティングの前に読んでおこうって、みんなで同意したのにやりゃしない。バイトだ、なんだって。直前にPDFとリンクをポコポコWhatsAppに投げてきて。こっちだって1個1個読む時間なんてないんだからさ。

案の定、議論が散らかっちゃって、あーだこーだって、私自身ミーティングの落としどころがわからなくなった焦りはありました。そのうち、ミーティングの時間がもうないや、もう1週間、文献を読んで来週絞り込もうという安易なプッシュアウトの流れ。ちょいちょい、待ちなはれ。そうなると、シワ寄せ来るの、私でしょうよ。お尻を拭くんだから。

決めた約束は守らない、議論は言いたいことしか言わない、安易にスケジュールを後ろ倒しにしようとする、、、こりゃピリッとさせてなんとかしよう。ってことで、

こんなクオリティーの作業やってる人に高いサラリー出す会社はないぞ!ここで実践的に勉強して、もっと金を稼げるようになりたいんじゃないのか!!って。

シーーーーーーーン

約3秒後に最年少エドヴィンが、間に困ったのか、sorry…. ソーリーって話でもないのですが、彼が明日までにやり直すって言ってくれたのを皮切りに、他のメンバーもそうしようそうしようって流れ。翌日それぞれが整理整頓して、じゃ、この方向性で、って。あとは作業に入っていったのです。

お前、雷落とすタイプかよって思われたら、まぁ、そんな手段も知ってますってことになりますが、世界でも、場合によっては、効くこともあるんだってことを学びました。

日本で同じことすると、今はそういう時代じゃないですよ、ってなるんでしょうかね。

何しにここに来てんだよ

ちんたらしていたインド人達もそこからマメにコミュニケーションが来るようになりまして。端的には、これでやること合ってるかって内容ですが。

エドヴィン と話したのは、ChatGPTで引用をまとめてもいいけど、主張のところは必ず自分のアイデアを言葉にしてくれよってこと。そこはAIに頼っちゃダメよって。そう言えば、彼の巻き舌英語、80%くらい理解してます。前は本当にちんぷんかんぷんだったもんで。残りは聞き取りもだけど、内容自体なんだよってのがあるから、もういいでしょう。

コマルは怒るところまでテジャスの真似をしなくていいって言ってきたけど、いやいやいや、さぼってるあんたには結構怒りは感じてるよって話をして。だいたいさ、まさか学位を取ったら、金稼げるようになるとでも思ってんのか。インドは知らんけど、世の中そんなに甘くないよって。けれど、そんなことも含めて勝手にこちらの腹を割って話せたのは、いい時間でした。向こうにしたら、ウザいおっさん、そのものでしたが。

あんたら、できんじゃん!

インド人たちは”喝”が多少効いたのか、元々それくらいできる子たちなのか、こんな感じかなと思っていたのを超えるアップデートが上がってきて、スゲッって。コマルとエドヴィンにやるじゃんってベタ褒めしたら、ハートやらサムアップやらたくさん返してきてました。よくあるパターンですが、最初からやれよって話です。わざわざ学びに来るくらいだから、ある程度のベースはあるわけで。こういうのも、どのタイミングでどうパフォーマンスを発揮させられるかってテクニックがあるんでしょうね。コーチ業、監督業か。

しかしながら、今勉強しているのは、どんな科目も結局行きつく際は、”で、なんぼもうかりますの?”って話。”それやると実入りはどうなりますの?”っていう。営利のことは、上っ面はキレイごとでも、ここに落ちる。実際、本当の採算性なんて、授業のレベルじゃ全く計れないんですけど。現実は厳しいから。だから授業のその先を、って思ってしまうのですが。。。

早くも夏学期後半ですが、コマルからは、”次の学期にXXって授業取らない?”って。また甘えようとしてるな??”いいけど、俺計算系得意じゃないよ”って言ったら、”大丈夫、次は私が教えてあげる”って。ホントか??まったく。

なんかね、インド人達のこの手のルーズさは、評判は良くないんですよね。私、彼らのポテンシャル好きだし、やっぱりそれを“引き出す”のが面白いんだろって思うんすけどね。

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