本人も気づいていない心の鎧(よろい)の話
本人が気づかない自身の姿もあるのかな?と感じた話をします。
戦闘モード(?)の女性に会う。
最近Zoomで色々な方と話す機会が増えました。
その中で、とても気になる女性がいます。(Kさんとします)
初めに挨拶をされる時から、私は違和感を感じました。
なぜなら、Kさんは最初から「戦う」顔をされていたからです。
打ち解けよう、仲良くなりたいという表情とはまるで違うそれでした。
「戦う」気などさらさらない私なのですが、恐らくKさんは誰に対しても同じモードで接していらっしゃるのでしょう、本人も気づかぬうちに。。。
「論破」という言葉が浮かぶ
この方の闘争心丸出しの表情を見て、私は「論破」という言葉が頭に浮かびました。私が一度も口に出したことのない言葉です。
ググってみました。
論破:議論して相手の説を破ること。言い負かすこと。
心理学の専門用語を多用しながらのKさんのお話を、私はしばらく聞かせてもらいました。(時々チンプンカンプンになりながら。。。)
Kさんを見て、そして話を聞いて思ったこと
形は私との会話なのですが、Kさんの心は私を向いていない気がしました。Kさんに「孤独」を感じて仕方ありませんでした。
何かこの人は心に深い傷があるのかな?と、思いながら耳を傾けていました。
「心の鎧」の原因?ご自分の話が始まる。
暫くして、Kさんの話の内容が変わりました。
心理学の専門的なお話から、ご自分が幼かった頃のお話へと内容が変わっていきました。
ご両親はお二人とも学校の先生だったそうです。(私は先生に対する批判の気持ちは全くありません!事実を書きました)
子どもであるKさんに対して、勉強は出来て当たり前!小学生の時から成績はいつもトップクラスだったKさんです。それでもいつも、
「おまえはバカだ!」
「それぐらい大したことはない」
と、ご両親から言われ続けていたそうです。
ご両親のことを話すKさんの中に「愛」は感じられませんでした。
それはごく自然なお気持ちかと思います。
せめてどちらか片方の親御さんがKさんを褒めて育てていれば…と私は残念に思いました。
自身では見えない「鎧」
Kさんの心の鎧の原因をなんとなく理解出来たように思えました。
しかし、本人は恐らく気がついていらっしゃらないと感じます。
心の鎧は私には外すことは難しいでしょう。
Kさん自身が気づき、自ら外そうとしない限り、身に纏い続けるかもわかりません。
Kさんが気づき始めたこと
Kさんは小学生の娘さんに対して非常に教育熱心です。学んでこられた通りに娘さんを育てておられます。
私がほんの少し光を感じたのは、以下のKさんの発言を聞いたからです。
「いつの間にか嫌いな両親と同じように娘を育てているのでは?と、ハッとする時があります。」
「素晴らしい気づきですね^_^」
私はそうお答えするのが精一杯でした。
Kさんに感謝
話の途中から、Kさんはご自分のことを語り出されました。
相当勇気を出されたのだと思います。
両親が嫌いだという正直な心を私に見せていただき、その点で、とても嬉しく思いました。Kさんに感謝です。
※(上記の記事は今年の3月に書いて投稿しなかったものです。お陰様で、その後Kさんとは心の中の話をしあえる仲になりました。この記事はKさんに読んでいただき、投稿の許可をいただいております。)
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