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自筆証書遺言の検認手続きについて
自筆証書遺言の検認手続きとは?
故人の残した自筆の遺言書が発見された時、どのような手続きが必要か、あなたはご存じですか? まず最初に行うべき手続きは、自筆証書遺言の検認手続きです。
自筆証書遺言の検認とは、遺言書を家庭裁判所に提出し、その内容や形式などを確認してもらうためのお手続きです。
故人が自宅等に残した自筆の遺言書に基づいて相続手続きを行おうとする場合には、事前に家庭裁判所に申立てをして
━ 遺産の相続手続きの基本事項②━
【はじめに】 前回の「遺産の相続手続きの基本事項①」では、主に戸籍収集(相続人の確定)についてご説明しました。
よろしければ、こちらをご覧ください!
今回は続編として「遺産の相続手続きの基本事項②」と題し、戸籍収集に続いてする、相続財産の確認や遺産分けの話し合いなどについてご説明いたします。
【まずは相続財産を把握する】相続手続きを進めるにあたり、故人の財産(相続財産)を正確に把握する必要があ
遺産分割前の預貯金の払戻し制度の創設
1.はじめに2019年7月1日、遺産分割前の預貯金の払戻し制度が創設されました。
今回は、この制度についてご説明します。
2.従来の制度従来の制度(図1)では、預貯金口座の名義人が死亡すると、相続人全員による遺産分けの決定(遺産分割)の成立前に、各相続人が勝手に、預貯金の払戻しを行う事はできませんでした。
したがって、相続人間で遺産分割が成立するまでの間は、被相続人の入院費用・葬儀費用といった必
~特別縁故者への財産分与について~
━ 特別縁故者への財産分与のお手続き ━
【はじめに】身近な人が亡くなった場合(今回、お亡くなりになった人を被相続人と記載させていただきます。)、ご遺族のかたはまずはご親族へのご連絡をされ、そのあとすぐにご葬儀のお打ち合わせ、また役所への死亡届の提出、そしてご葬儀が終わった後は、年金関係のお手続き、公共料金の名義の変更等、各種届出などを経たうえで、被相続人が残した遺言書がない場合、法定相続人全員
「該当者多数!相続トラブルの具体的事例」
【はじめに】最高裁判所は、裁判所で争われている各相続紛争事案における遺産総額がどの程度であるかを公表しています。そしてその内訳は、遺産総額1,000万円以下の事例が約3割、同じく1,000万円を超えて5,000万円以下の事例が約4割であることから、これを受けて「遺産が少ないほど揉めやすい」と言われたりします。
しかし、遺産の大小もポイントではあるものの、大切なのは「争っている相続人間で、なぜその