見出し画像

ADHD(注意欠如・多動症)傾向のひとが大事なことをきれいさっぱり忘れたり、優先順位がメタメタになるのはなぜか?発達障がいについて

ADHDは忘れる脳なの?

「ADHDのひとは忘れ物が多い」とよく言われます。

スマホやカギをどこに置いたかわからなくなって家じゅうを探し回ったり、
同じ忘れ物を何度も何度も繰り返してしまったり...

「普通では考えられない」「やる気がないからだ!」と注意を受け、
その結果、傷つき、自己肯定感が下がってしまう場合が多々あります。

実際には、一時記憶として脳のワーキングメモリー(=作業記憶)に入っているのですが...


ワーキングメモリーへの入り方に違いがある


上の図の、脳の赤い部分が前頭前野です。
脳のあちこちにファイルされている情報をかき集めて一時的に保存することができます。

定型発達の(発達障がいではない)ひとの場合は、(わかりやすく表現すると)記憶が横並びに配置される感じです。

横並びの記憶


ところがADHD傾向のひとは、記憶がドンドン前に重なっていく感じになるそうです。心理学の講座で記憶と脳の関係について学び、わかりました。

新しい記憶がドンドン前に


前の記憶は存在しているのですが、隠れて見えず、急に出すことができない状態になります。周囲のひとに指摘されると、「ハッ!」と後ろにいる記憶の存在を思い出すことができます。ですので、完全に忘れているわけではありません。


優先順位がわからなくなる

実は上記のADHD傾向の状況は、私にも当てはまります。

「これは何が何でも優先しなければならない!」と、その時は思っても、
目についたもの、フッと浮かんだこと、新たに興味を持つものが出てくると、いとも簡単に気持ちが変わり、大事なことでも「忘れてしまう」のです。
(隠れた後ろの記憶へと移動)

ただし、命にかかわるような最大級の事柄については別で、その場合には異常なまでにそこに集中して行動できるように思います。


心がけていること

①自分は忘れやすい、優先順位は興味のあるものに偏る、と意識する。

②出来れば周囲に開示し、
「○○覚えてる?」「○○が最優先やで~」と声がけをしてもらえると更にGood!

③メモる。(ただしメモの置き場所を忘れないように工夫が必要)

④同じ失敗が続いたら改善策を考えるだけ、落ち込まない。

⑤理解してくれる優しいひとに話して、一人でため込まない。

⑥作業する周辺を整理して、視界に入ってくる物を少なくする。


ADHD傾向の方、ご家族の方、悲観しないでください。
たおたおが応援していますよ~♡


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

LINE登録で、30分無料カウンセリング
発達障がい、終活についても個別にお問合せできます。
ラインIDからの検索は@442rlkaq で。ポチっと👇


★LINE以外からのお問い合わせはこちらから
      ↓ ↓ ↓







この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?