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芸大の授業はどのようなものなのか?

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2021年4月から大阪芸術大学(通信)美術学部美術学科(油画コース)3年生に編入しています。ここでは芸大の授業がどのようなものなのか?を紹介しつつ、芸大の授業を通じて、アーティス…
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ゴリゴリの理系人間が芸大を卒業した雑感

ゴリゴリの理系人間が芸大を卒業した雑感

思い立って2021年4月に大阪芸術大学の3年生に編入し、早いもので3年が経ち、2024年3月末に無事に大阪芸術大学を卒業することになりました。

ちなみに、1年目の雑感はこちら。2年目の雑感はこちら。卒業制作の雑感はこちら。

芸大に行ってどうだったのか?芸大に行ったことで、ゴリゴリの理系(ロジック/左脳)人間にどのような変化があったのかについて、記載したいと思います。
今回は大阪芸術大学通信部美

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卒業制作を終えた雑感。

卒業制作を終えた雑感。

早いもので、芸大生になって3年が経とうとしています。
ちなみに、1年目の雑感はこちら。2年目の雑感はこちら。

芸大生3年目の2023年度を総括すると、
「絵に向き合えなかった1年」でした・・・

仕事にプライベートに忙しく、ゆっくりと絵に向き合えませんでした。さらにいうと、自分にも向き合えなかったのだと思います。絵を描くことは、自分と向き合うことと同意ですから。

夏のスクーリングは絵画を描く系

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学芸員資格講座。

学芸員資格講座。

アーティストになるべく、大阪芸大の3年生に編入し、創作活動をしているのですが、せっかく、アートを学ぶならということで、ついでに学芸員の資格取得講座に参加することにしました。

元々、絵画鑑賞は好きで大学時代から海外旅行の際にもルーブルやオルセーなどの美術館を巡ってきました。そんなわけで観る側の視点に加えて、企画する側の視点も養いたいと思い、学芸員資格講座を受講しました。

学芸員とは?そもそも学芸

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芸大2年目を終えた雑感。

芸大2年目を終えた雑感。

早いもので、芸大生になって2年が経ちました。
ちなみに、1年目の雑感はこちら。

1年目はそもそも油絵の扱い方すら知らない状態でしたので、その点、2年目は余裕を持った形で過ごすことができたと思います。

絵を描く系のスクーリングは2年目の夏と冬で計6科目(36日)がありました。スクーリング時は朝9時30分から18時10分まで丸一日芸大で過ごすことができますので、結構、作品づくりに集中できます。

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本質をつかむとはどういうことなのか?

本質をつかむとはどういうことなのか?

芸大で思いで深い授業の1つに「平面基礎(後半)」があります。どのような授業かといえばフロッタージュ(凸凹のあるものの上に紙をおいて鉛筆などでこすって模様をつける技法)やコラージュ(素材を貼り付けて表現する技法)などの絵画技法を学ぶというもので内容自体は変哲のないものでした。

なんとなくのフロッタージュ初日はフロッタージュの技法を用いて、自由に表現しましょうというお題だったように思います。そこで、

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デッサンの授業を受けてどうなった?

デッサンの授業を受けてどうなった?

芸大の授業を受けて、自分にどのような変化が生じたのかということで、まずは美術の基本となるデッサンについて、触れたいと思います。
デッサンとは、鉛筆、木炭、コンテなどを使って、描いた線画のことを言い、絵を描くための基本となります。例えば、油絵を描く際にも、いきなり筆で描く人もいますが、多くはキャンパスに下絵をデッサンで描く方も多いようです。

授業を受ける前のデッサン課題。ヒドいです・・・まずは授業

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芸大ではどのような学びがあるのか?

芸大ではどのような学びがあるのか?

2021年大阪芸術大学(通信)芸術学部美術学科(油画コース)3年生に編入し、1年が経ったのですが、芸大の通信でどのようなことが学べるのかをシェアしたいと思います。

私の場合は、油絵を描いてみたいということがあったので、通信であればスクーリングしなくても(学校に行かなくても)卒業できるようなところもあったのですが、それでは学びも少ないだろうということでスクーリングできるところを探して、大阪芸大にし

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芸大1年目を終えた雑感。

芸大1年目を終えた雑感。

2022年3月4日

経営者の創造性はどこからくるのかを探求するために、入学した芸大で、なんやかんやありましたが、無事に1年目を終えました。

絵を描く系のスクーリングが夏と冬で計5科目(30日)受講したなかで、自分の体験やアート思考を持っている受講生らと話した経験ではありますが、創造性は当たり前のことですが、自分の中にしかありません。はい、これが結論です。
では、自分の中にある創造性をいかにして

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