心から悪いと思った時にやっと言える「すみません!」自閉症スペクトラムの息子の特徴と対処
常識がないと怒っていた私
息子は(ASD=自閉症スペクトラム、ADHD=注意欠如・多動症)相手に対して本当に悪いと思わなければ「すみません」が言えません。
一昨年の春に発達障害とわかるまでは
私はいつも怒っていました。
「そこは『すみません』って、頭を下げるのが常識やろ⁉️」
この言葉を何度息子にぶちまいたことか💦
無言で固まっていた息子の頭の中では
「そこってどこ?」
「常識って何?」という疑問が湧いていたのではないかと、今は想像できます。
息子の質問をきっかけに「すみません」を反省
人に声をかける時、相手に何かしてもらった時、明らかに相手のほうに否があっても円滑な関係維持のため…
私は「すみません」を多用していました。
5、6年前に息子と出かけた際に、横断歩道でスーツ姿の若い男性とちょっとぶつかったことがありました。
「あっ!すみません!」思わず私から言い、男性も「すみません」と言われて立ち去られました。
「何で謝るの?あの人のほうから走ってきてぶつかってきたのに…」
息子の質問でハッとしました。
そう言われればそうやなぁ、別に言う必要もないか…
確かに私は「すみません」を言い過ぎかも?せめて何か人にしてもらった時は「ありがとう」にしよう!
息子から気づきをもらう事もありました。
生きにくさからの脱却のため「すみません」の練習
息子が発達障害とわかり、発達障害を学んでいくうちに今までの対応のマズさを反省しました。
「『すみません』って、謝る時以外にも『こんにちは、ニンハオ』みたいに知らない人への呼びかけだったり、そこまで悪くなくても気軽に言えたりする言葉になっていると思うで」
その後はノートに具体的な「すみません」のシチュエーションを文字や絵で書き出しました。
息子は聴覚情報処理障害がありますので。
「この場合は『すみません』て言うたほうが良いと思う?」
「この場合は言わんでもええかな?」
という感じで…
その後、息子は少しずつですが
「大人のすみません」を理解出来るようになりました。不思議とは思わなくなりました。が、使うには至っておりません。別に無理して言わなくても良いかな?「すみません」を…
発達障害に対応する側として思うこと
発達障害の対応は、じっくり焦らずが大切になってくるかと思います。心の余裕が必要です。
とてもセッカチで、答えがすぐに欲しい私ですので、自分自身も整える必要を感じております。
最後にひとこと…
「すみません」は便利で、結構ありがたい言葉なんですけどね〜(≧∀≦)
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