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宙に舞い静止するアホウドリ 〜 ピンク・フロイド Echoes 和訳, フィンランド・ヘルシンキ編

1983年5月12日, フィンランド・ヘルシンキ

1983年4月26日ユーラシア大陸「ほぼ」一周旅行を目的に横浜港にて日本を発った拙者、2泊3日の船旅を経て4月28日に当時のソ連のナホトカに着き、ナホトカで1泊, 翌4月29日に列車でハバロフスクに進んで(双六かよ, 笑)1泊, 翌4月30日からはシベリア鉄道の旅, 3泊4日の列車旅を経て5月3日にイルクーツク着, イルクーツクでロシア人少年少女とフリスビーして遊んで1泊の後、翌5月4日にシベリア鉄道の旅を再開, 4泊5日の列車旅を経て5月8日にモスクワ着。

で、モスクワでは2泊3日滞在した後、5月10日夜10時ジャスト(モスクワ駅)発のフィンランド・ヘルシンキ行き夜行列車に乗って、翌5月11日、拙者としては初の「ヨーロッパ」入りを果たした。

当時のロシアはソ連、あの時代, 「ソ連はソ連!」(笑)という特殊な時代だったから, ロシア(当時のソ連!)がヨーロッパであるという感覚など殆ど持てず、そういうわけで フィンランド に入った時が、当時としては初の「ヨーロッパ」進攻(戦争じゃないけど, 笑)だったのだ。

で、1983年5月12日。今日2021年5月12日から遡ること, ちょうど38年。

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この後、スウェーデン・ストックホルムへ。流石に 1泊2日しかしなかった国はフィンランドだけかな(因みにヨーロッパ域内では長いところではドイツ, 当時の西ドイツ及び東ドイツ・東ベルリンは3週間ほど旅し、ギリシアは1ヶ月滞在した)。

フィンランドってだいぶ前から教育が高く評価されていて子どもたちの創造力込みの学力が世界トップ・レベルだったり, あるいは昨年来のコロナ禍における報道で知ったところによると「ヨーロッパ」にあって例外的にコロナ禍と関係なく普段から「ソーシャル・ディスタンス」するかなり雑な言い方すると「アジア」的な文化の一面があったり(つまり矢鱈ハグしない, ヤタラ握手しない, というわけでその点だけは少なくとも外形上は日本にも近い)、ってなわけで興味深い国ではあるし、実際, 美しい国だったなぁというおぼろげな印象が今も残ってるんだけど、拙者=筆者はあのとき, ユーラシア大陸「ほぼ」一周旅行をしようとしていて(実際, ソ連・ヨーロッパ・中東 [アフリカ大陸北東端のエジプトにも行ったけど] ・アジアを跨いで 10ヶ月ほどのバックパッカー海外「放浪」もどき旅だった)、フィンランド・ヘルシンキの後は, 有効期間 2ヶ月間のユーレイル・パスを使ってヨーロッパ域内・中東への入り口となったギリシア・アテネに, つまり 2ヶ月以内で辿り着こうとしていた。だから, フィンランドさん、あの時は御免なさい, 拙者, フィンランド にももっと居たかったけど, 1泊だけでした!

1983年5月12日, フィンランド湾 〜 宙に舞い上がったまま静止して垂れ下がるアホウドリ

本 note 投稿のタイトル上に掲載した写真は, 1983年5月12日にフィンランド・ヘルシンキで撮った写真。手前に見える鳥たちは明らかに鳩だけど, 水面に舞い上がってる鳥たちはちょっとはっきりしません。あれって,  アホウドリ ってことにしませんか(笑)。

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Overhead the albatross, hangs motionless upon the air, and deep beneath the rolling waves in labyrinths of coral caves. The echo of a distant time (tide) comes willowing across the sand, and everything is green and submarine ♫

頭上 空高く アホウドリ が, 宙に舞い上がったまま静止して垂れ下がる。そして 揺れる波間の奥深く, 珊瑚の洞窟の迷宮の中, 遠く離れた潮の流れ, 遥かな過去の残響が, 砂地を越え, 風に舞う柳の如くゆらゆらとやって来る。そして 何もかもが青々とした緑色を成し, 海の底に .. 

Echoes 〜 Pink Floyd, its edited version from their fourth compilation album "Echoes: The Best of Pink Floyd" released on November 5, 2001 (originally included on their sixth studio album "Meddle" released on October 31, 1971) 

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。

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頭上 空高く アホウドリが (*1)
宙に舞い上がったまま静止して垂れ下がる
そして 揺れる波間の奥深く
珊瑚の洞窟の迷宮の中
遠く離れた潮の流れ 遥かな過去の残響が (*2)
砂地を越え 風に舞う柳の如くゆらゆらとやって来る (*3)
そして 何もかもが青々とした緑色を成し 海の底に (*4)

誰も我々を陸地に導かなかった
誰もが 何処にいるのか 何故そこにいるのかを 分かっていない
しかし何かが目覚めて動き出し 何かが試みを始める (*5)
そして 光に向かって 登り始めるのだ

通りすがりの見知らぬ者どうしが
偶然にも 一瞬その視線を交わす
実は私はあなたであり 私が見ているのは私自身なのだ
私はあなたの手を取り
この地の何処(いずこ)かに導き
自らができる最上のことは何なのか 理解することになるだろうか?

先に進むよう呼びかけるものなどいない
視線を落とすよう強いるものもいない
言葉を発するものはいないし 我々のように試みるものもいない
太陽の周りを飛ぶものなどいないのだ

雲ひとつない毎日 あなたは 覚醒した私の眼に舞い降りる
私に起き上がるよう 誘い(いざない) 鼓舞しながら
そして 壁に埋められた窓を通し
陽の光の翼に乗って差し込んでくるのは
眩い(まばゆい)ばかりに光り輝く何百万もの朝の大使 (*6)

私に子守唄を歌ってくれるものなどいない
私の目を閉じさせるものもいない
だから私は窓を大きく開け放ち
空の向こうのあなたに呼びかけるのだ

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注釈 *1~6 については次章の初出 note 投稿に。

ピンク・フロイド 「エコーズ」 を和訳する 〜 空を見上げ、アムリトサルで、ダラムサラで、ポンペイで、そしてスタンリー・キューブリック「2001年宇宙の旅」を観ながら聴く、不朽の名作 "Echoes" by Pink Floyd

インド・アムリトサル(この時はまだ訳してはいなかったけれど BGM の中に)

インド・ダラムサラ はここ!

ポンペイで、アムリトサルで、ダラムサラで聴く 〜 ピンク・フロイド 「エコーズ」 (歌詞和訳)

2001年宇宙の旅 と ピンク・フロイド 「エコーズ」 の シンクロニシティ 〜 歌詞和訳

「ブレードランナー」から「2001年宇宙の旅」/ "Echoes" へと巡る旅 〜 〜 経由地は「いまを生きる」「6才のボクが、大人になるまで。」「生きる」「ゴンドラの唄」, "To the Virgins, to Make Much of Time", 途中下車して「ウィンザーの陽気な女房たち」, "Welcome to the Pleasuredome" "Relax", 「アポロの歌」, "If" & "If", 「ツァラトゥストラはこう語った」

ピンク・フロイド Echoes 歌詞和訳 〜 ネットで入手した「英語原詞」に誤り発見 (2021年5月12日, 翌5月13日 note 投稿)


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