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ショック!26歳で気づいた発達障害

今日は息子の発達障害がわかって、私の人生観が大きく変わった話をします。


息子は小さいときは誰とでも話をする、とても明るい子供でした。
幼稚園、小学校と特に悩みはなく、気づきもなく過ごしました。
中学生ぐらいから外ではおとなしい少年になり、

高校生になると、かなり内向的な感じに変わっていきました。

それでも息子は家では自然に会話ができ、時おりギャグを言って笑わせたりもしました。


ただ、いつの間にか、知らない人に対してはとても不自然な対応しかできなくなっていました。


私は、息子とは家の中で一緒にいることがほとんどなので、もしかしたら気づくのが一番遅れたのかもわかりません。


家族や仲のいい友人以外とのコミュニケーションがとても苦手、こだわりが強い、動きがどことなくギクシャクしている、耳から入る会話が整理できない、運動が苦手、他人の目を見ない等等……。

発達障害の条件がそろっているというのに、私は……



「指摘していって絶対に正してやらなければ!」と、いつも息子を怒っていました。

「挨拶は大きな声で!聞こえないと意味がないよ!」

「人と話すときは笑顔で!口角をあげる!」時には責めるように言い続けました。


今思えば、それができないで苦しんでいる息子なのに、有無を言わさず、その結果、ずいぶん苦しめてしまいました。


息子が「友達から『一度病院で診てもらったら?』と言われた。」と、私に話した時、私は


「そんなわけないでしょ!」

「意識したらなおるよ。」

そんな受け答えしかできませんでした。


息子は大学卒業後、就職を機に一人暮らしを始めました。仲のいい友達が近くにいてくれたので、何とか生活ができました。


しかしそれからは、仕事が続かず1回転職しましたが、
2回目の職場も想定外のことがあるとパニックになってやめてしまい、家に帰ってきました。


痩せてしまった息子を(元が太いので普通の体型)いたわるどころか、私は

「情けない!」

「やる気がない!」

「おばあちゃんが甘やかしたのも良くなかった。」

という気持ちになっていました。



市の職業訓練コースで3か月学んだあと資格を取り、家から通える貿易会社に就職が決まりました。とても嬉しかったです。しかし~!

それから3か月経ったころ、息子は上司からこう言われたそうです。

「契約期間満了です。お疲れ様でした。」要するにクビです😂




どんくさくて、手のかかる子どもではありましたが、人並みに就職はできると、私は勝手に信じていました。

しかしここまでくると、もう打つ手がなく、途方に暮れました。


そんな時、たまたまパソコンで目にした
「発達障害」という言葉が気になり、検索してみると…、

「こ、こ、これだったのかぁ!!」
今まで私は「発達障害」は他人事のように思っていました。


「まさかうちの子が!?」

「大学も悪くない成績で卒業できていたのに…。」

私はかなりのショックを受けました。目の前が真っ暗になりました。



それとは反対に、息子の状態の原因が明確になったことで、どこかホッとした私もいました。


「私は今日まで、何をしていたんだろう!?無理な事を強制し続けて、息子の心を傷つけていただけだった。」



そして、すぐに息子に面と向かって謝りました。

「今までお母さんは間違ってた。本当にごめんね!」



「息子がこうなったのは私の前世の行いが悪かったからだろうか?それとも育て方がまちがっていたのだろうか?」

苦しい心になりました。自分を責めました。しかし、くよくよしたってどうにもなりません!

また、この症状は親の育て方が原因ではないということを本で読み、安堵しました。



「普通に」生きなくたっていいんじゃない?この子が生きやすくなるのが一番だいじ!

それから息子がどう生きていけばいいのか?試行錯誤が始まります。



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