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- リスキリング vol.6 - こういう展開は想定外だった - アジアの大国 -


学校に行きだして、1か月

あー、こんなん知らずに仕事してたのか・・・とか、なんでこの人パッと答えられるんだろうか・・・とか、その手のことは日々あります。
一方、ひいこら言ってる時がないわけじゃないけど、リズムを作ると、絶えずひいこらでもない。予習と授業とグループワークと課題、で復習。1回で覚えられないことは今まで通り、何度もやる。それぞれの授業で段取りを考えるのと気を抜かないことと。やることやって、できない、わからないってのは、私がアホってことなので仕方がないです。That's it. 理解度が浅い時は大概手を抜いた時。

全然予想していなかったこと

そんな中、インド人たちとのグループワークがなんか、想定外でして。まず、中国人チームのネットワークにはやっぱり上手く潜り込めません。個人レベルで話すといろいろ和やかに話すんですが、何かやるってなると、彼らはすぐに集まる。で、流れ流れて、インド人チーム。この人たち、まとまりが全然なくて、よいです。ちなみに、とあるグループワークは私以外、みんなインド人。超絶ドギツイ巻き舌英語の若者の彼も、性格がわかってくると、ちょっと安心します。けど、正直何言ってるか、全然わからない時はあります。教授も聞き取れない時が何度かあったし。すぐに"Bro、Bro"って言ってきて、距離感近い近い。アイデアをグイグイ押し付けてくる感じもイイです。

正直、全然情報や知識なかったです。インド。

せっかくなので、素敵な仲間たちを紹介

テジャス: プロジェクトリーダー。とにかく真面目で優秀。授業は前の席で受ける。いるんだな、どの時代にも。彼は南インドのチェンナイ出身。EngineeringがBackground。日本=ポケモンらしい。30過ぎくらいなのかな。ド真面目なのが原因なのか、ちょいちょい女子にいじられてる。けど、性格もいいし、別の授業のグループワークでも誘ってくれて、いいヤツ。そのグループもAll Indianですが。。。
コマル: HR とMarketingのExpert 。確かにMarketingはフレームワークとかよく知ってる。なのに、落とし込む実作業になると、わかんないから教えてって言ってくる。北インド出身って言ってたな。有名じゃないっぽい街。彼女は娘がいて、家族と一緒だから、忙しいって言ってる。それが事件の火種に・・・。
エドヴィン: ついこの間大学を卒業した若者。ムンバイ出身。巻き舌英語の使い手。どうせなら、彼の英語を理解できるようになりたい。若者と侮ることなかれ、AccountingとFinance専攻なので、Cash Flowの計算なんかはお手の物。そこはすごい。けど、サラリーとかを計上してなかったり、そんなんでお金回るかよ、みたいなツッコミどころはポロポロ。
サランヤ: 小っちゃい子供がいるママ。彼女も南インド、ハイデラバード出身。MarketingとDevelopmentの経験があるんだそうで、実際優秀。イイ感じ!ってコンテンツが上がってくる。昼間は忙しいが基本で、夜も12時前後にChatが来る。Now, help! みたいなやつ。起きてるからいいけど。たぶん、子供寝かせて家事やって、で勉強って感じなんでしょうね。頭が下がります。一生懸命やってる分、サボるやつは許せないようで、バトルの口火は彼女でした。
サイダ: 南インドのバンガロール出身の彼女はDesignのプロフェッショナルで、確かに、資料のデザインは超うまい。チャートとか。彼女のパートだけ浮いてるくらい。ミーティングではムードメーカー的な立ち位置で、テジャスをいじったりしてる。いつも面倒くさがり感が満載。今Second semesterらしく、他の授業の情報とかは彼女が頼みの綱。
脱日本おじさん: 毎度おなじみ。チームの役割では、Information gatheringとQuality managementと記載されてて、なんだよ、それ!っていう全体調整の役目に。。。当然どうひいき目に見ても、英語は一番下手。会話の時は、みんなkey wordで理解してくれてるみたい、と思う。Chatになると、別人のごとく、バシバシ発言してます。DeepLさん協力の下。定例ミーティングで何か一言、冗談的なことを言うのが毎回の目標。

名前の読み方難しいです。ただ、日本人も似たように思われてるんだと思います。
ちなみに、エドヴィンは初ミーティングの際に、すかしっぺをさく裂させました。たく、若者め。けど、あ、似たようなにおいなんだなっていう、どうでもいい気付きを得ました。

日本人の立ち位置を見極める?

正直、こういう人がインド人、みたいなの知らないから、とにかく新鮮です。逆に日本って中国と近いんでしょ、って他意なく聞いてきたコマルも、本当に日本のことなんてよく知らないんだって、さすが14億人の国。
偶然ですが、Background的には、バランスはいいチーム。ただ、基本みんな好き勝手なので、私は足りない役割のところにシレっと収まって、整合性チェックとか、気が付けば裏回しして、結構楽しい。意見言い合って、グループワークやりたかったんだよな、と思いつつ。

自分でやってみて思いますが、グローバルなコミュニティの中で、日本人の立ち位置って、どこかにあるんじゃないかな、と。日本人って言っても、人それぞれキャラクターは違いますけど。日本自体これだけ世界をリードした時代があって(教授の中には一目を置いてくれる人もいます)、そのエッセンス(良いもの悪いものはありますが) を元に育って、それなりのバリューはあるでしょうから、あってもいいよね、ハマりそうなところ。これは、もうちょいやってみると、もっとくっきりわかるかもしれません。グイグイ行くのが苦手なら、調整役とか。

もっとガチを目指すか、否か

このグループで作った事業計画案を冷静に見ると、もちろん私も含めてですが、レベルはそこまで高くないんだろうなってのは、薄っすら気づきました。にしてもですが、おじさんは楽しんでます。一方、どこまでマジでやる?どうせなら、精度高くやりたいよね、と思って、細かいことを言うと、それは最終提案に入れようって言われて、スルーされたり・・・。手を動かすのはスゴい面倒で大変だったり、思うようにはいかない時もありますが、まあ、おおよそいいもんです。
他のチームの資料もPeer reviewで拝見しましたが、似たり寄ったり。(あ、この要素入れればよかったとか、このアイデア、ユニークとか、実に面白いです) ただ、どこも金儲けのロジックと市場の洞察のところが弱く、一番重要な気がするんだが・・・、全体的に学校のレベルの域を出てない感はあります。勉強のための勉強になってる。いいんだけどさ、そりゃ勉強にし来たんだから。けど、目標としては、ここでガチのビジネスができるようになる、にしたいと思ってます。

またどこかで、「コマルが課題をぶっちして、サランヤがブチキレる」編というのを書こうかな。インド人女子達のケンカ。結構荒れて大変でした。

授業終わりに集まって、ランチしながら、進捗確認したりしてます。
おじさん的には、「あー学生!」って感じで好きです。他にないっすから、そういう機会。

にしても、インドって大きな国

で、インドと私、ってのが意外。まあ、こんだけインドの人がカナダにいると、その可能性は大いにあるんでしょうけど、けど、意外。想定してなかった「カナダでインド人と英語で勉強する」。最近はインド英語に接してる時間の方が長い気がする。(結局インド、インド、スリランカで全部そっち系) う~ん、なんかわけわかんないけど、すごくエキサイティングな感じ。イイね。

今まで私自身が全然知らなかったってのが、ちょっと申し訳ないので、いろいろ調べています、インド。それより勉強しろよって話ですけど。仲良くなるには、Key word トークが一番。Sushi、Ramenって言われるとうれしいのと一緒です。

北インドと南インド、西にも東にも大きな街があります。とにかく、大きな国。宗教もいくつかあって、人種もさまざまな、言葉は100個くらいあるって言ってました。ヒンドゥーにタミル。文化もさまざま。食事もさまざま。歴史は言うまでもなく、古代文明から、あー、世界史で勉強したなぁ~って話がいくつも。調べて結構複雑だってわかると、この人達がまとまりないのも、コマルとサランヤのバトルもわかる(?) 気がします。

人口も中国を抜いて、経済も急伸、IT分野での存在感も増し増し。

想定外の展開ってのが人生、なのかしら?

ということで、この展開は、考えてもなかったです。ちょっと考えればありそうってことくらいわかるにも関わらず。それだけ、人間の想像力なんて、現実に起こることには遠く及ばないってことです。で、想定外、想定外で、もとに想像通りに戻るのか、あるいは、200%想像できない未来があるのか。40半ばの人生不安定おじさん、まだまだスリリングな経験ができそうです。(成績はともかく、単位はちゃんと取れよってのはありますが。。。)

日々、いろいろなことが起きていて、それはそれで楽しい。


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